なぜ日報を書くのか
石黒です。今日は社内向けに書いたメモをnoteにも公開したいと思います。
スタートアップ、日報文化がある会社も多いのかな?と思います。
この『日報』ってのは大変に奥が深く、これだけでいくらでも話せるくらいに日報にまつわるあれこれを見てきました。
組織文化の話、日報の話、業務の可視化の話、義務なの?みたいな話、色々あると思いますが、成長企業においてこの『日報』というものと10年付き合ってきた私からの視点をもとに、社内メモを公開します
※以下、社内メモより転記
LayerXの日報文化
LayerXには「日報文化」があります。Slackの #daily_report チャンネルには450人を超えるメンバーが入っています(2025年9月現在)。
日報はLayerXのミッション「すべての経済活動を、デジタル化する。」を達成するために非常に大切な文化です。『LayerX羅針盤』にもAppendixのところに書かれています
1日の数分、ほんの少しの小さなアクションがTrustful Teamを作ります。日報は透明性や信頼だけではなく、インプットという意味で将来のみんなの資産を作ります。また、入社したばかりのメンバーにとっては自己紹介の場でもあります。
…みたいな難しい話をしたいわけじゃなくてとにかく「日報を、たのしもう!」ということを伝えたくてこれを書いています。
日報は「報告」じゃなく「共有」
日報は「業務報告」ではありません。やったことを報告することは必要かもしれませんが、ひとりひとりのメンバーが「今何をやっているか」を「共有」するためにやっています。
「共有」することで「何をやっているか」「どんなことに時間やマインドシェアが取られているのか」をお互いに知ることが出来ます。
ときに新しいメンバーを助け、変化の最中にいる自身を助けてくれる場所にもなります。
日報は「義務」じゃなく「責任」
日報は「義務」ではありません。義務になったら楽しんで書けません。「ひとこと」が思い浮かばないときは無理して書かなくていい。
一方、私たちの行動指針には「Trustful Team」という行動指針があります。「各自がプロフェッショナルとして」「そのためにも、おたがいを信頼し、透明性のあるコミュニケーションを徹底しよう。」このように書かれています。
Accountabilityを果たす観点を意識して、より上位役職者こそ書いていきましょう。
日報は「書く」じゃなく「読み、突っ込む」
日報は「書く」だけじゃなく、他のメンバーの日報を「読み、突っ込む」ことで学びが生まれます。
LayerXは「他者から学ぶ」素晴らしいカルチャーのある組織です。自身が書いている内容が誰かの学びになる、他者の内容から真摯に学ぶ。
スタンプを付けたり、疑問点には質問をしたり、双方向なActionはより日報の価値を高めます。
日報は「気楽に、でも積み重ねが力になる」
日報は、「今日はとくになし!」でもOK。
進捗がない日や特に書くことがない日、コンディションが不安定なときに無理して毎日完璧に書く必要はありません。気持ちが向かないときは休んで、また再開しましょう。大切なのは“ゼロにしない”こと。
小さな一言の積み重ねが、あとから振り返ると会社の歩みそのものになります。気楽に続けることで、自分にも仲間にも価値ある財産が残っていきます。
参考
数年前のTweet
LayerXとメルカリに共通する文化の一つに“日報”があります。ちょっと違うところもあってLayerXでは #daily_report というチャンネルでCEOもCTOもday1のメンバーもみんな書きます。フォーマットは以下の3つ。多分2分以下で書ける。フォーマットとみんな書く、がすべて
— 石黒 卓弥|Takaya Ishiguro (@takaya_i) April 8, 2021
=
・やった
・やる
・ひとこと
=
日報で大事なことは、
— 石黒 卓弥|Takaya Ishiguro (@takaya_i) April 8, 2021
- 簡単にすること
- 続くようにすること
- 負担にならないこと
そして、とにかく
- みんなが書きたくなるようにすること
1番怖いのは『形骸化』
ではまた!


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