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Conversation

制御において「速さ」は大正義なんだな。そして、サイクル周期の設定は、機械設計における公差設計と同じ考え方になるんよ。制御サイクルを単純に積み上げたり、二乗和平方根(RSS)で計算したりして、最終的に仕事をする箇所の位置精度や時間精度を設計するのは、公差設計とまったく同じ発想なんだわ。 ただ、なんでもかんでもゼロ公差の理想がいいかというと、そういうわけでもなく。制御箇所ごとに許容公差を決め、公差に緩急をつけないと金が掛かってしょうがないんだな。だから制御屋も、メカ屋が普段当たり前のように行ってる公差設計を、「制御の世界でやろうぜ」って言いたい。 タクト計算シートを作れ。加速度や速度を入れると、全体タクトが自動計算されるシートだ。面白いぞ。 携わる装置のスペックシートを自分で書け。特に「プロセス精度」を保証する箇所。今よりもっとFA制御に向き合えるようになるぞ。 このようなFA制御のお仕事ができるのは、精度モノの装置を作っている装置メーカー。だから私は、設計請負ではなく装置メーカーへの就職を勧めてるんだな。