米活動家射殺、当局が動機の解明進める これまでに分かっていること
(CNN) 米国の保守系活動家チャーリー・カーク氏がユタバレー大学で殺害された事件で、当局は容疑者の動機解明を進めている。
これまでに分かっていることは以下の通り。
容疑者を拘束:カーク氏殺害の罪に問われているタイラー・ロビンソン容疑者(22)は、精神鑑定を控えてユタ郡刑務所の特別棟に収容されている。保釈は認められていない。罪状は加重殺人、銃器発砲による重罪、司法妨害。16日に出廷する予定。
ユタ州知事の発言:ユタ州のコックス知事はCNNなど複数のメディアに対し、容疑者の潜在的な動機と過激化について言及した。コックス氏は動機の変化につながった要因について、ゲームや「ダークな」インターネット文化が影響した可能性を指摘した。ロビンソン容疑者は当局に協力していないという。
容疑者の残したメモ:ロビンソン容疑者が残したとされるメモについて捜査が進んでいるが、コックス氏は内容の詳細は明かさなかった。
ルームメートとの関係:当局は、ロビンソン容疑者と同居していたトランスジェンダーの女性との関係が動機につながった可能性を調べている。コックス氏は「結論を急ぐのは簡単だ」としながら臆測は避けた。コックス氏は、ルームメートについて、「非常に協力的」だが「こんなことが起きているとは全く知らなかった」と話した。
トランプ大統領との会話:コックス氏は、事件後のトランプ大統領との会話の詳細を明らかにした。コックス氏によれば、トランプ氏は「非常に怒っていた」が「非暴力」について言及したという。
各地で追悼:国内各地でカーク氏を悼む集会が開かれている。首都ワシントンの文化施設ケネディ・センターで追悼行事が予定されているほか、21日にはアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで大規模な追悼式が行われる予定。