凡どどラジオ辞典

SAR/さー

学生による反レイシズムネットワーク「レイシズムに対抗する諸学生／Students Against Racism」の略称。「SAR」の呼び方は特に決まっておらず、「エス・エー・アール」「サー」「サール」「サーズ」などと呼ばれる。

2013年6月に、学生レベルの反レイシズムの実践をより活発化させることを目的として、東大の手塚空(→手塚空)の呼びかけによって「UTARF(東大アンチレイシズムフロント／UT Anti-Racism Front)」が結成される。その後、東大以外からのメンバーが増え、その実情に合わせて同年11月、UTARFはSARに発展解消。この際に代表も交代し、現在は早大の田中ユリヤが務めている。

SARは主に関東の学生で構成されており、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、一橋大学、和光大学、獨協大学などの学生が参加。さらに、学部生だけでなく、大学院生や専門学校生のメンバーも存在する。現在はいないが、放送大学のような通信教育で学んでいる学生も参加できる。

SARの活動は主にカウンターやデモへの参加、大学構内における宣伝である。実質的なデビューは、2013年11月10日に足立区竹ノ塚で行われたヘイトデモに関するカウンターである。また、一部のメンバーが自主的に自分の大学にいる学生レイシストを議論によってしばき、レイシストをやめさせた実績もある。一方、学習会や講演会はあまり開かれておらず、議論や知識より行動が先立つ活動となっている。

SARの発足と前後して、関西でも「KARS(関西アンチレイシズム学生フロント／Kansai Anti-Racism Students front)」http://karstudent.tumblr.com/が発足しており、両者は協力関係にある。両者が学生レベルの反レイシズムの機運を盛り上げていくことが期待される。

公式サイト　https://sites.google.com/site/studentsagainstracism2013/
twitter　https://twitter.com/SAR_Students

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