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「豚骨発祥」久留米ラーメンを広めたい! 本気のガチ炊きスープで全国を行脚するラーメン職人

山路力也フードジャーナリスト
久留米で生まれた豚骨ラーメン。

久留米の人気ラーメン店が物産展に

18日まで『そごう千葉店』で開催中の「秋の九州物産展」に出展中。
18日まで『そごう千葉店』で開催中の「秋の九州物産展」に出展中。

 秋になって全国各地のデパートでは「物産展」が賑やかに行われている。千葉県千葉市にある『そごう千葉店』(千葉県千葉市中央区新町1000)でも、9月18日まで「秋の九州物産展」を開催中。その目玉となっているのは、やはり豚骨ラーメンだ。

 九州には地域ごとに豚骨ラーメンの文化があるが、福岡県久留米市の「久留米ラーメン」は、豚骨ラーメンの発祥とも言われており、博多ラーメンをはじめとする豚骨ラーメンの源流ともされているが、その知名度は博多ラーメンなどと比べると全国的にも低い。

自ら全国の現場に入ってラーメンを作る、『拉麺 久留米 本田商店』店主の本田眞一さん
自ら全国の現場に入ってラーメンを作る、『拉麺 久留米 本田商店』店主の本田眞一さん

 豚骨発祥の久留米ラーメンを全国に広めたい。そんな想いで日々厨房に立っているラーメン職人が、『拉麺 久留米 本田商店』(本店:福岡県久留米市南3-27-29)店主、本田眞一さんだ。

 2010年の創業以来、久留米のラーメン店主たちと共に全国各地のラーメンイベントやデパートの催事などにも精力的に出店し、久留米ラーメンの知名度を上げる活動を続けてきた。今回『そごう千葉店』には初の出店となる。

「久留米と変わらぬ味を出したい」

デパートの催事でも一切手抜きなし。
デパートの催事でも一切手抜きなし。

 久留米ラーメンの特徴として「呼び戻し」と呼ばれる技法がある。「鰻のタレ」のように前日の豚骨スープをベースに骨を継ぎ足して作ることで、一回ごと取り切ったスープよりも旨味が深くなると言われている。

 本田さんも久留米の伝統である「呼び戻し」の製法を使い、国産豚骨を強火で炊き上げてスープを作る。そのスープをしっかりと丁寧に漉すことで、豚骨の旨味を蓄えながらも雑味がない味わいを表現。久留米ラーメンの新たな境地を生み出した。

麺は自慢の自家製麺を久留米から直送。
麺は自慢の自家製麺を久留米から直送。

 そんな久留米の味を全国の人に食べて欲しいと、デパートの催事であっても可能な限り同じ食材を使って久留米の店舗と同じ味になるようにしている。店主の本田さんも自ら全国の催事の現場に入って、朝から晩までラーメンを作り続けている。

 久留米のラーメン職人が久留米ラーメンのために本気で挑む物産展。千葉の人たちの反応も上々のようで、連日想定している杯数以上が出ているとのこと。ぜひこの機会になかなか関東では食べる機会のない久留米ラーメンを食べてみて欲しい。

そごう千葉店にて9月18日(木)まで開催中。
そごう千葉店にて9月18日(木)まで開催中。

第82回 秋の九州物産展
 場所:そごう千葉店 6階催事場(千葉県千葉市中央区新町1000)
 期間:開催中〜9月18日(木)※17日は午後7時まで、18日は午後5時まで(ラストオーダーは1時間前)

※写真は筆者の撮影によるものです。

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ありがとうございます。
フードジャーナリスト

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/連載『シティ情報Fukuoka』/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/ウェブ『トーキョーラーメン会議』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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