ぽたた +α
ペンギンです。
洗濯物を外に干すのが怖い時期ってありませんか?
僕は潔癖でも何でもありませんし、むしろ不潔な方だと思います(汚れ穢れに対する頓着がないという意味で)。
ですが、せっかく洗った洗濯物が雨に濡れておじゃんになることに関する恐れは、常人以上かもしれません。
雨水が汚いかどうかは正直よくわからないので、汚くなってしまうことを恐れているわけではありません。
そうではなく、「せっかくコストを掛けたのに」「計画外の事態で」「機敏に反応できず」「おじゃんになったっぽい」というのが、イヤでいやで嫌で厭で仕方がないのです。
明らかに雨が降っている時には、浴室乾燥で干せば良いので心配ありません。
しかし、雨が降っていなくて、一応天気予報を見て、「くもり 降水確率40%」みたいな日が、本当に一番いやだ。
40%って、すごい絶妙に降りそうで降らなさそうで、どっちにも揺蕩う余地を残した最悪の降水確率だと思います。これが50%とか60%だったらもう最初から浴室乾燥にしちゃうし、20%とか30%だったらまあいけるかっていう軽やかな気持ちで外に干せるのに。40%って。
そしてなんか今の時期って、この「くもり 降水確率40%」がやたら多い気がします。
だから僕は、この時期に洗濯物を外に干すのがたまらなく嫌なのです。
40%の日に、とりあえず今は降っていないからという理由で洗濯物を外に干しても、気になって気になって仕方がありません。
他のことをしながら、ちらっちらっとずっと窓の外を見て、「いま雨降ったかも!?」って思ってダッと窓に駆け寄って、でも降ってなかったり。
ポツッっていう音がして「これは雨音だ!」と思ってまた駆け寄っても降ってなかったり。
しばらくして、ふと庭を見たら、庭の植木のまわりに黒いポツポツがあって、「これは雨粒だ!」と思ってダッと庭に駆け寄って見てみたら、植木を食ってすくすく育つ芋虫のうんちだったり(これもこれで嫌だが)。
こんな感じでしばらく神経が雨の気配に支配されていて、全然他のことができない。
そうしているうちにだんだんと神経がマヒしてきて、雨のことを忘れている昼過ぎになって気づいたらしとしと(こういう時に限って音のない雨なんだ)と雨が降っていて絶望します。
いつもいつもいつもいつも、雨のことを忘れた次の瞬間に静か~~に降り始めている。
今日こそは絶対に雨を見逃したくない。
そんなに張りつめているなら最初から浴室乾燥すれば良いのに、という心の声をかき消しながら、耳を窓の外にそばだてながらちまちま少ない水量で皿洗いをしていました(水量が多いと流水音で雨音が掻き消えるので)。
すると「ぴちょんぴちょん」と滴る音が。
これはデカい。
「ぴちょん」は降り始めの音なので、ここで雨音を捉えたのならばほとんど雨に濡れていない状態で洗濯物を避難させることができる!
洗剤で泡だらけの手を急いですすぎます。そうしているうちに「ぴちょん」が「ぽたた」くらいに進化してきました。急がなければ。
すすぎ終わった手を、着ている服の端で拭いて(こういうのは気にならないの何なんだ)、急いでベランダに突撃。
しかし、なんと雨は降っていません。
なんで?もしかして本当に「ぴちょん」で済んだ、雨にも満たない現象だったのか?
あまりにも神経が張り詰めすぎていて、ほんの少しの雨音で過敏に反応したのかもしれない。
まあそれでも、これからもっと降るかもしれないからとりあえず取り込むだけ取り込んでおこう。
バタバタと洗濯物を屋内に避難させて、一息ついたところで、
「ぽたた」
まだ聞こえていた雨音に気づきます。
やはり、雨は降っていたのだな。取り込んでおいて正解だった。
ほっと息をなでおろしたところで、ふとエアコンの方を見遣ると、エアコンの通気口から「ぽたた」「ぽたた」と水がしたたり落ちていました。
ああ。
この音は、雨音じゃなくて、エアコンの結露水だったのか。
エアコンのふもとにあるwi-fiのルータが、しっかりめに水没していました。
もう、今日はおしまいだ。
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