「くじら汁」無料提供 北海道釧路市の協議会200食
釧路沖の商業捕鯨が今年も始まり、鯨肉の消費拡大を目指す釧路くじら協議会は「くじら汁」の無料提供を13日、釧路和商市場の中央パティオ特設会場で行った。また、同協議会は恒例の釧路くじら祭り(第16回)を18日から3日間にわたって市内34店の協力で開催し、くじら料理の特別メニューを税込み550円で提供する。 「くじら汁」無料提供は毎年恒例の鯨肉普及キャンペーンのイベント。釧路沖で水揚げされたミンク鯨の本皮を使い、みそ味でくじら汁を調理し、対面で200食を買い物客に手渡した。主催者のスタッフは「釧路沖の水揚げも順調で、鯨肉が市内のスーパーにも出回っている。味わってほしい」と呼び掛けた。くじら汁に舌鼓を打っていた市内の50代の女性は「市内に長く住んでいるが、和商市場のくじら汁は初めて。クジラの皮は子供の頃、食べて以来、味を思い出した」と喜んでいた。 18日から開催の「釧路くじら祭り」は34店が特別メニューを用意しており、ここで飲食すると、1万円分の食事券コースや5000円相当のくじら肉加工品などが当たる抽選にも応募できる。
釧路新聞