【独自】またもや大阪府警に「家宅捜索中に暴行」疑惑 “事件と無関係”男性が「捜査4課員に顔をひざ蹴りされた」 全治1カ月のけがで刑事告訴、府警が受理し捜査へ
先月、トクリュウグループへの家宅捜索の中で、捜査4課の警察官2人が捜査対象者に暴行を加えたとして逮捕・起訴され、大きな注目を浴びることとなった大阪府警の捜査。 【動画】大阪府警に「家宅捜索中に暴行」疑惑 “事件と無関係”男性が… ABCテレビの取材で、大阪府警捜査4課などが行ったとされる別事件の家宅捜索で、またもや「暴行疑惑」が浮上したことがわかりました。 しかも被害を訴える男性は「自分は捜査対象者でもなく、事件と無関係だった」と言います。”疑惑”は刑事告訴される事態に発展。被害男性の独自証言です。
目が腫れ、耳に裂傷…そのとき何が
腫れあがった右目のまぶた。左の耳にも耳たぶの一部が裂けるなどのけが。 これは今年5月1日、大阪府内の病院で撮影された、男性会社員Aさん(36)の写真です。この日朝、Aさんは自宅の社員寮で思いもよらぬ「暴行被害」を受けたと話します。何と相手は「何人もの警察官」。Aさんが当日の出来事を振り返ります。 「僕の家は勤務先の会社の寮になるんですが、5月1日は休みで、自分は風呂に入っていました。そうしたら1階の玄関の方からガンガンという激し目のノックの音が聞こえたんです。モニターの所に行くと複数の警察官が立っていました。対応しに出て行ったら急に警察の方が押し込みみたいな感じで入ってきて、言葉を発する間もなく胸ぐらをつかまれて…」 Aさんは後に、「警察官が家宅捜索に来た」ということを認識しますが、この時点では家宅捜索令状は示されなかったということです。「何でこんなことをされないといけないか分からなかった」 なだれ込んできたという警察官らはさらにー。
捜索令状を示されるまでの“空白の20分間”に暴行?
「制圧された後、特定の人物の名前をあげて『〇〇を知らんか』『〇〇どこおんねん』みたいな。本当に知らないので、『知りません』と言っても『連絡取ってるんちゃうんか!』と」 「この時点で僕は首根っこをつかまれていたので、振り払おうと暴れたら『おとなしくせえや!』と一人の警察官から言われて、抵抗できないほどの力で階段付近の壁に押しつけられ、僕はそのまま押し倒される形で尻もちをついたんです」 その時に問題の暴行があったとAさん側は主張します。 「僕の右斜め前あたりにいた警察官が、右の眉あたりを目がけて3回くらいひざ蹴りを入れてきたんです。その少し後くらいのタイミングでは別の警察官が顔を1、2回殴ってきて、唇が切れて出血もしました」 Aさんの体感では、ここまでで20分ほどが経っていたということです。 「ようやく指揮官みたいな人が『こういう理由で家宅捜索するから』と、そこで初めて紙を見せられました。令状を説明した時にやっと押さえられていたのが解放されました」 Aさんの説明では、警察が家に入ってきてから令状を提示されるまで約20分かかっていたことになります。
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