チラシに「不用品を無料で回収します」と書いてありました。なぜ無料なのですか? 実家の使わないタンスを回収してもらうか悩んでいます…。
チラシに「不用品を無料で回収します」と書かれていたら、思わず頼みたくなるかもしれません。しかし、その「無料」には思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があります。実際に、高額請求や不法投棄といったトラブルが全国で多発しているのです。 なぜ無料なのにトラブルが絶えないのか、この記事ではその背景を探ります。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
なぜ「無料回収」をうたう業者が存在するのか? そのカラクリとは?
「無料回収」と聞くとお得に感じますが、実際には業者が利益を得る仕組みがあります。一般的には、不用品をリユースやリサイクル目的で回収し、再販などで収益化しています。つまり、無料で回収するのは業者にとって「仕入れ」であり、そこから利益を狙っているのです。 ただし、このモデルは許可を得て適法に運営されていれば成り立ちますが、無許可の違法業者による「無料回収」の多くは、不法投棄や高額請求につながるリスクが非常に高いとされています。
実際にあったトラブル事例から学ぶ注意点
独立行政法人国民生活センターの発表によると、2021年度には全国で不用品回収サービスに関する相談が2000件を超えました。 事例としては、「定額パックを申し込んだのに、作業後に高額請求された」「トラック詰め放題を依頼したのに、当日になって荷台の高さまでしか積めないと言われ、断るとキャンセル料を請求された」といったトラブルが報告されています。 見積もりと異なる高額請求をされた場合は、支払いを断り、消費者ホットライン「188(いやや!)」へ相談することが勧められています。
自治体が警鐘を鳴らす「無料広告」の裏側とは?
滋賀県日野町の公式サイトでは、チラシやインターネットで「不用品を無料回収します」と宣伝し、無許可でごみを収集する業者が存在する、と注意を呼びかけています。 特に「無料」をうたう業者には次のような手口があるようです。 (1)トラック型回収 スピーカーで放送しながら町内をトラックなどで巡回し、無料とうたいつつ、後から運搬費や作業費の名目で料金を請求 (2)空き地型回収 空き地に「無料回収」などののぼり旗を掲げ、リユース目的をうたいながら、実際には回収した廃棄物を不適切に保管 (3)チラシ配布型回収 「○月○日に不用品を無料回収します」といった内容のチラシを投函し、回収を行う。中には行政を装ったチラシで違法回収するケースもあり (4)Web宣伝型回収 ネットで不用品回収の案内を出して申し込みを受け付け、出張費などの名目で料金を請求 家庭ごみ(一般廃棄物)の回収には市区町村の「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要であり、産業廃棄物収集運搬業許可や古物商許可だけでは処理できません。
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