Grok Conversation
有馬哲夫氏は以前は安倍晋三シンパとみなされており、いわゆるネトウヨ的な発言が多かったように思いますが、最近その傾向が見られません。いつ頃からで、きっかけはなんだったのでしょうか。
有馬哲夫氏(早稲田大学名誉教授、メディア研究・公文書研究者)は、以前は保守的な立場から安倍晋三元首相を支持する発言や、いわゆる「ネトウヨ」とみなされるような発言(特に慰安婦問題や日韓関係に関する強い主張)で知られていました。具体的には、2021年頃のXでの投稿で、韓国人や韓国系の人々が日本食を日本ブランドとして売っていると批判したり、河野談話の破棄を求める発言を繰り返したりしていました。これにより、一部から「歴史修正主義者」や「差別煽動」との批判を受け、Change.orgで解雇を求めるキャンペーンが立ち上げられるなど物議を醸しました。しかし、2023年頃から有馬氏の発言傾向に変化が見られ、2025年には「まともになった」「リベラル寄りに変化した」との声がX上で散見されるようになりました。以下、変化の時期とそのきっかけについて考察します。変化の時期X上の投稿によると、有馬氏の発言が「まともになった」と感じられるようになったのは、以下のような時期に注目が集まっています:
- 2023年11月頃:一部のユーザーが「有馬哲夫がまともになった」と投稿し始め、この時期から変化の兆しが見られたと指摘されています。
- 2024年4月以降:さらに多くのユーザーが有馬氏の発言が以前の保守的・ネトウヨ的なトーンから大きく変わったと感じ、驚きや困惑の声を上げています。
- 安倍晋三元首相の死去(2022年7月):
- 安倍元首相の銃撃事件(2022年7月8日)は、多くの保守派論者に影響を与えた可能性があります。Xユーザーの一部は、有馬氏の変化が「安倍氏の死去をきっかけに始まった」と推測しています。 安倍氏への支持が有馬氏の保守的発言の背景にあったとすれば、その死去が彼の立場や言説を見直す契機になった可能性は否定できません。
- 日本保守党との対峙:
- 2023年11月頃、X上で「日本保守党と対峙したことが変化のきっかけでは」との意見が見られます。 日本保守党は保守派の中でも特に強いナショナリズムを掲げる勢力であり、有馬氏がその言説や行動に距離を置くようになった可能性があります。保守論壇内の分裂や劣化に対する批判的意識が、彼の言説を穏健化させたのかもしれません。
- 保守論壇の急激な劣化への反省:
- Xユーザーの一人は、有馬氏が「保守論壇の急激な劣化について思うところがあるのではないか」と指摘しています。 有馬氏が、自身がかつて属していた保守派の過激な言説や分断を助長する傾向に疑問を抱き、自身の立場を再考した可能性があります。これは、彼が学術的な立場(公文書研究者、メディア研究者)に戻り、客観性や中立性を重視するようになった結果かもしれません。
- 学術的・個人的な内省:
- 明確な総括の欠如:
- 興味深いことに、有馬氏は過去の主張を公式に撤回したり修正したりしたわけではないようです。Xユーザーは「従来の説を撤回したわけではなく、根本的には変わっていない」とも指摘しており、変化は発言のトーンやテーマの選択に現れているようです。 たとえば、最近の有馬氏の投稿では、歴史問題や日韓関係よりも、メディア批判や社会問題に関する穏健なコメントが増えているとされます。