広瀬すず「死ぬと思った」夢にまで見るトラウマ明かす 主演映画「遠い山なみの光」舞台あいさつ
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広瀬すず(27)が6日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演の日英合作映画「遠い山なみの光」(石川慶監督)公開記念舞台あいさつで「死ぬと思った」と口にした。 【全身写真】ワインレッドのドレス姿の二階堂ふみと白い衣装の広瀬すず 「遠い山なみの光」は、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロ氏(70)の、1982年(昭57)の長編デビュー作の映画化作品で、同氏が生まれた50年代の長崎と80年代の英国が舞台。広瀬が演じた主人公の悦子は、長崎在住時代に原爆を経験し戦後、英国に渡る。英国に渡って以降の、80年代の悦子は吉田羊が演じる。悦子は英国人の夫との間に生まれた娘ニキが、大学を中退し作家を目指そうと執筆のために自宅を訪れ、数日を共にする中で、最近よく見る長崎で暮らしていた頃に知り合った、二階堂が演じた謎多き女性・佐知子と幼い娘の夢について語り始める物語。5月には世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭(フランス)ある視点部門に出品された。 舞台あいさつのトークの中で、司会の伊藤さとりから「忘れられない記憶は?」と質問が出た。広瀬は「面白くないんですけど…子どもの頃に、家族で、おすし屋さんにお昼ご飯を買いに行ったんですよ。先に車に戻って乗っていたんですけど、家族が戻って来ないからお店に戻った。家族が反対側から家族全員、戻っていたみたいで、店に置いて行かれて、車が発車して…」と振り返った。そして「私は、泣きながら追いかけて…4、5歳の時だったんですけど、おしんみたいな気持ちになって。泣きながら走っても車が全然、止まってくれなくて」と苦笑い。「夢にも、たまに出てきて、今でもフラッシュバックするくらい。死ぬと思いました」と、トラウマになってしまっていると明かした。 どう、解決したか? と聞かれると「いない? みたいなことになって、バックミラーに私が走っているのを父が見ていて。結構…進んでしまっていて。良かった、気付いてもらって」と言い、笑った。 この日は、英国に渡って以降の80年代の悦子を演じた吉田羊、二階堂ふみ(30)佐知子の娘万里を演じた鈴木碧桜(10)も登壇した。
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