金ケ崎町は、岩手県立高の次期再編計画(2026~35年度)当初案で示されている28年度の金ケ崎高の統合について、県教委に撤回を申し入れる。同校の存続を求める地元住民や教育関係者らの声を踏まえた。
12日の町議会議員全員協議会で説明した。
当初案で金ケ崎は、28年度に水沢と統合の方向となった。案では、1学年1学級校は入学志願者が2年連続で20人以下となった場合に原則、翌年度から募集停止し統合を検討するとしている。
金ケ崎の1年生は24年が21人、今年は20人。町は基準に該当しないとして、県教委に撤回を求める方向で、高橋寛寿町長は「町としてできることがあれば対応していきたい」と述べた。