サッカーJ1でおととい初めて実現した「中国ダービー」はファジアーノ岡山が勝利した。サンフレッチェ広島が敗れて悔しいが、初挑戦の舞台で旋風を起こしている岡山の果敢なプレーをたたえたい▲エディオンピースウイング広島で観戦後、すぐそばの基町環境護岸を目指す。散り始めの桜の風情とともにサポーター仲間でバーベキューを楽しんだ。ここが100万都市の中心部とは思えぬほどの開放感を味わえる▲本川に向かってなだらかな傾斜の河川敷に芝生が広がる。風渡る川面には水上スポーツを楽しむ人の姿も。「水の都ひろしま」を代表する空間である▲今でこそ当たり前になった河岸でのカフェなどの民間営業は、21年前まで禁じられていた。河川法に風穴をあけたのは広島の市民グループ「カフェテラス倶楽部(くらぶ)」。基町の護岸などで無料のオープンカフェを開いてきた活動はことし30周年を迎えた▲総支配人の山﨑学さんは、風土や風流など「風」が上に来る熟語を「風ことば」と呼ぶ。「人との関わりと時間の経過を感じさせる言葉」らしい。水の都の景観は人が集い、行き交って「風景」となる。私たちももっと川辺に親しまないと、もったいない。