<差別なき社会へ>
1923年9月の関東大震災時、神奈川県茅ケ崎市で虐殺された朝鮮人を追悼する会が13日、同市民文化会館で初めて開かれた。犠牲者の名前を読み上げ、約80人の参列者が黙とうをささげた。
市民有志が「茅ケ崎でも起きた事実に目を向け、語り継がなければいけない」と企画。当時の状況を調べ、県内の犠牲者の追悼を続ける市民団体「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」と協力して開いた。
◆デマを信じた民衆が朝鮮人7人を殺害か
実行委が2023年に発表した史料には、茅ケ崎町(当時)で河有学(ハユハク)さん、金褐陽(キムガリャン)さん、金鳳桂(キムポンゲ)さん、金在熙(キムチェヒ)さん、金奇万(キムキーマン)さんが、朝鮮人を巡るデマを信じた民衆らに殺害されたと記載されている。史料は大震災から2カ月後、当時の県知事が内務省警保局に宛てた報告書とみられる。他に少なくとも朝鮮人2人、朝鮮人に間違われた日本人1人が犠牲になったと...
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