男体山も雪化粧した2020年12月下旬。例年だと多くの観光客が訪れる日光東照宮は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で人通りもまばらだった。外国人宿泊客をメインターゲットにする近くのホテル「タートルイン」のオーナー、福田金也さん(63)は、宿泊客を迎えるため、共用スペースに数カ国語の案内ボードを並べながら苦笑いした。「東日本大震災の時よりも見通しが立たない。でも世界中が大変だから不満を言ってもしょうがないよね」
福田さんは大学卒業後の1979年、両親が定年退職後に始めたタートルインの経営に携わるようになった。当初は登山客が多かったが、80年代初めに母親が石油会社を経営する米国人観光客と散歩中に偶然知り合い、仲良くなった。滞在後、知人らにタートルインを紹介してくれたことがきっかけとなり、外国からの宿泊客が徐々に増えたという。
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