公共の場でのヌードを条例で禁止か、長年の方針を転換 米バーリントン

これまで公共の場で裸でいることが認められていたバーリントンだが、新たな条例により、服を着用せずに歩き回っているところが見つかった場合、数百ドルの支払いを強いられる可能性が出てきた/WPTZ via CNN Newsource

これまで公共の場で裸でいることが認められていたバーリントンだが、新たな条例により、服を着用せずに歩き回っているところが見つかった場合、数百ドルの支払いを強いられる可能性が出てきた/WPTZ via CNN Newsource

バーモント州バーリントン(WPTZ) 米バーモント州バーリントンは先週後半、公共の場でのヌードを正式に禁じる方向で動き出した。ヌードを認めていた従来の驚きの方針が近く転換されるかもしれない。

バーリントンではこれまで公共の場で裸でいることが認められていたが、新たな条例により、服を着用せずに歩き回った場合、数百ドル規模の罰金を科される可能性が出てきた。

この条例は5日の委員会で、全会一致で可決された。施行には市議会本会議での検討が必要となる。

本会議で可決されれば、バーリントンで裸でいるところを見つかった人は100ドル(約1万4700円)、2回目の違反で200ドル、3回目の違反で500ドルの罰金が科されることになる。

ただし、違反者が地域司法センターのプログラムを修了すれば、罰金は取り下げられる可能性もある。

この規則は5歳以下の子どもには適用されない。

条例には、特定のイベントや許可を受けた公演などに対する明確な例外規定も盛り込まれている。

従来の条例では、裸の状態で自宅を出れば、公共の場でヌードでいることが認められていた。ただ、公の場で服を脱ぐことは以前の条例でも禁止されていた。

バーリントンでは長年、通りを裸で歩く人の姿が何度も見られ、特に夏の時期には多かった。

近年では、夏の観光シーズンの営業に悪影響を及ぼすとして、繁華街の店が裸で歩く人への不満を表明。住民からも苦情が寄せられていた。これを受けて市議会が行動を起こし、長年続いてきた条例の改定を検討するに至った。

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