日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「日々のダダ漏れ」は、感動したもの、面白いもの、美味しいも
の、私が好きなもの等を、勝手気ままに綴るお気楽ブログです♪

ドラマの記事につきましては、期待しているドラマの初回の紹介、
ドラマの中で私が好きなセリフ、シーンを記憶に残すために書い
ています。基本的に、面白いと思ったものを、お勧めのドラマに
ついて、自由気ままに書いていますので、面白いと思った回だけ
を単発で書いたりすることもあります。記事のスタイルは、まだ
まだ模索中なので大きく変更する事も。ご了承下さい(*^。^*)

「あんぱん」第120

第24週「あんぱんまん誕生」

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

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「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

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「日々のダダ漏れ」

 

 

のぶ) はい。

郵便配達) 速達です。

のぶ) あ、ご苦労さまです。

郵便配達) お願いします。

のぶ) ありがとうございます。

 

東海林が訪ねてから、

ほどなくして、高知から

手紙が届きました。

 

のぶ) 速達が届いたが。

嵩) ん?

のぶ) 高知新報の。

嵩) え? あ…東海林さん?

のぶ) ううん。

 岩清水琴子さんから。

嵩) え?

のぶ) 高知新報で一緒に働い

 てた琴子さんよ。岩清水さ

 んと結婚するって聞いた時

 は、驚いたけど。

手紙・琴子) 「柳井さん、のぶ

 さん、久しぶりにお便りする

 のに、悲しいお知らせをしな

 ければなりません。4月20日、

 東海林明さんが亡くなられま

 した。あの日、東海林さんは

 入院していた病院を抜け出し

 て、東京へ向かわれたのです。

 命の保証はできないと、お医

 者様は止めたそうです。それ

 でもどうしても、お2人に会

 って、確かめたいことがある

 と…。主人とお見舞いに伺っ

 た時、東海林さんは東京から

 高知の病院に戻られて、うれ

 しそうにお2人の話をなさっ

 ていました。東海林さんは、

 『あの2人はついに見つけた

 ぞ、逆転しない正義を』と、

 うれしそうにおっしゃって。

 本当にとてもうれしそうな笑

 顔で…。それからしばらくし

 て、息を引き取られたそうで

 す。東海林さんの最後の願い

 が届けばと思い、ペンを執り

 ました」。

のぶ) こんなことって…。

嵩) 命を削って…会いに

 来てくれたんだな…。

 

**********

 

(仕事部屋に入る嵩)

(机の前に座る)

(一枚のまっさらな紙を見つめる)

 

(回想)

東海林) おまんらあは、

 ついに見つけたにゃ。

 逆転せんもんを。

 

(回想)

のぶ) アンパンマンは、

 もっと飛べる。

 

のぶ) 嵩さん、まだ寝ん?

嵩) 悪いけど、先に寝てて。

のぶ) うん。

(そっと出ていくのぶ)

(鉛筆を手にとる嵩)

(やさしくふんわりと

描かれる曲線)

(パーの形をした、手袋の手)

(ひるがえるマント)

(動きの止まらない鉛筆)

(動きの止まらない、嵩の背中)

 

**********

 

(窓のカーテンから光がもれる)

(カーテンを開けるのぶ)

のぶ) 嵩さん、

 おはよう、朝だよ。

嵩) 出来た…。

(嵩のそばに立ち、絵を見るのぶ)

(両手を広げ、マントをひるがえし

空を飛ぶ、丸い顔のあんぱんまん)

 

**********

 

のぶ) 顔があんぱん。

嵩) そうなんだ。

のぶ) こんなヒーロー、

 初めて見た。

嵩) うん。

(原画を一枚ずつ見る)

のぶ) そっか…。ふう。自分

 の顔を食べさせるがやね。

嵩) あんぱんまんは、おなかを

 すかせて困ってる人に、自分

 の顔を食べさせて、ボロボロ

 のマントを翻し、夕暮れの空

 を飛ぶんだ。たとえ…自分の

 命が終わっても。

(半分になった顔で空を飛ぶ、

あんぱんまん)

嵩) 大丈夫。あんぱんまんの

 命は終わらない。続くんだ。

(パン工房に、

草吉に似たおじさん)

のぶ) ああ…。パン作りのお

 んちゃんが、新しい顔を…。

嵩) そう…。ダメかな…。

(涙があふれるのぶ)

のぶ) フフッ。

 そんなことない。

 フッ、そんなことない。

 はあ~。うち…。

 こういうヒーロー…

 ずっと待ちよった気がする。

嵩) フフフ…。

(嵩も涙をぬぐう)

のぶ) フッ。

嵩) うん。ハハッ。

のぶ) フッ。

嵩) はあっ。

 

**********

 

昭和48年10月、

嵩が新たに生み出した、

「あんぱんまん」は、子供

向けの月刊絵本として刊行

され、幼稚園や図書館に置

かれることになりました。

 

**********

 

登美子から、茶道を学んだ

のぶは、自宅で小さなお茶

の教室を開きました。

 

のぶ) 今日はここまでに

 しましょう。

生徒一同) ありがとう

 ございました。

のぶ) ちょっと、皆さんに

 聞いていただきたいお話

 があるんです。

 

**********

 

のぶ) 「とんできたふしぎな

 ひとは、いきなりたびびと

 にいいました。『さあ、ぼ

 くのかおをたべなさい』。

 たびびとはびっくりして、

 『そんなおそろしいことは

 できません』とことわりま

 したが、そのひとは、『ぼ

 くはあんぱんまんだ。いつ

 もおなかのすいたひとをた

 すけるのだ。ぼくのかおは、

 とびきりおいしい。さあ、

 はやく!』とせきたてるの

 です。あんぱんまんは、き

 ょうもどこかのそらを、と

 んでいます」。おしまい。

女の子) あんぱんまん、

 かわいいね。

のぶ) そう? ハッ。

女の子) う~ん、でも、顔

 を食べさせるのはちょっと

 気持ち悪い。

のぶ) そっか…。

女の子) いくらおなかが

 すいても、顔を食べるの

 は、ちょっとね…。

のぶ) うん…。

(大人の弟子の女性が、のぶ

のしょんぼりした顔を見て、

口をつぐむ)

 

**********

 

のぶ) 「あんぱんまん」、読ん

 でくれた? どうやった?

蘭子) うちは、大好き。

 うん。こじゃんとよかった。

のぶ) ああよかった。

メイコ) 娘らあにも読んでも

 らったけんど、「顔食べられ

 て痛くないのかな?」って

 言いよった。

羽多子) そりゃそうや。食べ

 るたんびに「痛い痛い」言わ

 れたら、遠慮してしまうで。

(笑い声)

蘭子) のぶ姉ちゃん

 しょんぼりするで。

のぶ) あ…

 うちはへこたれんき。

 少しでも多くの子供らあに、

 読んでもらいたい。

 

**********

 

<八木の会社>

八木) はいどうぞ。片付けは

 自分たちでやるのがルール

 だ。昨日はできてなかったぞ。

子供たち) は~い!

のぶ) 八木さん。

 この度は、あんぱんまんを

 置いてくださるとのことで、

 ありがとうございます。

八木) いや、こちらこそ

 助かるよ。ありがとう。

のぶ) よろしくお願いします。

(子供たちの部屋に、あんぱん

まんの絵本を飾る八木)

男の子) 八木さん、

 これどうやって遊ぶの?

八木) あ? それはな、輪を

 こうやって入れるんだ。

 もっとほら、離れて離れて。

(小さな女の子が絵本を手にとる)

(のぶの顔がほころぶ)

少年) 八木さん、のど乾いた。

八木) あ?

子供たち) 僕も! 私も!

八木) あ~分かった分かった。

 ちょっと待ってろ。

子供たち) イエ~イ!

  ありがとう!

のぶ) じゃあ私はこれで。

八木) 慌ただしくて申し訳ない。

のぶ) いえ。

(もう一度女の子を見て、

うれしそうに去っていくのぶ)

(飲み物を手に戻ってきた

八木が、女の子を見る)

女の子) フフフフ。

(夢中であんぱんまんを

見ている女の子)

(笑い声)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

嫌な予感はしていたんだよね…。

東海林編集長が…琴子の手紙死。

東海林の言葉に奮い立つ嵩。そ

して、ついにあんぱんまんが!

うん、あんぱんをただ配るだけ

じゃね。自分の顔を食べさせる。

キモイけどインパクトは大よね。

 

 

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「あんぱん」第119

第24週「あんぱんまん誕生」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

東海林) やあのぶ。

 しばらくやにゃ。

のぶ) 編集長!

東海林) ハハハ…。

のぶ) え…。

東海林) ハハハハ…。

のぶ) えっ、ハハハハ…。

 

**********

 

東海林) 急に押しかけて、

 すまんにゃあ。

のぶ) とんでもないです。

 うれしいです。編集長は

 東京にはご旅行で?

東海林) もう編集長やない。

のぶ) フッ。

東海林) 高知新報を退職して、

 暇を持て余しちゅうき、ちっく

 と足を伸ばしとうなったがや。

のぶ) 主人はそのうち帰ってき

 ますき、どうぞゆっくりなさ

 ってください。

東海林) ありがとう。

(マグカップに嵩の詩とイラスト)

東海林) 「あるいちにちがあった。

 海をながめていた。ただそれだ

 けのことなのに、その日のこと

 をおぼえている」。うん…。

 はあ~実にえい。のんびりしち

 ょって、あいつらしいやいか。

のぶ) フッ、確かに、あの頃は

 のんびりしてましたね。大地震

 の時も、部屋でグ~グ~眠りこ

 けちょって…。

東海林) ハハハ。

のぶ) 皆さんにはご心配

 おかけしました。

東海林) そんなこともあった

 にゃ。ハハハハ…。

のぶ) フフフフ…。

東海林) アッハハハハ。

 けんど、今は、目が回るばあ

 忙しいがやろ。

のぶ) ええ。頼まれると断れな

 い性格ですき、お金にならん

 仕事もどんどん引き受けてし

 もうて。

東海林) お人好しのところも

 変わらんにゃあ。

のぶ) はい。

東海林) 俺にゃあ、あいつの

 書いたもんや、映画は全部

 見ちょるぞ。

のぶ) ほんまですか。

東海林) 「千夜一夜物語」のキャ

 ラクター、あれ、フランスの俳

 優、ジャン=ポール・ベルモン

 ドがモデルやろ。

のぶ) はい。

東海林) ハハハハ…。

 「チリンのすず」は、戦争のむご

 さを書きたかったがやろうにゃ。

のぶ) ええ。

東海林) 「やさしいライオンは、

 ラジオドラマも映画もこじゃん

 とすばらしかった。俺も、死ん

 だお母が恋しゅうなった。

 のぶは、母親孝行しゆうか?

のぶ) 母は、ここで一緒に

 暮らしてます。

東海林) うん。

のぶ) あ、今は、

 釧路に旅行中ですけんど。

東海林) そうかえ。

 あの柳井が、こんな活躍

 するとはなあ…。

のぶ) フフフ…。

東海林) フフフフ…。

 俺はあの頃から、あいつの

 ずばぬけた才能を、買うち

 ょったぞ。

のぶ) ほんまですか? フフフ。

東海林) のぶもやろ?

のぶ) フッ…はい。

東海林) けんど、記者としては

 ずば抜けて、ポンコツやった

 けどにゃ。ハハハハハ!

のぶ) アッハハハハ!

 

**********

 

<キューリオのオフィス>

蘭子) 私がいいと思ったのは、

 これとこれです。

嵩) うん。

アキラ) 柳井さん、僕は、これ

 と、これと、これです。

粕谷) 俺はこれがいいと思う。

蘭子) どうでしょう。

嵩) あ…ごめん。

 いや~どの詩もよくて、

 なかなか絞りきれない。

アキラ) わざわざ朝田さんも
 来て手伝ってくれてるんです

 から、早くしてくださいよ。

嵩) そうだね。

 いや~僕には落とせないなあ。

 みんなすごいや。

粕谷) それじゃ進まんだろ。

嵩) すいません。

八木) 一旦休憩だ。

 コーヒーでもいれよう。

アキラ) あっ、僕いれてきます。

八木) 何かほかにも悩みが

 ありそうな顔だな。

嵩) あ…すいません。

 いや~どうして人気が出ない

 のかなあ~って。

蘭子) 「アンパンマン」ですか?

嵩) あ、そう。のぶちゃんは、

 読み聞かせまでして広げてく

 れようとしてるのに…。

八木) テーマはよく分かる。

 だが、何かが足りないな。

嵩) 何かが足りない。

 そうなんですよね。

蘭子) うん、私もそう思います。

 このアンパンを配るおじさん

 が…こうキャラクターがスマ

 ートじゃなくて、押しつけが

 ましいというか…。

八木) 朝田君。

嵩) 押しつけがましい?

蘭子) すみません、

 つい辛口の癖が…。

嵩) いや、うん…。きたんの

 ない意見を言ってくれるのは、

 ありがたいよ。

アキラ) じゃあ言いますけど、

 弱すぎませんか? 飛ぶ時も

 ヨロヨロしてるし、マントは

 ボロボロだし。

粕谷) ガトリング砲でも持た

 せたらかっこよくなるぞ。

嵩) 銃は、ダメです。

八木) ガトリング砲持って空飛

 んだら、ただの飛行兵器だろ。

粕谷) すまん。

嵩) うまく言えないんですけど…

 かっこよくなっても、強くなっ

 ても、いけないんです、アンパ

 ンマンは。

八木) かっこいい正義の味方は、

 一番信用できないか。

嵩) そう…そうです。

粕谷) じゃあ、こういうのは

 どうだ?

電・アキラ) はい、

 キューリオです。

粕谷) 眼鏡かけさせて、帽子かぶ

 せて、漫画家風のおじさんに…。

嵩) 粕谷さん、却下です。

アキラ) 柳井さん、

 奥さんからです。

嵩) すいません。

電・嵩) もしもし、のぶちゃん、

 どうしたの?

電・のぶ) ごめんなさい

 お仕事中に。すごい人

 がいらしてて…。

電・嵩) すごい人?

 

**********

 

<柳井家の茶室>

東海林) おいしゅう

 ございました。

のぶ) ありがとうございました。

 どうぞ、足を崩してください。

東海林) あの時…柳井はのぶを

 追いかけて、東京行って、正解

 やっにゃあ。俺はお前の方が出

 世して、政治家かなんかになる

 思うちょったけんど、ハッ、

 外れたやいか、ハハハハ、

 ハハハハ…。

のぶ) フフフフ…。

 2人で貧乏もしましたけんど…。

 天井に、穴の開いたお手洗いに、

 傘さして入ったり、フフフ。

東海林) ハハハハ…。

のぶ) 毎日コロッケばっかり

 食べよったり…それも楽しか

 ったです。

東海林) あいつの夢を、2人で追

 いかけて、2人で捕まえたがや。

のぶ) フフッ。

(お茶菓子のアンパンを

一口食べる東海林)

東海林) けんど、一つ、

 腑に落ちん作品がある。

のぶ) 何ですか?

東海林) 結構前に、雑誌に載っ

 ちょった、おんちゃんの話や。

 茶色いマント着て、ヨロヨロ

 空を飛ぶ…。

のぶ) アンパンマンは、お気に

 召しませんでしたか?

東海林) いや、好きや嫌いやの

 うて、いっぺん見たら、気に

 なってたまらんがよ。

のぶ) どういうところが?

東海林) あのおんちゃんはどう

 いて、悪者を倒さんがな。どう

 いて、かっこよう空を飛ばん?

 どういて、ボロボロのマントを

 着ぃちゅう。どういて…どうい

 て、柳井は、あれを描いたがな?

のぶ) いつか、うちの人が言い

 よりました。「正義を行うなら、

 自分も、傷つくことを覚悟しな

 ければいけない」と。子供たち

 にアンパンマンを知ってほしゅ

 うて、何度も読み聞かせをしゆ

 ううちに、私なりに、感じたこ

 とがあるがです。かっこよう銃

 を撃ったりして、敵と戦うがは、

 真のヒーローではないと。

東海林) ほう~。

のぶ) 敵を倒して、そのまま、

 かっこよう飛び立ったら、めち

 ゃくちゃに壊された町や、そこ

 に、住み人らあは、どうなるが

 ですろう。強さを見せつけて、

 敵を倒すがではなく、自分を顧

 みず、弱い人や、困っちゅう人

 を救うがが、真のヒーローでは

 ないかなと思うがです。やき、

 アンパンマンは、かっこ悪くて

 えい。弱くてえい。マントもボ

 ロボロでえい。アンパンマンは、

 嵩さんにとって、唯一信じられ

 る、正義の味方ながです。

東海林) やっと見つけたにゃ。

のぶ) え?

東海林) 高知新報の面接の時に

 言いよった、あれや。

 

(回想)

のぶ) 周りに流されず、自分の

 目で見極め、自分の頭で考え、

 ひっくり返らん、確かなもの

 を、つかみたいがです。

 

東海林) 何か月かあとに、面接

 受けてる柳井が、おんなじよ

 うなこと言いよった。

 

(回想)

嵩) 何が正しいのか、逆転し

 ない正義とは、何なのか…。

 そもそも、逆転しない正義

 って…あるんでしょうか。

 

のぶ) ふう~。

東海林) どういてか分からんけん

 ど、あの頃、お前らはおんなじ

 もんを探しよった。それを、何

 十年かかけて…やっと見つけた。

 そうやにゃ?

(足音)

嵩) ハア~東海林さん。

 来るなら来るって言って

 くださいよ。

東海林) よう。

嵩) お久しぶりです。お目に

 かかれてうれしいです。

東海林) 俺もうれしいぞ。 

 おまんらあは、

 ついに見つけたにゃ。

 逆転せんもんを。

 もっとこじゃ~んと、

 あのおんちゃんを描け。

嵩) え?

東海林) のぶは、

 こじゃ~んと応援せえ。

 おまんらあが、長い時間

 かけて見つけたもんは、

 間違っちゃあせん。

 俺が責任を持つ。

のぶ) フッ。はい。

東海林) ほいたら、

 俺は行くぞ。

嵩) え?

東海林) ん~…。

 新幹線の時間があるき、

 すまんにゃ。ハハハハ…。

嵩) え? ちょっ、ちょっと…。

 

**********

 

のぶ) 駅までお送りします。

東海林) 構わんき、気ぃ遣わ

 んでえい。アンパンマンに

 よろしゅうにゃ。

嵩) 今度ゆっくり泊まりに

 来てください。

のぶ) 是非、嵩さんと

 語り明かしてください。

東海林) はいよ。

 ほいたらにゃ~。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

東海林編集長が久々に登場~!!

いや~枯れた感じが最高にクール。

今まで見たツダケンの中で一番好

きかも~!理想の老けぶりという

か、理想のシニア。惚れてまう~。

(好きすぎて感想がこれだけにw)

 

 

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「あんぱん」第118

第24週「あんぱんまん誕生」

 

 

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のぶ) 今日は皆さんに面白い

 お話を聞いてもらいたいと

 思います。68ページを開い

 てください。

 

八木の呼びかけで集まって

くれた子供たちに、のぶは、

「アンパンマン」の読み聞

かせをすることにしました。

 

のぶ) 開けたかな?

 このおじさんは、

 アンパンマンといいます。

女の子) アンパンマン?

のぶ) うん。

男の子) 変な名前。

男の子) ねっ、変だよね。

のぶ) では、「アンパンマン」

 の始まり始まり~。

 

**********

 

のぶ) 「荒れ果てて、砂漠のよう

 になった土地に、ほんの数人の

 子どもたちが、なんにも食べる

 ものもなく、死にそうになって

 いました。もう最後かと思う時、

 空のむこうに、小さな点が現れ

 たかと思うと、みるみる大きく

 なって、近づいてきました。ア

 ンパンマンだ!アンパンマンは、

 こげ茶色のマントの下から、や

 きたてのアンパンを、子どもた

 ちの上に落としました。『しっ

 かりするんだ!死んじゃいけな

 い!私は何度でも、アンパンを

 運んでくるぞ』」。

女の子) アンパンよりアイス

 クリームがいいわ。

子供たち) そうだよ、アイス

 クリーム…アイスクリーム

 がいい! おいいしいよな。

 おいしいよね!

のぶ) アイスクリームもおい

 しいけど、ものすごくおなか

 がすいた時は、あんぱんも食

 べたくならない?

男の子) う~ん…そうでも…。

男の子) 太ったおじさんより、

 スーパーマンの話がいい!

子供たち) そうだよね!

 スーパーマン!

 絶対…スーパーマン。

 かっこいいし。

 絶対かっこいいよね。

(子供たちの騒ぎ声)

 

**********

 

(子供たちが帰った後)

のぶ) あ…。

(八木が来る)

八木) うまくいかなかった

 みたいだな。

のぶ) あ…そんなことないです。

蘭子) 顔にそう書いちゅう。

(片づけを手伝う蘭子)

のぶ) あの八木さん。

 また読み聞かせ、

 させてください。

八木) どうしてそこまで?

のぶ) 自分のためかもしれませ

 ん。目の前の子供たちだけに、

 読み聞かせたぐらいじゃ、何も

 変わらないのは分かってるんで

 すけど…。それでも、「アンパ

 ンマン」をみんなに知ってほし

 くて。

八木) じゃあ、好きなだけ

 やってみればいい。

のぶ) ありがとうございます。

女性) 社長、お客様です。

八木) ああ。

(出ていく八木)

のぶ) ねえ蘭子。

 今日のこと、嵩さんには

 黙っちょってくれる?

蘭子) うん、分かった。

 こじゃんとえい話やね。

 ただ…読者を選ぶっていうか、

 万人受けはせんと思う。子供

 はこの雑誌読まんし。

のぶ) うん…。そうやね。

 どういたらえいろうか。

蘭子) それやったら、思いっ

 きり走るしかないやんか。

のぶ) そうやね。

 よしっ!

蘭子) ハハッ。

 

**********

 

それからしばらくして、嵩が

監督を務めたアニメーション

映画、「やさしいライオン」

が公開され、大きな話題を

呼びました。

 

映画・母親) 「泣いてはダメよ」。

映画・子供) 「だって、だって…。

 とてもやさしいライオンなのに、

 ビスケットが好きなのに…」。

映画・母親) 「どんなにやさしい

 ライオンでも、ライオンは檻の

 中から飛び出すと殺されるのよ」。

映画・子供) 「なぜ?」。

映画・母親) 「それはね、この世

 の中が、人間のために都合のい

 いように出来ているからよ」。

 

**********

 

(上映が終わり、席を立つ羽多子)

(涙をぬぐう、後ろの席の登美子)

羽多子) 登美子さん?

登美子) ごきげんよう。

羽多子) 嵩さんの映画、

 素晴らしかったですね。

 あては今まで見た映画の

 中で一番感動しました。

登美子) それは…結構でしたね。

 ああ…目にゴミが…。

羽多子) あてもです。

 この映画館、ほこりっぽい

 ですねえ。

登美子) ええ。

羽多子) けんど、お母さんのムク

 ムクは、息子のブルブルにあん

 なに愛されて幸せやねえ。

登美子) 言っときますけど、

 私はムクムクじゃなくて、

 ムカムカですから。フッ。

羽多子) あ…。

 

**********

 

昭和48(1973)年

 

のぶ) 「『私はアンパンマンだ』。

 『アンパンマン』」。

 

それから3年。

のぶは、その後も、

嵩には内緒で、読み聞かせ

を続けていました。

 

のぶ) 「『いや、マンガの

 本にも出てない』」。

 

**********

 

(改名された八木の会社

「KYURIO(キューリオ)」

 

一方、嵩は、八木の会社から

創刊された、「誌とメルヘン」

の編集長として、忙しい日々

を送っていました。

 

応募のあった中から選んだ詩

を載せる、新しい雑誌です。

 

嵩) 八木さん、僕の無茶な

 願いを聞き入れてくれて、

 感謝してます。

八木) 始めたからには、責任

 を持って、やり遂げろよ。

嵩) はい。

八木) みんなも引き続き

 手伝ってやってくれ。

一同) はい。

アキラ) それにしても柳井編集

 長、どうして投稿雑誌じゃな

 きゃいけなかったんですか?

嵩) あ…それは、僕も弟に勧め

 られて、投稿したことをきっか

 けに、人に読んでもらう喜びを

 知って、今がある。昔の自分み

 たいな、若い新人たちに発表の

 場を作って、夢を応援してあげ

 たかったんだ。

八木) お前も人を育てる世代に

 なったというわけだ。

嵩) そんな、かっこいいもん

 じゃないですよ。

粕谷) 柳井、すごい反響だぞ。

 「感動しました」とか、「私の

 詩も載せてくれ」とか、そん

 な電話ばかりだ。

嵩) ああ、よかった。

粕谷) 何がよかっただ。ただで

 さえ忙しいのに仕事増やしや

 がって。

嵩) 申し訳ありません。

粕谷) お前のこと言ってるんだ

 よ。これ以上忙しくてどうす

 るつもりだ。

アキラ) 漫画家、詩人、作詞家、

 絵本作家、映画監督。おまけに

 今度は編集長ですからね。

粕谷) しかし、こんなぜいたく

 な投稿雑誌は見たことないぞ。

八木) こいつのワガママを全部

 聞いてたら、そうなるだろ。

嵩) すいません、ほんとに。

八木) 商業主義に毒されること

 はない。大量に売れることは

 ないと覚悟してる。だが、全

 く売れなければ…。

嵩) 分かってます。

 1号で潰れますね。

八木) そうならないように、

 頑張れ。

嵩) はい。ほんとに、

 ありがとうございます。

八木) それと…「アンパンマン」

 は? 続きは描かないのか?

嵩) 諦めたわけじゃないんです。

 描きたいと思っています。

 でも…でも、何か…何か一つ

 足りないんですよね…。八木

 さんが「アンパンマン」を気

 にするなんて、意外ですね。

八木) フッ。

 

**********

 

<銀座の喫茶店>

健太郎) 「少女の頭の中で、

 トランペットは高鳴っている。

 それなのに、なぜ、トランペ

 ットは鳴らないのだろう」。

嵩) 健ちゃん、音読やめてね。

たくや) 「でも、けんめいに

 吹つづける」。

嵩) うん、たくチャン…。

健太郎) かっこよか詩ぃやんか。

 なんば言いよっとよ、そん顔で。

嵩) 顔は関係ないでしょ。

健太郎) 柳井君、この「けんめ

 いに」の「けん」は、健太郎

 の「けん」で…。

嵩) うん。

健太郎) 「めい」は、「メイコ」の

 「めい」なんやろ?

嵩) うん、そんなわけないでしょ。

健太郎) よかねえ。柳井君は

 詩ぃば書く才能があって。

嵩) そうかな…。

健太郎) 俺は…もうすぐ定年退職

 ばい。強制的んゴールやもんね。

嵩) 何言ってんだよ。いくつに

 なっても挑戦はできる。

健太郎) なんね…かっこよか

 やんか。柳井君のくせに。

嵩) 柳井君のくせに…?

たくや) ああ~ああ~。

健太郎) なん、たくチャン。

 そんな、じいさんみたいな、

 ため息つきよってからくさ。

たくや) いや、かみさんとね、

 うまくいってなくて。

嵩) あ、2番目の奥さん…。

たくや) 3番目です。

健太郎) さ~。

たくや) いや~。

 難しいですね、結婚って。

嵩) そうかなあ。

 まあ、ちゃんと、話し合えば

 分かり合えるよ。

たくや) 別居中です。

嵩) …ごめん。

 

**********

 

(キューリオのオフィスを

出て、廊下を行く嵩)

のぶ) 「やきたてのアンパンを取

 り出しました。『いらないよ、僕

 はおなかがいっぱいだし、それ

 に、アンパンより、ソフトクリ

 ームの方がいい』。『ソフトクリ

 ームか、キャンディはないの?』。

(会議室をのぞく嵩)

のぶ) 『私はアンパンだけしかもっ

 ていない。さあ、もういかなくち

 ゃ』。アンパンマンは、ヒラリと

 とびだちました。ほんとうはヒラ

 リじゃなく、ヒョロリでした。一

 度おっこちそうになってから、や

 っととびあがり…」。

女の子) あ…見たいテレビが

 始まっちゃうので…。

のぶ) そう。気を付けてね。

 また来てね。

(女の子を目で追う、廊下の嵩)

のぶ) えっと…どこまで読んだ

 かな? あっ、ここだね。「一度

 落っこちそうになってから…」。

 おしまい。今日はここまでに

 しましょう。来てくれてあり

 がとう。本は椅子の上に置い

 といてね。

男の子) 早く行こう、

 早く行こう。

女の子) 何かよく

 わからなかったね。

男の子) 怖かった…。

男の子) さよなら~。

のぶ) さよなら。

 また来週もやるから、

 是非来てね。

嵩) のぶちゃん。

のぶ) 嵩さん…。フッ…。

 

**********

 

<帰り道>

嵩) いつから?

 初めてじゃないでしょ。

のぶ) ごめんなさい、

 勝手なことして。

嵩) 何言ってんだよ。

 ありがとう。

 でも、アンパンマンは、

 ほんとに人気がないね。

 フッ。

のぶ) ううん。

 私はいつか、アンパンマンは、

 高い空を飛ぶと思うちゅう。

 高い空をどこまでも…。

 その時が来たら、世界中の人

 が認めてくれると思う。

 私、諦めんきね。

 

**********

 

そんなある日、

懐かしいお客さんが、

訪ねてきました。

 

(チャイム)

のぶ) は~い!

東海林) やあのぶ。

 しばらくやにゃ。

のぶ) 編集長!

東海林) ハハハ…。

のぶ) え…。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

「サンリオ」が「キューリオ」に。

ついに「誌とメルヘン」が出た~。

私にとっては、あんぱんまんより、

「誌とメルヘン」の方がなじみが

あるのよね。そして東海林さん!

かっこいいシニアになってるよ~。

 

アニメ「やさしいライオン」が、

09月20日15:00から、NHK-Eテレ

で放送されます。お見逃しなく!

 

 

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