偽マフティーとなってしまった。   作:連邦士官

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 パンプキンマンがビルドファイターズでHi−νガンダムに乗っている‥‥。


第35話

「確かにただのブライト・ノアだな、大尉。それで、そのコックピットに居るのは?」

 ブライト、プルシリーズに触れてくれたな。やっと本題に入れる。リディとバナージが滅茶苦茶コックピットの方を見ている。マリーダは居ないぞ。

 

「ブライトなら知ってると思うが、エルピー・プルを覚えているか?アクシズから盗まれたプルシリーズのデータとサイド3のギレン派がプルシリーズを研究して、火星で運用していたデータを元に新たなプルシリーズが作られたようだ。木星のクローン技術などが使われているかもしれん。」

 ブライトが目を見開き、リディが強く歯を食いしばって、バナージが強く拳を握っている。いや、そんなニュータイプ特有のヤバそうなオーラ出てそうな怒り方されたって‥‥荒れた心に武器は危険なんですよとかウッソが言ってた気がする。

 

 あいつ、母親ギロチンでも大して荒れた心にならない鉄壁メンタルだからな。アムロも逆襲のシャアらへんで、母親が殺されてもあんまり動揺しなさそうだが。むしろ、ルー・ルカの緑の前衛的ファッションの方が動揺するかもしれな‥‥いや、ないな。チャーミングで受け流すだろ、本心はともかくとして。ハマーンが幼いときに会ったのがアムロなら絶対的にアムロに惹かれるだろうしな。完成された男性像がある。

 

 マジレスウッソはハマーンがダメージを受けるし、ジョナサンとハマーンはお似合いなのでは?シャアは駄目だぞ。パイロットしかできないのを女を口説くのに使う上に、やれば一流に政治家もできるからな。超一流に負けるけど。

 

「プルシリーズが量産されていた!?まさか!アムロ、木星や火星を調べるために居なかったのか!」

 ブライト、アムロじゃないって。天パならプルシリーズ捕まえずに「可哀そうだが。」もなしに瞬殺してるって。アイツはそういう男だから。割り切りと判断が早いから。

 

「あぁ、そうだ。だが、俺はアムロじゃない。ブライト、俺がアムロならここまで酷いことになっていないさ。シャアでも同じだ。何者でもないからこうなってしまった。フル・フロンタルのようななり損ないでもないぞ、リディとバナージ。ニュータイプでもなければ強化人間でも無いからな。人の心だってわかりやしない。ニュータイプも同じかもしれないがな。」

 ガン見するなよリディとバナージ。怖いよ。

 

「大尉が言うなら、そうかもしれないな大尉。しかし、敵の狙いは?どこにあると言うのだ大尉。」

 いや、明白でしょ。ガンダムあるあるのトンチキインテリの面白ガバ革命でしょ。

 

「ジョージ・ジョンソンはニュータイプによる革新、地球環境の為に人間を地球から叩き出して、プルシリーズによる統治によって地球を管理して、母なる惑星の回復を狙っているようだ。レジオンというプルシリーズにより統治されている火星は成功しているから、レジオンがそれの予行練習だったかも知れない。」

 よく分からないからなあの紅茶野郎。宇宙世紀版英国兵器を作っても紅茶ならあり得るし。

 

「あれがそんなことを!?」

 ブライトすらあれ呼ばわりとかエゥーゴで何をやらかしたんだよ!紅茶!

 

「何をしたんだ?教えてくれブライト。」

 マジで何をしたんだよ。

 

「エゥーゴがハワイを抑えるためにニホンからジョージ・ジョンソンの設計をしたステルス船で単身、ハワイに乗り込んだ。」

 ふーん、やるなあの紅茶。頭おかしいけど。

 

「それがな。レーダーに映らないために樹皮、竹、ラップ、ビニールシート、布で船体を作ってそれにステルス塗料を塗って、そのヨットでな。そして、着いたときにはその何だ。ダカールでクワトロが演説をしていてハワイもエゥーゴ支持になっていたんだ。」

 道化かな?太平洋をトンチキヨットで横断って凄いなあいつ。

 

「機器も一切載せずに目算で緯度経度を割り出して踏破したから、エゥーゴ内でも噂になった。」

 いや、目算で緯度経度、方位割り出しとか天才では?何なのアイツ?やっぱり、スペック高すぎて頭がおかしくなった類では?

 

「それは大航海時代なら偉人だな。他にもなにかあるのか?ブライト。」

 あいつの経歴、これ以上おかしくなるのかよ。

 

「あぁ、NT-1の開発から、GPシリーズと言われる計画の研究員、ネティクスと呼ばれる兵器からTR計画に参加して、ユニコーンシリーズの開発にも関わっているようだ。」

 紅茶野郎を関わらせるとか頭アナハイムかよ。頭アナハイムだったな、アナハイムだから。とりあえず、アナハイムが悪いな。

 

 アナハイムと地球連邦とジオンはすべての悪事を吸収するからな。

 

「とすると、新兵器があるかもしれないな。ブッホも独自の軍事技術施設を持っているからな。アナハイムの何割が寝返ってるかもわからないのにな。地球環境の為にまだアクシズを落としてこない分はマシかも知れないが。ブライト、ルー・ルカとジュドー、カミーユとは連絡がついたのか?A.G.E.に拘束されかねないぞ。」

 いやマジで。でも相手を一方的に倒せるとは思うけど。

 

「それについては俺から話があります。」

 バナージ!もしかしてミネバ派と合流してるのか?

 

「それらの人とオードリーはセイラ・マスさんと一緒に居ます。A.G.E.から見つからないようにする為に月都市に隠れているはずです。」

 月までは無しか。それにしてもガバガバ軍隊だなぁ。まぁ、スウィートウォーターに居ただろうシャアやミネバすら発見できない宇宙世紀人ならあり得るだろう。

 

 ナナイすら発見できない地球連邦軍はガバ過ぎるんだよな。エコーズが頑張ってマフティーダンスの動画を人力削除してミラーで増えてるのを考えても宇宙世紀はなぁ。でも、下手にAIに任せたらAIが勝ちそうだしな。なんとも言えない軍だ。

 

「なるほど。他にはなにかあるのかな?」

 まぁ、ない方がいいけどさ。

 

「ナナイ・ミゲルという人のレウルーラが宇宙のレウルーラ艦隊と合流して、ここアデレードに降下をしてくるみたいです。ミノフスキークラフトに載せ替えたと聞きました。」

 アナハイムがまたやらかしたのかな?レウルーラ艦隊が降下してくるとか地球連邦軍が弱い証明では?

 

 いや、宇宙は広いからな。地球連邦軍でも地球周りしか管理できてないんだろう。だとしたら地球連邦政府が宇宙に口出しする筋合いないんじゃないのか?

 

「ブライト、ロンド・ベルはどう見る?」

 ラー・カイラム隊が残ってるんだよな。本気でさ。

 

「私にはキンバレーの考えていることがわからんよ。」

 俺にもわからんよ。あいつ、脊髄反射男なのでは?とは思うけど事務処理ではそこそこらしいから馬鹿ではないと思うが。

 

「大尉!ブライト・ノア艦長!これを聞いてください。」

 整備兵がラジオを持ってきた。流れる内容はなんだ?

 

『我々、地球連邦軍北米方面軍としては、ジョージ・ジョンソン氏は正規の手段を踏んだ首相とは言い難く、首相の弟君の安否すらわかってない今、これは軍事クーデターと言うような疑念があり、中立の立場を表明させていただく。市民の生活を守るために、真偽の確認が出来るまではジョージ・ジョンソン軍ならびに、マフティー軍が我々の管区に近づいた際には撃墜すると申し上げる。』

 事実上の北米独立宣言では?いや、マフティー軍とジョージ・ジョンソン軍の勝った方に後乗り、勝ち馬にライドしていけみたいな宇宙世紀あるあるな気もする。ジュドーもブライトを殴るわけだ。

 

『続きましては、ニホン駐在軍からの発表です。』

 キャスターさぁ、どう考えてもおかしいだろ。指摘しないのか?いや、グリプス戦役でやってたけどさ勝ち馬乗り。

 

『えー、我々ニホン駐在軍としましては地方議会である、ニホン議会の要望を受け入れます。現状、正規の手続きを確認できないので、中立の立場を発表いたします。』

 お前らもかよ。

 

『我々、ニホン議会は変わっていかないといけないと思います。だから、変わります。変わるのは変わるということであり、変わらないといけないから変わります。しかし、変わらないといけないから変わるのであり、正当な手続きをジョージ・ジョンソン氏が踏むのなら、変わらずに正当な政府の管理下に戻ります。今は変わらないといけないから変わらないといけないと思っています。』

 何言ってんだコイツ。内容無いだろ、頭からっぽかよ。ブライトだって眉を顰めて‥‥年を取る度に眉が薄くなってるぞブライト。

 

『確認できただけで6以上の方面軍や駐在軍が中立の立場を表明しています。ジョージ・ジョンソン氏の治安維持活動にて、野党の多くの政党の議員が死亡しており、与党議員も死者が多く、中央議会の議員の死者が一年戦争時水準まで上がりました。議会の再開と議員の再選を求めた地球連邦政府中央銀行総裁や与野党臨時幹事長・政調会長がキンバレー隊に拘束されており、首都の混乱がわからないようです。この事態に対して、サイド1を視察中だった為に、唯一、宇宙にいた食文化委員会副長官は臨時首相就任式を行いました。ソロモンを臨時首都と宣言をし、ジョージ・ジョンソン氏をクーデター軍として国家の敵認定をしました。』

 頭おかしいのでは?国家分裂RTAかな?

 

『オエンベリ軍によりますとオエンベリで人質になっていた閣僚たちにより、亡命政権の樹立が完了したようです。』

 何をどこに亡命だよ。亡命ってなんだよ。なにを亡命するんだよ。意味不明だわ。頭フランスかよ。

 

「大尉、聞いていたのか?」

 知らないよ。意味不明すぎるから、聞いていたのかとかブライトは聞かないでくれ。ラジオのせいでえらい目にあった。

 

「ブライト、俺も初耳だ。知っていたらアーガマよりもラー・カイラムに乗っているさ。ああいうインテリらしい事は俺にはわからないからな。拳銃を振り回せばなんとかなる事しかわからないよ。見ればわかるだろ?政治には詳しくはないさ。」

 どうすれば良いか分からないし、オエンベリのやつらもA.G.E.も知りはしない。ハサウェイもバナージもリディも拗らせているしな。ミネバとセイラにぶん投げる。やれる奴がやれる様にしてやるのが一番手っ取り早い。間違えたなら官僚に尻拭いをさせてやればいいだけだ。能力が高いから汚職だって出来る。なら、汚職をする暇もなく業務をさせていれば良いはずだ。

 

「だけれど、世間はマフティーを求めていますよ。」

 それこそ知らんがな。マフティーに勝手に期待するなよ。期待をして勝手に裏切られたとかで盛り上がる類の人間ばっかりだろ宇宙世紀人。

 

 そう考えたら俺の時代も似たような感じだし、宇宙に人が上がろうとも人間は人間だから、根源は同じなんだろう。

 

「私達がいればマフティーは必要がない!」

 よく今まで黙っていたなプルシリーズ。マフティーが必要ないと良いけれど現実はそうじゃないだろ。問題が問題を大きくしている気がする。転がりすぎた気がするよ。ジェガンで二刀流させられて戦わされて、給料はないのにビルからダイブさせられる。おかしくないか?なんで、俺ばかりこうなる?

 

 まぁいい、次からはバナージ、ハサウェイ、リディが何とかしてくれるはずだ。何とでもなるはずだ。サイコフレームが光ればコロニーレーザーだって弾き返せる。しかし、サイコフレームクスィーガンダムが気になる。あんなものをサイコフレームにするなよ。頭にサイコフレームを巻いて宇宙からの電波を遮断してるタイプの人間か?

 

「マリーダさんと同じプルシリーズなのか?」

 まぁ、厳密に言えばミネバの従姉妹だぞ全員。グレミーもな。だけれど、グレミーはデギンの息子疑惑もある。量産型従姉妹ってすごい響きだな。

 

「あぁ、彼女らはプルシリーズだ。ギレンの精子とニュータイプの卵子を使って更に遺伝子から強化されたそういう人間だ。ミネバの従姉妹だな。マリーダやプルたちは。」

 バナージが驚いた顔をする。いや、ミネバだって知ってるだろそこら辺。いや待てよ、知らないかもしれないな。もしかして、これを知ったらミネバがマリーダの過去を気に病むかもしれないが俺は悪くはないはずだ。悪いのはガバガバ法治国家の地球連邦だろう。

 

「それじゃあ、まるで!」

 リディが怒りを爆発させているがそんなのを俺に向けるなよ。

 

「そうやって、感情を剥き出しにした事で見えなくなる事だってある。なぜ、プルシリーズが生まれたかを考えないといけない。エゴだよこれは。人類が思い上がって神になったつもりで人間を創ろうとしたからこうなる。」

 とりあえず、リディが暴発しないように受け流してやる。次は降下してきたレウルーラ部隊とキンバレー隊狩りに出かねばならない。光の翼があればこんな事をしなくてもいいのだが‥‥。

 

「こんな事って!」

 バナージの言葉で今日の勝利の熱は引いて行った。

 

 

 




 ミハエルの前世を一回挟んだほうがいいのか悪いのか。
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