(cache)上田竜也主演「謎解きはディナーのあとで」幕開け！「オラオラしてない上田くんを見られる」

9月9日、音楽劇「謎解きはディナーのあとで」の初日会見が行われ、演出家の河原雅彦、主演の上田竜也、ももいろクローバーZ・玉井詩織、A.B.C-Z・橋本良亮、凪七瑠海、大澄賢也が登壇しました。

原作は、シリーズ累計500万部を突破、2011年の本屋大賞を受賞した東川篤哉による大ヒット小説「謎解きはディナーのあとで」。毒舌執事とお嬢様刑事が繰り広げる軽快なやり取りと本格的な謎解きが話題となり、2011年にはドラマ化、さらに今年4 月からはテレビアニメも放送中と、世代を超えて愛される国民的人気ミステリーです。本作では河原雅彦の演出のもと、舞台オリジナルストーリーにて音楽劇に仕立てられています。毒舌執事・影山役を上田、お嬢様刑事・宝生麗子役を玉井が務めます。

初日公演を無事に終えた感想について上田は「『ここで笑ってくれるんだ』とか、稽古のときとは違ったお客さんの反応が新鮮でした。ちょっと気が早いですが、初日が明けてしまったら終わりまですぐだなっていう、ちょっと寂しい気分もあります」とコメント。また、2011年にドラマ化した際は嵐の櫻井翔が影山役を演じましたが、上田は「翔くんに『影山として大切にされていることはありますか？』とお聞きしたところ、『キャラクターを作るということと、毒舌キャラだけど嫌悪感を抱かれないように意識していた』とおっしゃっていたんです。それは自分の中で心に刻みながら稽古をしていました」と、先輩である櫻井からアドバイスをもらったことを明かしました。

また櫻井からは稽古場に差し入れも届いたのだそう。上田は「豪華でおしゃれなサンドウィッチをいただきました」と明かし、「お礼の連絡をしたら、『元祖影山として応援していきます』と言っていただけて、すごくうれしかったですね」と喜びを語りました。

麗子の上司で派手な御曹司警部・風祭京一郎を演じる橋本は、上田との共演について「上田くんとがっつりお仕事をさせていただくのが初めてなんですよ。でも、ずっと隣の稽古場の席でも、めちゃくちゃ落ち着くんです。なんかしゃべるわけでもないんですけど（笑）。パッて隣を見たら、せんべい食べてたり。『上田くん、めちゃめちゃせんべいが大好きなんだな』なんて思ったりして」とにっこり。すると上田は「あなたはアーモンド食べてましたよね」と即座に返し、仲の良い様子を見せました。

ヘルマン執事役を務める大澄は「僕は稽古に入るのがちょっと遅かったんです。皆さんがすごくいい雰囲気で稽古をされていたので、ちょっと焦りがあったんですけど、竜也くんが『SHOCK』のジャージを稽古場で着ていたので“（堂本）光一イズム”を感じで親近感がわきました（笑）。座長としての姿勢も、光一くんと似ているなって。穏やかに淡々と、背中で見せていくみたいな。初日からすごくいい雰囲気で稽古ができました」と、上田への親近感を明かしました。

上田の執事役について聞かれた河原は「良かった！実は上田くんってものすごくきちっとした人というのは、もう浸透していますか（笑）？本当に真面目というか、影山という役をどう演じようかというプロデュース力をちゃんと持ちながらお稽古してくれました」と絶賛。すると上田は「気分がいいです！」と柔らかな笑顔を見せました。

また「ももいろクローバーZのメンバーからの反応は？」と聞かれた玉井は「メンバーもみんな『見に行きたいな』と言ってくれています。普段はいつも変わらないメンバーとお仕事することが多いんですけど、1人でグループを飛び出して新たなチームでモノを作っていくのはすごく刺激ももらえますし、やりがいも感じます。グループとはまた別に仲間ができたみたいで、すごくうれしいです。“第二のももクロ”ができたみたいな気持ちです（笑）」と笑顔を見せました。

さらに玉井は上田について、「稽古初日ぐらいに『腹減ってるやつ、いる〜？』って（笑）。ちょっとまだみんな人見知りしていて会話も多くない稽古場で、『腹減ってるやつ、いる〜？』っておにぎり買ってきてくれたんです」と明かすと、上田は恥ずかしそうに「そんな、（東京リベンジャーズの）マイキーじゃないんだから（笑）」とツッコミを。橋本も「座長だ〜！って思いました。かっこよかったです！」と振り返りました。

また「仕草や歩き方も、完全に執事になっていますね」とレポーターから振られた上田は、「そうですね。普段だったらポッケに手つっこんでいるところです（笑）」と会場の笑いを誘います。続けて「役作りは苦労しましたね。映画、ドラマ、アニメを見たり、バトラーの方に教えていただいたりしました。立ち振舞いを覚えるのが一番大変だったかもしれないですね。これはもう、完全に更生されたということで（笑）」と語りました。

すると橋本も「オラオラしてない上田くんを見られるのは、ここだけですよ！」とアピールを。すかさず上田は「（はっちゃけている橋本も）レアだと思いますよ。クールな佇まいの彼が、ステージであそこまではっちゃけるので、だからこそ面白いんだと思います」とお互いの“レア度”についてアピール。河原も橋本のはっちゃけぶりについて「かっこよくて、芝居ができて、歌と踊りができて、コメディーのセンスがあるって、揃ってる人って実はそんなにいるものじゃない」と絶賛しました。

最後は上田が「謎を解く部分はありますけど、基本的にはすごく笑っていただいて、普段のストレスを発散できるような舞台になっています。現実をちょっと忘れられるようなエンターテインメント性のある舞台になっておりますので、皆さん、ぜひ楽しみにして劇場に足を運んでください！」と語り、会見を締めくくりました。