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日本陸上競技連盟公認審判員資格保有者です。 同じタイム(100分の1秒単位)の場合、1000分の1秒単位で比較し決めます。 それでも同じなら同タイム、同着で両方にメダルとなります。 ルールでは、 公式記録は100分の1秒単位ですが、実際には1000分の1秒まで計測しており、その1000分の1秒の位を繰り上げて100分の1秒にするとなっています。 例えば、10秒00 でも、9秒991~10秒000 までの範囲があります。 「同タイム着差あり」とか「同タイム着差なし」という言い方をしますが、前者は1000分の1秒単位では差があり、後者は1000分の1秒単位でも同じことを言います。 最近ではこの様な時に1000分の1秒まで公表することが多くなっています。 添付画像の1着と2着は14秒67と同タイムですが、その下の()内の数値の様に1000分の1秒では差があります。そのため順位は異なります。
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追記・訂正 トラック競技審判長の権限として、以下の定めがあります。 ****************************** 同着の場合の再レース 決勝における第1位に同着があった場合は,同着の競技者のために再レースを行わせるかどうかを決める権限がある。もし競技運営上の理由で再レースをしなかったときは同順位となる。第1位以外の同順位についてはその決定競技を行わない。(TR21) ****************************** 従って、1000分の1秒まで同タイムなのが1位で再レースを行うならば、金メダルは1ひとり、再レースを行わない場合は両名が金メダルです。 同タイムなのが2位や3位の場合は、両名が同じメダルとなります。 尚、回答は同タイムが2名という想定での記載です。3名以上の可能性もあり、その際も考え方は同じで、「両名」が「複数名」となります。
その他の回答(2件)
計測のルールとして、 1/1000秒単位までを計測し、1/ 1000秒の位は繰り上げ1/100秒単位にしたものを公式結果とする……となってます。 9"991~10"000が公式結果10"00になります。 ちなみに、最新式の写真判定カメラでは、1/2000秒まで計測可能との事です。 ですから、公式結果では同タイムであっても、1/1000秒単位では差があるので『同タイム着差あり』として順位がつけられます。 1/1000秒までも同じだった場合は、『同タイム着差無し』となり、順位も同じ。それが1位であれば、2人優勝となります。 明確にするため、同タイムであった場合、参考的に1/1000秒単位のタイムを公表する事があります。