フジテレビ元社員の男、初公判で“オンカジ”常習賭博の罪認める 母親も証言台に…「残念で悲しい」
オンラインカジノで常習的に賭博をした罪に問われたフジテレビの元社員の男の初公判が行われました。法廷には、男の母親も出廷し「非常に残念で悲しい」と語りました。
■賭けた総額、8か月で推定約6億円
数々のバラエティー番組を手がけたフジテレビの元社員、鈴木善貴被告。
裁判官
「現在の仕事は?」
鈴木被告
「無職です」
バラエティ制作部の企画担当部長を務める傍ら、オンラインカジノで常習的にバカラ賭博などをした罪に問われています。
勝ったり負けたりを繰り返し、賭けた総額は8か月で推定約6億円。
16日の初公判で起訴内容を認め、オンラインカジノによって一変してしまった生活を語りました。
弁護士
「オンラインカジノを最初にしたのはいつ?」
鈴木被告
「コロナに入るくらいの頃だと思います。カジノをしていた韓国に行けなくなり、一緒に韓国に行っていた知り合いに誘われてやるようになった」
弁護士
「勝敗は?」
鈴木被告
「2000万~3000万円くらい負けていると思います」
弁護士
「それで借金をした?」
鈴木被告
「はい」
鈴木被告
「消費者金融からはじまり街金・知人・友人・仕事仲間・家族、2000万円くらい借りました。ギャンブルの借金をどうにかするにはギャンブルしかないと思った」
借金に追われた日々。仕事仲間の間でもうわさになり、上司から「借金をしてまでギャンブルをするのはやめろ」と言われてもやめられず、今年2月に行われた社内調査でも「今はやっていない」とウソをつき、戒告処分を受けましたが、その後もオンラインカジノを続けたといいます。
裁判では、鈴木被告の母親も証言台に立ちました。
弁護士
「どんな性格の息子でしたか?」
鈴木被告の母
「真面目で優しくて頑張りやです」
弁護士
「おカネを貸したことは?」
鈴木被告の母
「あります。『投資の失敗でカネを借りた』と聞いて。500万円です」
弁護士
「(会社を)解雇され家庭内の状況もよくない。この(息子の)状態をどう思う?」
鈴木被告の母
「非常に残念で悲しいです。一番の犠牲者でもある家族に一生かけてつぐなってほしい」
妻と2人の子どもがいる鈴木被告。住んでいたマンションは、借金の返済のため売却したといいます。
弁護士
「今、お母さんの話を聞いてどう思った?」
鈴木被告
「私の愚かな行為で、来なくてもいい場所に来させてしまって本当に申し訳なく思っています。この事件の被害者は家族だと思っています。更生した姿を見せて少しでも許してもらえるように頑張りたいです」
検察側は「繰り返しオンラインカジノに手を出した」として、懲役1年を求刑。弁護側は「依存症の治療を開始している」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は今月25日に言い渡されます。