【再利用チャレンジ】800円で買った古いタブレットを“モバイルモニター化”してみた話
こんにちは、ジャンク鉱山Labです。
今回は、メルカリで800円で買った激安の古いタブレット(チャレンジパッド2)を使って、ちょっと面白い再利用にチャレンジしてみました。
テーマはずばり、
「使えない古いAndroidタブレットを、再び使える“モバイルモニター”にできるか?」
という再生実験です。
🔧 使った機材
チャレンジパッド2(Android 5.1搭載タブレット)
Ubuntu搭載ジャンクPC(10年以上前のノートパソコン)
USB mini-B 対応のデータ通信ケーブル
HDMI Video Capture
Nova Launcher(旧バージョンAPK)
USB Camera アプリ(旧バージョンAPK)
💡 そもそもなぜ、古いタブレットを再利用?
理由はシンプルです。
新しいものを買うお金がなかったから。(ー_ー)
…というのもありますが(笑)、それ以上に、
古いものを無駄なく活かしたい
ジャンク品でも工夫次第で再利用できる
資源循環だけでなく「リユース」にも取り組みたい
という思いがあります。いわば「都市鉱山」的な発想である「マテリアルリサイクル」ではなく「リユースリサイクル」への挑戦です。
🛠 作業の流れ(ざっくり)
タブレットの開発者モードをオン
UbuntuパソコンにADB環境を構築
古いバージョンのアプリをネットで入手
ADB経由でアプリをインストール
タブレットを“擬似モバイルモニター化”
大誤算このノートパソコンHDMI出力がないじゃん…
いつものノートパソコンはなぜかHDMIがなくてVGAだった…(古い業務用PCにはよくある話)これだと今回の構成じゃ接続できないね
正直これは誤算だったよ…
だってノートパソコンとタブレットを並べてデュアルモニター環境にしたほがかっこいいじゃんか!
ということでしぶしぶデスクトップパソコンに接続することに
📺 急遽予定変更してでデスクトップパソコンの画像をタブレットに出力
古いタブレットなので、Google Playのアプリはほぼ使えません。
そのため、パソコン(Ubuntu)を使って、旧バージョンのAPKを直接インストールしていきます。
やった作業の一部をざっくり紹介すると…
タブレットの設定からタブレット情報をタップ
ビルド番号を連打
設定に戻って開発者オプションをタップ
USBデバッグをタップしてOKをタップ
UbuntuPCのターミナルでADBツールをインストール sudo apt install android-tools-adb
ブラウザから旧バージョンAPKをダウンロード
ダウンロードしたAPKファイルを adb install でタブレットに直接転送
Nova LauncherでUIを刷新
USB Cameraで映像入力を確認
などなど。
⚠ APKの直接インストールには注意が必要です
今回紹介した方法では、Google Playストアが使えない古い端末のため、外部サイトからAPKファイルをダウンロードして直接インストールしています。
これは非常に便利な方法ですが、いくつか注意点もあります。
🧨 外部APKのリスク
正規のアプリを装ったマルウェアやウイルスが含まれている可能性がある
アップデートが受けられないため、脆弱性がそのまま残る
個人情報へのアクセスや意図しない挙動をするアプリも存在
とくに、信頼できないサイトから入手したファイルには、明らかなセキュリティリスクがあるため、検証用や再利用端末に限定して使うのが原則です。
✅ リスクを減らすために
**信頼性の高いAPK配布サイト(例:APKPure、F-Droid など)**を利用する
公式サイトから提供されている開発者直のリンクを探す
メインのスマホなど、個人情報を扱う端末では使わない
初回起動時のアプリの権限(カメラ・ストレージなど)を必ず確認する
今回はUbuntuパソコンからADB経由でインストールしているので、タブレット側では直接ブラウザ操作やダウンロードをしていないという点でも少し安全性は高めです。
☝ この手法は“知ってる人向け”
つまり今回の手法は、あくまで、
「古いタブレットをなんとか再利用したい」
「そのために少し手間や工夫もいとわない」
という方向けのチャレンジです。
すべて自己責任ではありますが、正しく使えばまだまだ古い端末は活かせます。
🖥️ 再生利用の成果は…?
結果的には、YouTubeや簡単な動画再生くらいなら問題なく動作しました。
画面サイズは10.13インチで、使い道次第では作業用サブモニター的にも使えそうです。少しだけ操作したときのタイムラグあるけど…
(ちなみに、Ubuntu上で再生しているのは、我がチャンネル「ジャンク鉱山Lab」の過去動画だったりしますw)
🎯 まとめ:使えないものは“使い方”で変わる
今回のように、
古いタブレット
古いノートPC
フリーのOS(Ubuntu)
旧アプリ
を組み合わせることで、捨てられるはずの機器がもう一度よみがえる可能性があります。
これは、ただの修理や節約ではなく、“再発見”や“小さな資源循環”の感覚に近いものです。
📝 最後に…
具体的な作業の様子を動画にしています。
ぜひYouTubeでもチェックしていただけたら嬉しいです!
(工程上2つの動画にわかれています。)
👉 古いAndroidタブレットの再利用 モバイルモニター化 Android5.1 のタブレットにバージョンの古いアプリをパソコンから操作してインストール adb 改造 解説 前編
👉古いAndroidタブレットの再利用 チャレンジパッド改造 モバイルモニター化 実践 解説 後編
☕ おわりに
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
もし今回のチャレンジが「ちょっと面白そう」「昔の端末ってまだ活かせるんだな」と感じてもらえたら、
よかったら「スキ」やフォロー、コメントなどで教えていただけると、とても励みになります(ー_ー)
ゆるく実験しながら、これからも古いモノの再発見を楽しんでいきます。


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