「金に困っていた」愛大医学部附属病院の助産師が患者や同僚から約23万円盗む【愛媛】
愛媛大学は医学部附属病院に勤務していた女性助産師が患者や同僚から23万円あまりの現金を盗んでいたとして懲戒解雇処分としました。
懲戒解雇となったのは、愛媛大学医学部附属病院に勤務していた50代の女性助産師です。
大学によりますと、女性助産師は、去年12月から今年1月までの間、入院患者1人と同僚の看護師や助産師8人から計およそ現金23万5千円を盗んだということです。
今年1月、同僚の助産師がロッカーに入れていた財布から現金が無くなっていることに気づき事態が発覚。
松山南警察署に被害届を提出したところ、防犯カメラの映像などから女性助産師の犯行が判明したということです。
女性助産師は犯行を認め今年4月末、依願退職しています。
大学の聞き取りに対し、「金に困っていた」と話したということです。
助産師は、盗んだ金は全額弁済したということですが、愛媛大学は被害人数の多さや患者の金を盗んでいることなどから今月10日付けで懲戒解雇処分を決定しました。
愛媛大学医学部附属病院の杉山隆院長は「元職員が在職中にこのような行為を行ったことは誠に遺憾、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。