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日本刀の販売 買取のご相談は日本刀専門店銀座⻑州屋
雫透図鐔
無銘 応仁
"Shizuku" drops
"Ounin"
鍔
No.
2252
保存
350,000
円(税込)
室町時代
鉄地丸形点象嵌陰透
縦八三・五㍉
横八三・一㍉
切羽台厚さ二・七㍉
上製落込桐箱入
Muromachi Period
Iron base, round, dot-inlaid, shaded
Height : 83.5 mm
Width : 83.1 mm
Thickness at seppa dai : 2.7 mm
Comes in a high-quality, open-top paulownia wood box
音声解説
00:00 / 00:45
装飾は打ち鍛えただけの鉄地板鐔に円周状に打ち施された真鍮の粒と小透、さらに小透を装うような線象嵌だけ。装飾の進化が突然に起こったとも言えるのが、この応仁(おうにん)鐔だ。即ち、甲冑師や刀匠鐔などのような素朴な仕立ての鐔に、真鍮の点象嵌や線象嵌を加えるとこうなる。カランと乾いたような響音を成す地鉄は、鍛えた鎚の痕跡でいかにも質素。透しの形状は雫を思わせるも、実は謎めいており、現代の鑑賞者を悩ませるところにも魅力がある。
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