米保守活動家のチャーリー・カーク氏が10日に射殺された数時間後、アラバマ大学で共和党を支持する学生団体「カレッジ・リパブリカン」のリーダーを務める4年生のライリー・マカードルさんのもとに、学生から多くのメッセージが届き始めた。一部は政治同好会からの哀悼の言葉だった。マカードルさんによると、学生の非公開チャットのスクリーンショットも送られてきた。なかには、カーク氏が出血を止めようと手で首を押さえている写真や、「ほらみろ」とキャプションが書かれていた写真もあった。「この人たちは精神も心も病んでいる」とマカードルさんは話した。カーク氏が創設した若者の保守系団体「ターニング・ポイントUSA」は3500以上のキャンパスで活動し、同氏の影響力は各地の大学全体に広がっていた。同氏は若い世代にとって、聴衆の前で学生と討論する著名人だった。リベラル派の若者と議論を戦わせるオンライン動画は数百万回閲覧された。
カーク氏殺害、全米の大学で議論沸騰
影響力のある若手活動家の理不尽な殺害を受け、政治的立場が二極化した全米の大学でさまざまな議論が巻き起こっている
特集
あなたにおすすめ
トランプ氏を支える「保守派の若者たち」が好んで使う「2つの言葉」とは?
及川 順
「ハーバード卒より配管工のほうが賢い」米国保守派の「若きカリスマ」の演説にインテリが熱狂するワケ
及川 順
米国で増えるヘイトクライム ガザ紛争の中
The Wall Street Journal
米名門大を揺さぶるトランプ政権、知られざる実行部隊
The Wall Street Journal
人生100年時代の「終活支援」とは。「都市経営」の視点で考える、最期まで暮らせるまちづくり
PR
バイデン撤退の米大統領選、ハリス支持が高まる意外な理由【池上彰・増田ユリヤ】
池上 彰,増田ユリヤ
トランプ大統領が“復活”したら何が起きる?再選後に目論む「恐ろしい計画」とは
矢部 武
日立では年間100億円の真水効果、グローバル企業が続々導入。CFOの悩みを解消する「財務資金リスク管理」変革とは
PR