トランプ政権、「過激な左派組織」の調査開始 カーク氏銃撃事件受け
【ワシントン=飛田臨太郎】米保守活動家のチャーリー・カーク氏が銃撃され死亡した事件を受け、トランプ米政権が「過激な左派組織」の取り調べを始める。バンス副大統領は15日、「許されない暴力を助長し関与する非政府組織(NGO)ネットワークを追及する」と表明した。保守派とリベラル派の分断と政治対立は深刻さを増す。
バンス氏は15日、カーク氏がホストをしていたポッドキャスト番組に代役という形で出演した。ス...
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(更新)- 小玉祥司日本経済新聞社 編集委員別の視点
捜査当局による動機解明もまだできておらず、カーク氏とは異なる極右思想の持主という未確認情報も流れる中で、こうした対応には慎重になるべきでしょう。第二次世界大戦後に吹き荒れたマッカーシズムを連想させる動きに思えます。 第二次世界大戦中から米国で活躍していた中国人のロケット研究者、銭学森博士は、マッカーシズムの時代に共産主義者の疑いをかけられて中国に送還されましたが、中国ロケットの父として現在の中国が宇宙開発で台頭する基礎を築きました。最近の海外研究者への規制強化と合わせて、トランプ政権の動きは米国の国力を低下させて、中国などライバルに塩を送っているように思えます。
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2025年1月20日(現地時間)にドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任。政権の行方など最新ニュースや解説を掲載します。