銀座のクラブで「下半身を出し、ホステスに“見ろ”と…」 新浪剛史氏の“エグ過ぎる”セクハラ 「スカートをめくろうとしながら、毛の有無を聞いてくる」 最終的に出禁に
「自分はパンツを脱いでおいて、どの口が言うのか」
一介のサラリーマンから企業のトップ、そして財界のリーダーにのし上がる“最初の一歩”の時点から、新浪氏は女性を足蹴にしてきた様がうかがえるのだ。 先のホステスは、こうも話していた。 「著名人が起こした性加害のスキャンダルなどで、新浪さんは“このようなことはあってならない”などと、被害者の人権を擁護する発言をしていましたよね。それを聞く度に、自分はパンツを脱いでおいてどの口が言っているのか、と思っていました」 女性とのトラブルが絶えなかった新浪氏の生き様を振り返れば、今回の薬物疑惑も身から出たさびだとの誹りは免れないだろう。 「釈明をする会見の場で、新浪氏は理路整然と“法的に潔白”と主張していましたが、それは一社会人として当然のことであり、それ以上に企業のトップとしてふさわしい行動を取る必要があったのではないでしょうか」 とは、危機管理コミュニケーションの専門家で東北大学特任教授の、「謝罪のプロ」こと増沢隆太氏。 「もともと新浪氏は『45歳定年制』などで世間の批判を浴びて、その後も旧ジャニーズ事務所やフジテレビの性加害問題で旧態依然の組織を糾弾してきました。単に大企業のトップであるだけでなく、経済同友会の代表幹事として“財界のご意見番”という印象を自らに付けてきたように感じますが、それらの発言が原因でさまざまな摩擦やハレーションを起こしてきた。いわば新浪氏は“嫌われ者キャラ”だったわけです」
経済同友会を通じて新浪氏に聞くと……
日頃正論を掲げる“嫌われ者”が、いざ「言行不一致」の行動をすれば、強烈なバッシングが起こるのは避けられない。 「今回のように自らが当事者となるトラブルが起これば、一気に批判が噴出する。多方面から批判されやすい立場にあると自覚を持ち、リスク管理をしている方だと思っていましたが、サプリの件であまりに無防備であることがあらわになりました。リスクを自ら招くような危機管理能力の低さを批判されても、仕方がないと思います」 経済同友会を通じて新浪氏に質したところ、 「捜査に影響を及ぼす恐れがあること、および同友会の事業、活動外の内容のため、回答は控えさせていただきます」 むろん「推定無罪」の原則に立てば、現段階で新浪氏への疑惑は警察の捜査に委ねるしかないが、このまま財界の顔として居座り続けるのがふさわしいのか否か。 「容疑者の姉」「ハワイの夜」「銀座クラブ」「三菱商事……。これら4人の女性を巡るトラブルを鑑みれば、問われるべきは疑惑を招いた新浪氏の品格ではないだろうか。 前編【「新浪さんに執拗にベッドへ誘われ…」 新浪剛史氏が起こしていた女性トラブル 部下たちは「ヤル気だったんだろう」と見下すような発言を】では、新浪氏がハワイで起こしていた女性トラブルについて、同席者の証言を紹介している。
「週刊新潮」2025年9月18日号 掲載
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