事故の車に後続車衝突、2歳児重体　立ち去ったトルコ国籍の容疑者逮捕

13日午後7時40分ごろ、栃木県鹿沼市藤江町の東北自動車道下り線で、事故を起こして追い越し車線に停車していた乗用車に別の乗用車が追突した。後続車の親子3人が病院に搬送され、男児（2）が頭を強く打って意識不明の重体となり、6歳男児が重傷、運転していた父親（36）=横浜市=も腰の痛みを訴えた。

先に事故を起こした車の運転手は車を置いて現場から立ち去っていたが、その後、警察官が身柄を確保。県警は14日、トルコ国籍の解体業、ベアジット・セイト・イゼツ容疑者（30）=さいたま市=を道交法違反（無免許運転、事故不申告など）の疑いで逮捕した。

県警高速隊によると、無免許運転は認めているが、それ以外は「パニックとショックになっただけで、逃げようとしたわけではない」と容疑を否認している。

先行車は中央分離帯のガードレールに衝突して道路上に停車していたところを追突されたとみて、高速隊は事故の状況を調べている。現場は片側3車線。〔共同〕