自民党費流用疑い 小谷野県議 私的流用ではない
自民党県連の党費を私的に流用した疑いで幹事長の役職の一時停止措置を受けた小谷野五雄県議が12日記者会見し、「私的流用ではなく、故意に精算を求めた事実もない」と改めて主張しました。
小谷野氏をめぐっては、県連内部で経費使用に疑問の声があがり領収書などを調査した結果、ペット用品や女性用バッグなど私的な支出があった疑いが複数、浮上したとされています。
県連は、私的流用が、2020年からの6年間でおよそ2900万円にのぼる可能性があるとみていて、今後、調査委員会を設置し、正式な処分を検討します。
関係者によりますと委員会は女性用バッグやキャットフードなどおよそ1100件を調査対象にしているということです。
小谷野氏は12日の会見で、チェック漏れにより日用品の領収書が混ざったことは事実とした上で「疑義があるとされた分について、6年5か月間の合計、100万円弱を8月末に供託してすでに返済している」と説明しました。
また、自身の進退については、県民の信頼を回復する必要があるとして、「県議会議員として県連の役員として頑張っていく」と辞職を否定しました。