存続か、廃線か…災害を機に不通が続く赤字ローカル線 残したい地元に、JRは「上下分離方式」を譲らず
JR西は「単独での復旧、運行は困難」と訴え、上下分離を譲らなかった。1年にわたる議論の末、今年8月、沿線側はバス高速輸送システム(BRT)での復旧検討へと方針転換した。 「議論を長く続けても市民にとっていいことは一つもない。一刻も早く不便な状況を解消するのが先決」と美祢市の担当者。鉄道だと復旧に最短でも10年程度、上下分離を採用すれば自治体も年3億円の負担が発生する。対してBRTは復旧期間3、4年、運営費はJR持ちだという。 JR西の25年3月期決算は1656億円の経常黒字。沿線3市の25年度の一般会計当初予算は752億円ほど。担当者は嘆く。「本当なら鉄道を残したかった。財源が限られる自治体が上下分離をのんで財政負担し、維持するのが持続可能と言えるだろうか」
南日本新聞 | 鹿児島