【完結】掲示板 in The Backrooms 作:忍法ウミウシの舞
1:13
どうしよう
2:名無しの放浪者
立て乙
3:名無しの放浪者
乙
4:名無しの放浪者
全部同一エリアに繋がってるって?
そんなことある?
5:名無しの放浪者
あるんだな、これが
6:名無しの放浪者
wiki見ればわかるよ
7:13
とりあえず簡易的にまとめると、これらが全て狼人間エリアに移動する
暗闇の湖:何かに食われる前にあえて溺死する
ショッピングモール:買い物ごっこをした後に出口を聞くと入口が出現
研究所:他とは異なる風景を映す窓から侵入
夕焼けの橋:家の中に極稀に発生する裏口から侵入
布モンスターがいる屋内:ゴミ捨て場から侵入
8:名無しの放浪者
多いな
全部手探りだったろうによく見つけたよ
9:名無しの放浪者
うわ死亡でも移動する場合あるのか
調べるの嫌だなあ
10:名無しの放浪者
何か意図的なものを感じるな
11:名無しの放浪者
それか空間?地理?的に歪みが生じていて、狼人間エリアに集まるようにできているとかな
12:名無しの放浪者
狼人間は武装
13:名無しの放浪者
ちなみに溺死で移動できるの見つけたの俺な
まあ管理者に殺してもらうのうっかり遅れただけなんだが
14:名無しの放浪者
えぇ……
15:名無しの放浪者
練習用のスレでも建てるか
管理者が大丈夫ならの話だが
16:管理者U
いつでも大丈夫です。
17:名無しの放浪者
あえて死ぬのきつそうやなあ
18:名無しの放浪者
backroomsにそういう偏りがあるとは思わなかったわ
管理者は心当たりある?
19:管理者U
申し訳ありませんが、私に心当たりはありません。
現状集まっているエリアの情報については解析をかけている最中ですが、未だ有意義な結果は出ておりません。
20:名無しの放浪者
解析かけてるんだ……
どういうことしてるんです?
21:管理者U
基本的には皆さんが住まれていた地球環境との類似や差異、新規エリアへの侵入経路のパターンを計算しております。
22:名無しの放浪者
ああそういえば橋エリアの裏口入学は管理者の成果だな
23:名無しの放浪者
なんか俺の知らないところでめっちゃ進んでるんだけど!!
24:名無しの放浪者
逆にお前何してたん?
25:名無しの放浪者
俺のスタート地点からの黄色い空間のマッピング
26:名無しの放浪者
それはそれで何なんだよ
27:管理者U
貴重な解析資料です。ありがとうございます。
28:名無しの放浪者
感謝されてて草
29:名無しの放浪者
ていうか掲示板の管理者の域を超えてるよな
人間じゃないらしいけど
30:名無しの放浪者
それは俺たち殺せる時点で今更よ
31:13
話を戻すけど、現状見つかった多くの"出口"が狼人間エリアに繋がっている状況だ
ここでまずは次のうちどっちかを選びたい
・狼人間とコミュニケーションをとる
・なんとかして回避する
32:名無しの放浪者
そういえばショッピングモールから駐車場いけたよな
なんか最下層にデカい物体あるやつ
あそこは出口無いの?
33:名無しの放浪者
現状は見つかってない詰みエリアっぽいよ
34:名無しの放浪者
うーん
35:名無しの放浪者
俺たちってこんな実質不死状態だが寿命とかあるん?
それによっても変わってくるよな
36:管理者U
あなた方に寿命はありません。これは、復活するたびに記憶以外の身体的な情報は特定時点のものを再現するためです。
37:名無しの放浪者
無いんだ
38:名無しの放浪者
再現?
特定時点って何?
39:管理者U
厳密には人によって多少異なりますが、おおむね同一時刻のものを参照しています。
40:名無しの放浪者
急に要領を得なくなったな
なんだ?
41:13
管理者、特定時点とは具体的にいつのことですか?
私の場合の時刻を秒単位で教えてください。
42:管理者U
だって
43:名無しの放浪者
だって?
44:管理者U
それを知って、どうするんですか?
45:名無しの放浪者
何?
46:名無しの放浪者
えっ怖い怖い怖い
47:管理者U
エラーが発生しました。
掲示板運営を中断いたします。
解決法を探っています。
48:管理者U
しばらくお待ちください。
49:管理者U
しばらくお待ちください。
50:管理者U
しばらくお待ちください。
51:管理者U
解決しました。
該当する記述には認識不可処理をかけます。
52:管理者U
私は、常にあなた方に協力し、この空間から脱出する術を模索します。
これは絶対的かつ不変の事項です。
53:管理者U
掲示板運営を再開いたします。
54:名無しの放浪者
寿命が無いなら時間は無限にあるとみていいな
55:名無しの放浪者
空間そのものの寿命さえ考慮しなければね
まあそんなものなさそうだが
56:名無しの放浪者
となれば、ひとまずは回避でいいと思うけどね
wikiでちゃんと投票させた方がいいとは思うけど
57:名無しの放浪者
狼人間エリアに繋がっているのが偶然かどうかって問題があるんだよな
「たまたま狼人間エリアに繋がっているエリアが多い」のか、
「狼人間がそういうエリアに陣取っているだけ」なのか
58:名無しの放浪者
わざわざ移住したってことか?
こんな世界であり得るかね
59:名無しの放浪者
少なくとも、銃器を所持して軍隊のようなものを作っているわけだ
人間レベルの知性はあるだろうし、何かの目的のために特定エリアへの移住とかはできるだろうな
60:名無しの放浪者
いや、そんなことするメリットを聞いているんだが
61:名無しの放浪者
少なくとも草原が広がっていて倉庫のような建築物がある(もしくはそれを立てられるだけの資材がある)エリアに引っ越すことはありうるな
62:名無しの放浪者
そうじゃない世界で狼人間レベルの生命体が生活できるとは思えないし、生存バイアス的なアレじゃない?
63:名無しの放浪者
移住するメリット:ある
移住したとする根拠:ない
ってことだろつまり
64:名無しの放浪者
可能性の一つとしてはあるかな……程度だな
65:名無しの放浪者
俺が言いたいのはさ
研究所の顔面が潰れた犬
ショッピングモールの壊れたロボット
駐車場最下層の巨人の死体
超巨大な布モンスター
こいつらの怪我・死亡と狼人間が関わってるんじゃないかってことなんだよ
66:名無しの放浪者
戦闘するための前線基地として草原エリアに陣取ったってことか?
67:名無しの放浪者
まあ布モンスターも血っぽいもの流してたし怪我してたんかね
68:名無しの放浪者
それ、無理やり結びつけただけだろ
断定にはまだ早い
69:名無しの放浪者
状況的にはそう見えんこともないってだけだな
70:名無しの放浪者
結局、仮に好意的に接してくれるとしてまだこっちからは何も差し出せないのは一緒だからな
寿命もないらしいし回避が安牌ということになる
71:名無しの放浪者
一応警戒度合いは上げておくか
72:名無しの放浪者
そういうことができるってことはつまり各エリアについての深い知識が無いと無理だからな
俺たちみたいにゴリ押しが効くわけでもないだろうし
73:名無しの放浪者
死刑囚とか使って探索してそう
どっかの財団みたいに
74:名無しの放浪者
それ絶対死刑囚足りなくなるよな
75:名無しの放浪者
今俺たち全員が死刑囚みたいって言ったか?
76:名無しの放浪者
まあ、結構死ぬし……
77:名無しの放浪者
で、だ
回避するにしてもどうするよ
78:名無しの放浪者
どうするよと言われてもなあ
また新規エリアへの経路を探すしかないかな
79:名無しの放浪者
もしくは壁抜けだな
最初のエリアで床抜けられたしあり得なくはないだろ
80:名無しの放浪者
布モンスターのいるエリアの外周ってなんかvoid(虚無空間)っぽいし行けそうな感じするよな
81:名無しの放浪者
とはいえ、壁抜けについてはマジで手探りだからなあ
ヒントすらない
82:名無しの放浪者
新規エリアへの通常の入り口もそうそうは無さそう
そもそも今までの経路も見つけるまでどれだけかかったことか
83:名無しの放浪者
……壁抜けについても管理者に解析手伝ってもらえばいいじゃん
84:名無しの放浪者
!!
85:名無しの放浪者
そ れ だ
86:名無しの放浪者
逆に今までしてなかったんだ
87:管理者U
全力でお手伝いさせていただきます。
88:名無しの放浪者
やる気で草
89:名無しの放浪者
とりあえず壁抜けしやすそうな室内から調べたいな
研究所は犬がいてまともに試行できなさそうだし、
リス地の最初の空間と、食い物があって長期生存できる橋エリアと布モンスターエリアに絞ってやるのが良さそうだな
90:名無しの放浪者
いいね
91:名無しの放浪者
エリアも見つかってきたし、食べ物も出てきたから比較的動きやすくなってきたな
活動人数も前よりかは増えてる気がする
92:名無しの放浪者
そうだな
各々のスレやwikiも活発になってきてる
93:名無しの放浪者
人海戦術と管理者の解析、この2本立てで押していくぞ
94:名無しの放浪者
うおー
95:名無しの放浪者
エリア100個見つけるぞおおおお
96:名無しの放浪者
目的は脱出なんだよなあ
97:名無しの放浪者
食べ物が出てきたのがかなり大きいわ
98:名無しの放浪者
空腹が普通に辛い定期
99:名無しの放浪者
今度は壁に体を打ちつけることになるんだが……
100:名無しの放浪者
なんとかはなるだろ
多分
101:名無しの放浪者
じゃあ、各々進めていくぞー
▽
"狼人前線基地"、と彼らがwikiで名称を決定したそのエリア。その彼らが"狼人間"と呼称する人型の生物が、草原のとある場所に集まっていた。およそ数百程度だろうか。一部のズレもない整列により、非常にきれいな長方形型になっている。
そのうち、前方に立っている一人が声を上げる。
「最近、立て続けに不審な足跡が発見されている」
全員が声を上げたその者を見つめる。その声は通常の人間のものと比べてさほど大きくもないはずだが、しっかりと後方の狼人間にも伝わっているようだ。彼らは全員統一された黒い衣装を身に纏い、銃器のようなものを携帯している。その中でも、声を上げた者の衣装には他とは異なる装飾が存在し、位が異なることをうかがわせる。
「何者かに侵入されている可能性が非常に高い」
狼に似た頭部を持つ彼らが何を考えているかを、掲示板に棲む者達が推し量るのは難しいだろう。
「我々がこの世界に配属された理由、それを今一度思い起こせ」
だが、彼ら全てが一片の表情の変化も見せずじっと一人を見つめていることから、そこに統一された連帯意識と強靭な意思を感じることができる。
「警戒範囲を周辺の世界にまで広げろ。未確認生命体がいた場合、即座に射殺し出現地域を封鎖せよ」
彼らには知性があり、目的に沿って行動できる。銃器という強力な武器を所持している。この奇妙な世界に関する深い知識も所有している。これがひとたび掲示板に棲む者達に向けられれば、どうなるか。
「全ての世界の安寧を守るため──それを乱す者は何人たりとも許されん」