「防災の日」 九都県市合同防災訓練
「防災の日」の9月1日、さいたま市では、埼玉など9つの自治体が参加して、大規模な首都直下型地震を想定した合同防災訓練が行われました。
訓練は、さいたま市を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強の地震が発生したという想定で行われ、自衛隊や警察、それに消防などあわせて123の機関が参加しました。
訓練には地元の自治会や中学生も参加し、けが人を担架で運んだり、住宅火災を想定して初期消火をしたりするなど、「共助」によって対応する訓練を行いました。
一方、警察のバイク部隊が被害状況を確認したり、上空からドローンで家屋の倒壊や火災状況を把握したあと、消防隊員が倒壊した高い建物に取り残されたけが人などをヘリコプターやはしご車で救出したりするなど、災害発生時に関係機関がどのように連携して対応するか確認しました。
また、石破総理大臣も視察し、AEDを使って心肺蘇生法を体験したり、避難所で使用する段ボールベッドを設置したりしました。
閉会式で、石破総理大臣は「首都直下地震や南海トラフ地震はいつ発生してもおかしくない。大災害に備え、国民に命を守る行動を確認してもらうことが重要だ」と述べました。