芦屋 安奈

やっほ

うい

toktakで粘着してきたおっさんの顔に座ってカラオケなうw

いや草

しかも便秘7日目だからマジやばたん

うっわww

ニオイどんな?

ん〜 下水と発酵した肉と腐った茹で卵のミックス?

オエーッ🤮笑

うっかり殺っちゃわないようにねー

大丈夫、今回は殺さず精神崩壊チャレンジするからw

マジ鬼畜www

まぁワンチャンJKとオフパコできると思って粘着してくるオヤジの方が悪くない?

それはそう

 連続して10曲以上を歌い、少々くたびれたところで、皐月は一旦マイクをテーブルに置くと、スマホを弄り、安奈とメッセージのやりとりを楽しんでいた。
 それと同時に、彼女は並んだ大量のフードも食べ進める。歌っているときも、前奏や間奏、選曲中などにかなりのハイペースで口に放り込んではいたのだが、マイクを置いてからはそのペースがさらに上がった。焼きそば、たこ焼きの大皿は既に空になり、大の男が数人がかりでも相当しんどいのではないかと思われた超特盛フライドポテトも、ぱく、ぱく、ぱく、ぱく、と恐ろしい勢いで彼女の口の中に消えていって、もう完食寸前だった。
 もちろん、皐月がヒトカラを休憩しても、三隅に休憩時間などはない。
 フードを爆食いし、スマホでチャットする間も、皐月の生尻は彼の顔面を覆い尽くしたまま。全身を拘束された彼の顔面が皐月の全体重から解放されるのは、彼女が離れたところに置かれたフードの大皿を手繰り寄せるときと、脚を組み換えるときの僅かなタイミングだけだった。
「……………、ん」

ぶふぉぉおぼふうぅうぅうぅーーーぅぅううーーーぅううぅうううううっっ!!!!!

ほごごえぇぇぇえぇーーーーーぇええぇえーーーぇええぇえッッ!!?!?
ぁがッッ!!!は…がが……げ……………ッッ

 今はスマホでSNSの投稿をチェックしつつ、手を伸ばして残り少ないフライドポテトを10本近くまとめて掴み一気に口に放り込みながら、皐月は無言のまま、もう何十発目かも分からない極悪臭ガスを放出する。
 それをゼロ距離で喰らった三隅は、絶叫の後、途切れ途切れの声を上げながら、足首付近をビクビクッと動かす不自然な痙攣を起こし始めた。それは、窒息寸前+激臭で心身共に限界間近の合図。これを見て皐月は、
「おっと」
と言って、左手で尻肉の片側を掴んでぐいっと持ち上げながら、身体を傾けて片尻を上げる。
 今日の皐月が目指すのは、安奈とのチャットでも言っていた「殺さず精神崩壊チャレンジ」である。
 皐月や安奈が「本気」を出せば、尻に敷いた大人の男を放屁で殺めることは、正直言って、容易い。今日の皐月の腸内に溜まっている便秘ガスの凶悪さを考えれば、尚更である。
 だからこそ、彼女達は「敢えて」相手を殺さないように、しかし精神的にはほとんど壊滅に近い状況に陥れるという放屁責めをすることがあった。彼女達にとってみれば、それはチキンレース的な、言わば「ゲーム」。「チャレンジ成功」すれば、やった〜!と喜び、「チャレンジ失敗」したら、あ〜あと肩を落とす。だがもちろん、そのターゲットとなる男にとってみれば「成功」は精神崩壊を、「失敗」は死を意味し、どちらにしても拷問級の苦悶に晒されることになる、ゲームどころではない地獄である……
 そんな残虐な「チャレンジ」の最中であるが故、三隅が限界の兆候を見せ始めたところで、皐月は尻を持ち上げた。そもそも、ガスの注入なしでも、完璧なポジションで生尻顔面騎乗しているだけで相手を窒息死させてしまいかねない巨尻の持ち主であるのは皐月も安奈も同じ。2人共、息継ぎをさせるべきタイミングは心得ている(それはもちろん「うっかり」尻肉で男を窒息させてしまった幾度かの経験を経て身につけた感覚なのだが……)。

ぶふぅうーーッッ!!! んフスーーッッ、フスーーーッッ!!!

 口をパンティとガムテープで塞がれた三隅は、顔面を開放された瞬間、鼻穴から少しでも多く外気を取り入れようと全力で呼吸をする。
 皐月は、その彼の様子を片尻を持ち上げた状態のまま観察する。彼がどれくらい限界に近いか、どれくらいまだ余裕があるかを、その反応から見極めているのである。
 そして、20秒間ほど彼の荒い鼻呼吸を見守り、危機に瀕していた必死の荒い呼吸ではなく、それがいくらか落ち着いた普通の鼻呼吸になってきたのを確認したところで、「まだまだいけそう」と判断した。

ぶッッしゅうううぅぅうーーーぅうーーーーーーーーーーぅうううぅうううっっ!!!!!s

んんむッッぎゅううぅぅーーぅぅううーぅぅうううッッ!!?!!?

 そして、片尻を上げた状態——つまり彼の鼻に生の肛門がしっかりと向いている状態で、鋭い一発を前兆も予告も全くなしにぶっ放し、彼を絶叫させた後、容赦なく身体の傾きを元に戻し、顔面を尻肉で、みっっちりと覆い尽くす。

ふむッッ!!!んぐッッ!!!ふんぐぅぅううッッ!!!!!

ぶずぅうッッ!!!ぶずぶばッッ!!!!ぶむずぢゅぅうぅうーーぅううううッッ!!!!!

ふんぎょおぉぁぁぁぁーーーぁぁああーーぁあぁあああああッッ!!!!!

 そして、顔面騎乗の圧迫に呻く彼に、情け容赦なくガスを連発で浴びせると、皐月は涼しい顔のままマイクとリモコンを手に取り、休憩を終えて、再びカラオケを再開した。

 一週間発酵便秘ガスで地獄を見せる「殺さず精神崩壊チャレンジ」をしておなら嗅がせ欲を発散しながら、同時に年相応の趣味と言えるカラオケも楽しむ。
 皐月のお楽しみヒトカラは、開始から2時間が経ってもまだ終わりが近づいている様子はない。
「〜〜♪」

ぶるりゅうぅうぶすうぅうぅーーーーぅうーーーぅうぅうううううっっ!!!!!

ほんごぁああぁぁぁああぁーーーぁああーぁぁああああッッ!!!!!

 また一曲を歌い終えたタイミングで一発を放ち、清々しげに微笑んだ皐月は、テーブルに手を伸ばしドリンクのグラスに手を伸ばす。しかし、コーラとジンジャエールが入っていた大きなグラスは2つとも空。それに気づいた彼女は、今度は内線電話の受話器を手に取った。
 1コールで店員が応答した電話に(皐月や安奈が来店した際は、迅速に応答できるよう店員が電話機の前で待機している)、皐月は、
「メロンソーダ。あと特盛ポテトおかわり」
と端的に告げ、受話器を置いた。
 ……その数分後、店長が注文を抱え、ダッシュで302号室にやってくる。
「しッ失礼致します……、うぅッッぷ!!!
 室内からカラオケの音が聞こえていないのを確認し、楽しいヒトカラの邪魔にならないように、店長は静かに扉を開けて中に入る。
 そのとき、皐月はちょうどハイスコアを出したカラオケの画面の写真をSNSに投稿するため、文章を打ち込んでいるところだった。最初にフードを運び込んだ時とは比べものにならない濃度と化したガス室で、皐月は、相変わらず長い生脚を剥き出しにして組んで顔面クッション上のソファに腰掛け、スマホの画面に集中していた。
 彼女は店員が入ってきたことに気づいてもいないかのように、そちらを見向きもしない。だが、もちろん気付かないはずはない。ただ単に、無視しているのだ。
「………ごふッ、あ、あの、め、メロンソーダと、超特盛フライドポテト、うぷッ、おッ、お持ちしました………」
 真っ青な顔をした店長は、できるだけ息をしないように、ぼそぼそと呟くような小声ながら、念のため、皐月にそう声を掛ける。それを聞いた皐月は、相変わらず顔をスマホ画面から少しも上げようともせず、無言のまま、高速で指を動かしタップとスワイプを繰り返しながら、

ぶりッ!!!ぶぶゔぉふぉッッ!!!!

と豪快な屁で返事をした。
ひッッ!!!ひいいぃいいッッ!!!
 それは、「うるさい。分かったからさっさと置いて出て行け」という彼女の意志がはっきりと込められた屁の返事だった。店長は思わず背筋を伸ばして震え上がった後、その意味を感じ取り、用意したメロンソーダとフライドポテト(あの到底食べきれるとは思えなかった超特盛の2皿目)を大慌てでテーブルに配膳すると、
おッお邪魔致しましたぁああ!!
と腰を直角に曲げて頭を下げる。
 それに対しても、

ぶりゅりぶぅぅううッッ!!!!

と屁で応じた皐月のもとから、彼は転げ出るようにして部屋から逃げ帰り、口を両手で押さえながら、またトイレへと駆け込んでいく。結局、店長のことを一度も目で見ることなく応対した皐月は、SNSへの投稿を終えたところでようやく顔を上げ、テーブルに置かれたメロンソーダを美味しそうに飲むと、また飽きることなくフライドポテトをぱくつき始める。
 と、そこで彼女は、尻の下の反応が薄くなっていることにふと気づいた。
「あれ?ちょっと、まさか死んでないよね?」
 彼女はそう言って立ち上がる。
 現れたのは、白目を剥いてピクリとも動かない、真っ赤になって彼女の尻型に潰れた三隅の顔面。
 小さく首を傾げた彼女は、中腰の姿勢で尻を降下させ、両手で尻肉を掴み左右にこじ開けると、

むしゅううううぅぅううーーーーぅううーーーーーーーーーーぅぅうううううっっ!!!!!

と、思い切り、熱い熱いすかしっ屁を放った。

———はんッッがぎゃああああああぁぁああぁああぁあッッッ!!?!!!

 これだけの至近距離でパンティも介さぬ生肛門からこのスカシを食らえば、どれだけ深く昏倒していようとも目を覚ますし、これで目覚めなければ死んでいると断言できる……。皐月が得意とする、最悪の生死確認方法である。
 こうして三隅の「無事」を確かめた皐月は、満足げに数回頷き、
「よしよし。まだまだ元気そうじゃん? ふふっw」
と言って笑うと、次の瞬間には、すかしっ屁を出したてでまだヒクついている肛門が三隅の鼻穴にぴたりと合うような位置に再び座り直すのだった。

 皐月が302号室を出てたのは、入店から5時間後のことだった。
 入るときには三隅と2人だったが、帰るときは、もちろん皐月1人だ。
 ヒトカラとおなら責めを思い存分楽しんだと見える彼女は、機嫌良さげだ。彼女は、カウンターで深々と礼をして見送る店長に片手を軽く挙げてにこやかに微笑みかけると、こう告げた。
「あ、連れだけどね、気絶してて動かないけど、死んではいないから。でも、たぶん起きてもまともに歩けも喋れもしないかな。ふふっ、あ〜そうそう、精神崩壊っていうか? いつも通りテキトーに病院に送って処理してくれればいいよ、うん、んじゃ、よろ〜」
 さも何でもないような口ぶりに、店長は言葉を失い、何も言い返せなかった。
 そのまま当然のように代金を払うこともなくスタスタと去っていった彼女に、震えながらぺこぺこと何度もお辞儀を繰り返した店長は、彼女の姿が見えなくなった後、力が抜けたようにカウンターに両手をついて、大きく溜息をつく。そしてしばらく時間をかけて心を整えた後、覚悟を決めて、3人のスタッフと共に彼女が立ち去った302号室に向かった。
「い、いいか、開けるぞ………」
 全員の顔を見回してそう言ってから、店長は302号室のドアを開け、中に入る。

ひッッひぎッ!!?うぅうッうううぅぅうーーーぅうううッッ!!!!
ぐざぇえぇえッッ!!!?ぐッッぜええぇぇえーーーーぇぇえええぇえッッ!!!!!
ぉげッッ!!!ォオオウゥエェェエーーーーェエェエエエッッ!!!!!
うぅぅううッッぷ!!!ウォゲッッ!!!げへッッ!!!!

 その瞬間、室内の激臭に、揃って嗚咽する店員達。4人のうち2人が最初の数秒で嘔吐し、各自持参したバケツに吐瀉物をぶちまける。そこはもはや、カラオケのパーティールームなどではなく、普通の生物が立ち入るべきではない、皐月の便秘腐卵焼肉ガスに満ちた地獄と化していたのだ。
 広い部屋全体に高濃度で充満したおならの臭い。
 テーブルの上に残された、全てが綺麗に食べ尽くされた、大量のフードの大皿。
 そして、そんな地獄そのものの空間に取り残された、一人の男。
 三隅は、全身をガムテープで拘束されたまま、ソファに身をもたれかけさせていた。充血しきった白目を剥き、大きくは動かないが、僅かに痙攣している。彼女が言い残したように、死んではいない。しかし、そこから生気はほとんど感じられなかった。
 店員達は、この男を部屋の外に救出し、臭いを落とした後に裏ルート経由で精神病院に搬送させなければならない。加えて、壁紙、カーペット、全てを張り替える必要があるほどのこの部屋の片付けもする必要がある。全員が気の重い顔をして、皆、早くも泣き出してしまっていた。

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