2025年9月9日、「静岡県沼津市公認ご当地Vtuber」という肩書を持つVTuber「西浦めめ」が、公式アカウントで反AI思想を開陳。「沼津市も生成AIで看板・チラシを作っているお店が増えてきたが、それらは『クリエイターを軽視するお店』とみなして距離を置く」と、市公認VTuberでありながらAI使用罪に基づく店の選別を宣言した。
https://x.com/chimohama/status/1965241790455591054
しかし、反AIなのは「西浦めめ」だけで、沼津市は反AIではない。むしろ「市政に活用する」と宣言している。
この点を指摘されると、「西浦めめ」は「自分が問題視しているのは画像生成AIだけで、それ以外のAIは別にいい、便利なので普通に使う」と、堂々とダブルスタンダードを宣言。
https://x.com/chimohama/status/1965471135371591979
「画像生成AIにだけ反対して、他のAIは平然と使う」というパターンは、例えばホロライブ等の著名なVTuberも同様なので、それ自体は珍しいものではないのだが、「画像は権利関係がよく分からないので」等の意味不明な言い訳を添えるのが通例であり、全く恥じる事なくここまで堂々とダブルスタンダードを展開する例は多くはない。
ITMediaの取材に対し、沼津市は「西浦めめが勝手に言っている事であって、市の見解ではない」「市は西浦めめの思想を推奨しないし、肯定もしない」と返答している。