9月5日に静岡県の牧之原市から吉田町にかけては国内最大級の規模と推定される竜巻が発生し、現地調査の結果、瞬間の風速はおよそ75mに達したとみられています。
強風災害などが専門で京都大学防災研究所の西嶋一欽教授は9月6日、牧之原市と吉田町で被害を受けた建物などを確認し、その特徴などを調べました。
静岡 竜巻 建物の窓ガラス割れ一気に風が入り込み 被害拡大か
9月5日、台風15号の影響で、静岡県で発生した竜巻による建物被害について専門家が調べたところ、突風で飛ばされたもので窓ガラスが割れ、建物の中に一気に風が入り込んだことで、屋根や壁が飛ばされて被害が拡大した可能性があることがわかりました。
それによりますと、今回は風で飛ばされた瓦や金属製の屋根、木材などが多く確認され、かなり強い風が吹いていたと推定されるということです。
古い住宅だけでなく比較的新しい建物でも屋根や壁に被害が出ていて、このうち、牧之原市の2階建ての鉄骨造りの建物では、外壁が飛ばされ室内が見える状態になり1階の窓ガラスもほとんど割れていました。
ほかの被害を受けた建物も窓が壊れたものが多く、西嶋教授は、激しい突風により飛んだ物で窓ガラスが割れ、建物の中に一気に風が入り込んだことで屋根や壁が飛ばされて多くの建物が被害を受けたと分析しています。
さらに壊れた建物からも物が飛散して、被害を拡大させた可能性があるとしています。
西嶋教授は今後さらに現地調査を重ねて、被害を受けていない建物の特徴なども調べることにしています。
西嶋教授は「飛散物の衝突による被害がとても多い印象を受けています。ただ、被害が出ていない建物も確認できたので、建物の構造や当時の雨戸の状況なども調べて、被害を防ぐ方法を示したい」と話しています。