長崎大学病院で空調設備が故障 体調不良訴える入院患者も
長崎市にある長崎大学病院で、空調設備の一部が今月5日から故障していて、入院患者の中には暑さのために体調不良を訴えている人が複数出ていることが病院への取材でわかりました。
長崎大学病院によりますと、空調設備が故障したのは今月5日で、病棟・診療棟の冷房のために冷水を作り出す3台ある設備のうち2台が故障しているということです。
病院によりますと、設備の経年劣化が故障の原因とみられるということです。
病院では、残る1台と冷房のために氷を作り出す別の設備を動かして対応していますが、病室などでは通常よりも冷房が効きにくい状態になっているということです。
この設備を使っている建物は14階建てで、およそ650人の患者が入院しており、複数の入院患者が病院側に暑さのために体調不良を起こしたと訴えているということです。
病院では復旧を進めるとともに、病室や廊下に扇風機を置いたり、患者に保冷剤を配ったりして対応していますが、設備が復旧するのは13日になる予定だということです。
設備の故障について、長崎大学病院は「入院患者とご家族にはご不便をおかけして誠に申し訳ございません。復旧を急ぐとともに健康状態の確認を徹底し、迅速に対応します」としています。