もやもやもや
いつもいつも何かに追われているような気分。そのくせ何もできていないから焦燥感は全く消えない。たぶん一生こんなんなんだろうな。
人の救いになることがしたい。その気持ちが芽生えた以上、「やっぱり自分のためだけに生きるだけでいいや」といって諦めるのが情けなくてできない。でも、そう簡単にこの欲求は満たせない。歌も毎日湧き出るほどの才能は無いから、5回に4回はしんどくなって頭を抱える。上手くいかない限り焦燥感は消えない。仕事はそもそも「良い物を作る」「会社を大きくする」「自分や家族のためにお金を稼ぐ」という目的しかないから、それを自覚した途端何もやる気が起きなくなった。毎日毎日、「俺はいったい何をやっているんだろう」という虚無感のもとキーボードを叩くだけである。
更に俺を苦しめるのは、自分の持っている「モノを手放せない」という性格だ。本当にやりたいことに向かって動くのであれば、今すぐにでも仕事をやめてNPO法人にでも就けばいい。でもそれが決断できないのはなぜか。それは、今は給料だけマシに貰っているからである。別に国内トップクラスで良いわけではないけど、一般的に見ればそこそこもらっている身である。もちろん同じ業界でもっと給料が良いところなんていっぱいあるので、転職自体を嫌っているわけではないけど、自分の目的が達成できるような世界って、そもそも営利目的でやっているようなところはほとんどないから、そうなると必然的に給料は下がるのである。それだけが今の仕事を去ることのデメリットなのだ。自分だけが犠牲になるならいいけど、それによって将来の家族が不便を被るのは避けたい。そうなると、やっぱりこの条件は捨てられない。
某転職エージェントのサービスに登録してみたら、案の定面談のお知らせや電話の通知が鳴りやまなくなった。このエージェントの人たちに頼ったら、俺の希望が満たせる提案をしてくれるのだろうか。向こうもプロだからそれなりの対応はしてくれるだろうけど、結局は彼らも「会社のために」あるいは「自分の成果を上げるために」やっているのである。そんな人間たちが、俺の想いを心から汲み取って手助けしてくれるビジョンが見えない。だから一歩踏み出せない。まあ、話を聞くだけならタダだし、まだこの段階ではハードルは低いけれど・・・。
あまり、自分のこの考えに共感してくれる人は少ないし、自分が共感できるなと思える人もほとんどいない。嫁もその例外ではない。数日前に上に書いたようなことを嫁に相談してみたのだけど、俺の期待する反応は返ってこなかった。給料のことになると他人事じゃなくなるせいかあまりいい顔はしなかったし、目的のことを話しても、なんか論理的なよく分からない解釈をされてモヤっとしたまま話が進んでしまう。俺もすっごく我が儘なんだけど、本当は「あなたは優しい人なんだね」とか、「私のことなんて気にしなくていいから、自分がやりたいことをやりなよ」みたいな言葉が欲しかったんだよね・・・。こういう事言ってくれる人っているのかな。俺が嫁に求めすぎているだけなのか、相性が悪いのかよく分からなくなってきた。
一番嫌だったのは、また別の場所で嫁と話しているときのことだった。俺たちはよく陰謀論者の真似をして遊ぶことが多く、そのときも「近い未来、頭にチップを入れる日も来るかもしれないね」という冗談を言い合って盛り上がっていた。もしそんな日が本当に来るなら、どういう目的でやるのだろう、という話に発展し、俺は「本当にやるなら、体調管理とかそういうことに利用するんじゃないかな」と答えた。すると嫁は、「いいじゃん、あなたも人を助けたいならそういう研究したら?」と返してきた。・・・それが、なんか違うなと思った。これ、共感してくれる人いるのかな。俺って、悲しい人とか苦しい人の救いになることがしたくて、それにつながる仕事ができたらいいとは言ったけど、さっきまでネタにしていた・・・なんなら馬鹿にしていた話に対して、いきなり俺が本当にやりたいことと紐づけてきたことにすごく腹が立った。俺自身も馬鹿にされた気分だった。ああ、俺の本心とか想いが、彼女は全く分かっていないんだな・・・と、そういう事を考えてしまい、正直冷めた感情さえ抱いてしまった。もちろんね、彼女のすべてが嫌いだったらすでに事に起こしているけれど、好きなこともあるから、こういうことがあると複雑な気持ちになってしまう。俺がもっと彼女を受け入れられるように努力しなきゃいけないのは当たり前なんだけど、もうすこし彼女のほうからも歩み寄ってほしいな・・・と思う。ほんとに愚痴だけど。
まあ、毎日一緒にいる人と常に分かり合えることなんて無理だろうから、それを期待したらいつまでも不快なままだろう。分かり合えないことが普通である。たぶんどの夫婦も一緒。そうやって割り切って、うまい事付き合っていくのが夫婦円満の秘訣なのだろう。さっきも言ったけど、好きなところもあるのだから、そこにあやかってこの先も一緒に過ごせばよい。
心の整理をするための日記、やっぱりあったほうがいい。色々あって心療内科に通う事すらもやめようと思っているから、代わりにこういうところで思ったことを全部吐き出して、自分の居場所をつくるようにしよう。
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