アルバニアに「AI閣僚」誕生、公共入札を監督 汚職対策で

アルバニアに「AI閣僚」誕生、公共入札を監督 汚職対策で
 アルバニアのラマ首相(写真)は11日、公的調達を担当する新閣僚にAI(人工知能)が生成した「ディエラ」を指名した。5月撮影。代表撮影(2025年 ロイター)
[プリシュティナ 11日 ロイター] - アルバニアのラマ首相は11日、公的調達を担当する新閣僚にAI(人工知能)が生成した「ディエラ」を指名した。ディエラはアルバニア語で「太陽」を意味する。
ラマ氏は、ディエラは政府が民間企業とさまざまなプロジェクトで契約する際の全ての公共入札を監督すると説明。「ディエラは物理的に存在しないが、AIによって仮想的に生成された初の閣僚だ。アルバニアを公共入札で完全に腐敗のない国にする手助けをする」と述べた。
アルバニアは長年、汚職の温床となってきた。ある専門家は、同国は世界中で麻薬や武器の密輸で得た資金を洗浄しようとする犯罪組織の拠点で、汚職は権力の座にまで及んでいると指摘する。
このイメージがアルバニアの欧州連合(EU)加盟を複雑化させており、ラマ首相は2030年までの加盟を目指しているが、政治アナリストらは野心的な目標だとみている。
ディエラは今年、アルバニアの伝統衣装を着た女性の姿をしたAI搭載の仮想アシスタントとして導入され、文書やサービスを提供する公式プラットフォーム「e─アルバニア」の利用を支援してきた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab