「#スパイ防止法」を巡る感情論を超え、民主主義と自由を守る議論を始めます。
「スパイ防止法」を巡る議論が、かつてないほどの熱を帯びています。しかし、この熱量の高さが、必ずしも建設的な議論に繋がっているとは言えません。むしろ、感情的な言葉が飛び交い、国民の間に、あるいは外国人との間に、不要の分断を生み出しかねない状況を、私は深く憂慮しています。
国家とは「ここに住みたい」という人々の願いを叶えるための装置です。その装置が、一時の「空気」や選挙目当ての思惑によって歪められ、国民の自由や人権を脅かすようなことがあっては、本末転倒です。この法制に関する議論は、私たちが「空気に流される政治」から脱却し、成熟した民主主義を実践できるか否かの試金石とも言えます。
この認識に立ち、私が事務局長を務めるワーキングチームは、この極めて繊細な課題に対し、次の三本の柱に基づく議論を、本日から本格化させました。
・国民の自由と人権の擁護
・国家の存立と主権の防衛
・ #インテリジェンス の最前線で働く同胞の保護
◼︎ 紋切り型の議論との決別
目的は、情報の保全そのものではありません。情報の保全はあくまで手段です。真の目的は、敵対勢力の不透明な活動から民主主義を防衛し、我が国の自由な意思決定を堅持し、そして我が国の産業や技術の健全な育成を支える、実効的な枠組みを構築することにあります。
自由民主党、日本維新の会、参政党、日本保守党の一部の方々も「スパイ防止法」という言葉のもとで議論されていると承知していますが、これまでの議論は、ややもすれば「情報の保全」という一面に偏りがちでした。しかし、特定秘密保護法やセキュリティクリアランス制度が整った今、私たちは既存の法制度で何が可能で、どこに限界があるのかを冷静に見極めねばなりません。そして、「立法の根拠や事例を持ち寄り、必要性から真摯に議論する」という姿勢を共通の出発点としたいと考えております。
◼︎ 新しい政治を、ここから。
この重要な課題は、特定の党派の専売特許ではありません。先に述べた各党のみならず、立憲民主党、公明党、れいわ新選組、日本共産党、社会民主党の皆様とも、「この国の民主主義をいかに守り育てるか」という大局において、必ず共有できる点があると信じています。
私たちは今、「ネオ55年体制」とも呼ばれる旧来の政治構造を打破できるかの分水嶺に立っています。この議論を機に、不毛なイデオロギー対立を乗り越え、真に国民のための、新しい政治を生み出そうではありませんか。
一年生議員である私に事務局長という大役を任せてくださった皆様のご期待に応えるべく、そして何よりも、民主主義と国民の自由や人権を守るため、「偏らない政治、現実的な政治、正直な政治」を実践して参ります。
時事通信 「スパイ防止法」論議に着手 国民民主
jiji.com/jc/article?k=2
#橋本幹彦 #橋本みきひこ
#国民民主党
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