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【日報】おまえは今すぐガスパチョを食って夏を乗り切れ(逆噴射聡一郎)

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よくきたな。おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日ものすごい量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。だが今日は特別に、真の男のための冷製スープであるガスパチョのレシピをおまえに教えることにした。

逆噴射聡一郎先生プロフィール:社会派コラムニスト。昔からダイハードテイルズ・マガジンに時々寄稿してくださいます。

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ガスパチョとはなにか?

ガスパチョとは無限の食欲をもたらす真の男のための冷静スープだ。屈強なローマ軍団兵士もガスパチョを好んで食しており、ローマ軍団兵士は真の男であることが300などからも明らかなので、ガスパチョは真の男のためのスープであることが完全に証明された形だ。

そもそも真の男は自分で料理くらいできなければMEXCICOの荒野では生き残れない。夏の過酷な日差しの中、ガスパチョの食材を自らの手で揃え、それを自らの手で料理し食らうことで・・・おまえは真の男本来の状態・・・・・・狼 - WOLF- ・・・に一歩近づく。おれはすでに今年2回もガスパチョを作っているのでおれの言葉やアドバイスはエアプ野郎の机上の空論などではなく完璧なREALさに裏付けされているといっていいだろう。おまえも今すぐ下の買い物リストをもって、スーパーに行ってこい。


真の男のためのガスパチョ材料リスト

◎必要な調理器具
・ミキサー(真の男のための最強の調理器具)
・鍋やナイフ(おまえがふだん味噌汁を作るやつ)

◎買ってくる食材
・トマト:2〜3個
・キュウリ:2〜3本
・タマネギ:1個
・パプリカ:大きいの1個
・ニンニク:2〜3粒
・レモン:1個
・カペリーニ1袋(パスタにしたい場合)

◎調味料
・オリーブ油(エクストラバージン)
・塩、コショウ、オレガノ、チーズ、タバスコ
・化学メキシコ(ドリトス)

🍅ミキサーを持ってないやつは腰抜け🥒

このレシピはおまえの家のキッチンにミキサーが置いてあることを前提にしている。ミキサーを持っていなければ、今すぐ買ってこい。あらゆるものを破壊し粉砕するミキサーこそは真の男のための調理器具であり、持ってないやつは腰抜けだ。ジューサーとかクラッシュミルミキサーとかニンジャフードプロセッサーとかそうゆう洒落た名前のものがキッチンにあれば、それでも作れるはずだから、別に買ってこなくていい。要するに野菜を粉々にできる機械があればいい。うらごしとかあらごしとかそうゆうこざかしい反論はおれには通用しない。おまえがガスパチョを作るには絶対にミキサーがj必要だ。しのごのいわずに今すぐミキサーを買ってこい。そして買ってきたらまず何も食材を入れずに、ブレードのするどい回転だけを30秒くらい見つめてみろ。おまえは「指を入れたら大変だな」と思い、ミキサーの危険な存在感のとりこになっているはずだ。


ガスパチョの作り方

1:野菜を適当な大きさにカットする
汚れ仕事は、ぜんぶミキサーのやつがやってくれる。だがふつうのミキサーはあほなのでタマネギを1個丸ごとつっこむと壊れてしまう。ミキサーが動くくらいの大きさに各種素材をカットするところから全てが始まる。

トマトとキュウリは絶対に皮を剥け:いいか、一度しか言わないからよくきけ。トマトとキュウリは皮を剥け。トマトは熱湯をかけるだけで簡単に皮が剥けるから、間違ってもリンゴみたいにナイフで剥こうとするな。

2:少しずつミキサーにかけろ
カットした野菜をミキサーにかけろ。ミキサーにかけたやつを順次ポットに移していけ。この段階ですでに、香ばしいニンニクの香りが夏バテ中のおまえにも強烈な食欲をもたらすはずだ。

3:ポットに入れて馴染ませる
おたまを使って優しくかき混ぜろ。ミキサー具合にムラがあるなと思ったら、ポットから再度ミキサーに移して軽く混ぜ直してもいい。やりすぎるとどんどん酸化してまずそうな色に変わっていくので、再度ミキサーにかけたいならば、レモン汁をしぼってからにしろ。

4:味付けしろ
まずはオリーブオイルを大量に入れ、馴染むまでおたまでまぜる。オリーブオイルは、エクストラバージンの、少し高いやつを使え。油の色が薄くて、それだけ舐めても旨いようなやつだ。間違っても濃い緑色のやつとか炒め用のやつを使うな。

味付けは塩とコショウとオレガノだ。バルサミコンとかそうゆうこざかしい事をゆうやつにおれは興味がない。極論、レモンが入っていれば酢すらもいらない。酢を入れたいやつは好きな酢を適量入れろ。ミツカンでもなんでもいい。ハーブは大事だ。他に好きなハーブがあるやつは好きに入れろ。味付けの段階では絶対にミキサーを使うな。ミキサーのことは忘れろ。おたまを使って根気よく混ぜろ。あとは冷蔵庫とかで冷やして完成だ。粉チーズとタバスコは実際に食うときにかければいいから、この段階では使わない。


5:炭水化物を足して食え
実はガスパチョはそれだけでは不完全だ。炭水化物がないからだ。炭水化物は体に悪いとかゆってガスパチョだけ食べているあほはたぶんしぬと思う。おまえはそうゆう極端な民間信仰に走らず、小学校で習った栄養とバランスについて思い出せ。炭水化物を足すことでガスパチョは真の男になる。

おまえに与えられし選択肢はふたつ・・・・万能の化学メキシコ調味料であるドリトスをほんの数枚砕いて入れるか、あるいはパスタを茹でておいて絡めるかだ。ドリトスを入れたい場合、好きな味を選んで、ミキサーで砕いて入れろ。サルサ味かナチョチーズ味がおすすめだ。入れすぎると全てが終わるので適度にしておけ。ドリトスを砕いたミキサーにガスパチョを注ぎ、振って皿に戻す。すぐに食うとドリトスがサクサクしており、ただのサルサソース和えドリトスを食っている気分になるので、しばらく冷蔵庫に入れて冷やして、ドリトスをふやかしてから食うことだ。

おれがより好むのは、パスタと混ぜることだ。どの太さのパスタでもいいが、ガスパチョは冷静なので、茹で上がったパスタはそうめんのようにザルに入れて冷やす必要がある。おれのおすすめはわずか2分で茹で上がるカペリーニと呼ばれる細いそうめんのようなパスタだが、別にどのパスタを使ってもうまいから好きなのを使え。茹で上がったら冷やし、ガスパチョをからめる。好みでオリーブオイル、タバスコ、粉チーズなどを混ぜる。


6:一晩ねかしてもチョーウマイ
何も考えずレシピ通りに作ったおまえは、大量に出来上がったガスパチョを前に呆然としていることであろう。だがガスパチョは1日で食べ切る必要がないので安心しろ。むしろ鍋に入れたまま冷蔵庫に入れておくことで、明日も朝から無限にガスパチョを食えるとゆう寸法だ。しかも1日寝かせたガスパチョは、生ニンニクや生タマネギのえぐみが落ち着き、スープとして完全に馴染んでおり、全体的にチョーウマイ。レモンを入れていると、色が茶色っぽくなるのも防げる。こうしてガスパチョを食いきったおまえは全身に力がみなぎり、もはや完全にガスパチョのもたらす魔力の虜となっており、次なるガスパチョのために食材を買いにゆくことだろう・・・・・・。

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ガスパチョの色にこだわれ

ガスパチョを初めて作ったおまえは、想像していた色と全然違うものが出来上がり、若干の困惑をおぼえるかもしれない。特に、おれのアドバイスをきかずキュウリの皮を剥かなかったあほは、ドブ川のような色に変わってゆくガスパチョをみて「WHY・・・・? 買い物カゴに入っていた時はあんなにそれぞれの野菜がビタミンパワーの色彩を放っていたのに、WHY・・・?」などと後悔するだろう。・・・RGB・・・YMCA・・・・そうゆう色彩理論についてもガスパチョは教えてくれる。カラフルな絵の具を調子に乗って混ぜ合わせると、どんどん薄汚い茶色や黒に近づいていくように、ガスパチョ食材である鮮やかな野菜も、適当にミキサーにかけられて混ぜ合わせられることで、かなり食欲のわかない色合いに変わっていってしまうのだ。

これを回避するには、強い色味の数を減らすか、どれか1個の色味をめちゃくちゃ強くするか、どちらかだ。そして普通、ガスパチョでは色味を強くしたいならば、赤を強くする。黄色は赤と相性がいいのでパプリカは黄色でも赤でもいい。だが緑は不要だ。そんなのは犬にでも食わせておけ。パプリカを買ってこいと言ったのに緑ピーマンをかってきたあほは今すぐそのピーマンをぜんぶ自分で食べろ。緑を減らすためにおれは少し面倒でもキュウリの皮を全て剥くことをおまえに教えている。キュウリの皮を剥いたやつを単体でミキサーにかければわかるが、かなり食欲をそそるメロンジュースみたいな淡いエメラルドグリーンの色合いになるだろう。この色を見るとおれはいつもMEXICOの海を思い出す・・・・これが真の男のガスパチョに求められし緑色だ。これをトマトの赤と混ぜ合わせると・・・・色あせたタイダイ染めのような穏やかなピンクオレンジ色のガスパチョができあがる。おまえが夏の暑さに完全にのうみそをやられており、柔らかな色合いのスープを食いたい時は、このような柔らかな色合いがおすすめだ。

一方で、刺激的なベイブのようにガツンと強烈な赤が欲しい時は・・・・・完熟トマトを使え。もしくは最後の手段として、完熟トマトソースや完熟トマトジュースを適量入れろ。ガスパチョはシンプルかつ奥が深いため、これらのテクを使ったとしても、最初からそううまく作れるものではない。おまえが初めて作ったガスパチョは、きっとお世辞にもそんなにうまそうには見えないはずだ。だが・・・・食べてみるとチョーウマイ・・・・そしてせっかくなら見た目もうまそうなガスパチョを作りたいと思うはずだ。おれも最初にガスパチョを作った時は、そうした失敗やトライアンドエラーを何度もくりかいした。思い通りの色のガスパチョが作れるようになるまで軽く1年くらいかかったと思うし、今でも出来上がったガスパチョの毎回ちがう色合いには驚かされる。そのくらい奥が深いのでおまえも1回失敗したくらいであきらめず何度もトライすべきだ。

色についてこだわるのは決して腰抜けではない。色というのはめちゃくちゃ大事で、見ているだけでも元気が出てくる。たとえば浜辺でドリトスを食べているホットなベイブを想像してみるといい。その水着が鮮やかなトマト、キュウリ、パプリカを連想させる鮮やかな赤、緑、黄色だったら、夏の暑さも疲れもたちまち吹き飛ぶことだろう。ドリトス袋もそのような理論によって赤や黄色になっていることを、おまえはもう一度思い出すべきだ。

ガスパチョで真の男になれ

おれのいいたいことは以上だ。おまえはすぐにスーパーに行って食材を買ってこい。そしてガスパチョを作り、屈強なローマ軍団兵士のような真の男になって夏を乗り切れ。

(逆噴射聡一郎)

編集部より:逆噴射聡一郎先生から提供された調理風景やガスパチョの写真はあまりおいしそうではなかったのでUnsplashの写真を使用させていただきました。 Photo Special Thanks: Nadya Filatova and Ewa Fournier. 


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