カーク氏射殺、22歳容疑者を拘束 弾薬に「ファシスト」の刻印

カーク氏射殺事件、容疑者の男を拘束=ユタ州知事
ユタ州の大学で保守系政治活動家チャーリー・カーク氏が射殺された事件で、同州のスペンサー・コックス知事は12日、州内に住むタイラー・ロビンソン容疑者を拘束したと発表した。ユタ州公安局が公開した重要参考人の写真(2025年 ロイター/Utah Department of Public Safety/Handout via REUTERS)
[オレム(米ユタ州) 12日 ロイター] - ユタ州の大学で保守系政治活動家チャーリー・カーク氏が射殺された事件で、同州のスペンサー・コックス知事は12日、州内に住むタイラー・ロビンソン容疑者(22)を拘束したと発表した。
州の記録によると、容疑者に犯罪歴はないもよう。容疑者は有権者登録はしていたものの、政党には所属していない。
ロビンソン容疑者は周囲に犯行を告白したといい、その人物が当局に通報した。また捜査官によると、同容疑者のルームメイトから、インスタントメッセージプラットフォーム「ディスコード」に投稿された重要な証拠となる情報が提供されたという。
家族への事情聴取によると、ロビンソン容疑者は最近になって政治的発言を行うようになり、カーク氏をこき下ろすような発言があったという。
コックス知事は記者会見で、1960年代に起きたジョン・F・ケネディ元大統領や米公民権運動の黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺に言及し、「これは、われわれ全員に対する攻撃だ」と非難した。
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現場付近で見つかった弾薬には、「おい、ファシスト、捕まえろ!」といった文言が刻印されていたという。コックス氏は、弾薬に刻まれたメッセージの解釈は調査に委ねるとした。
同容疑者はユタ州南西部ワシントン郡の実家で両親と同居していた。また、捜査官が同容疑者のルームメイトに事情聴取を行っているとも述べた。

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