ラダーの問題は、トレースでほぼ解決します。
何か問題があった場合、最速で解決したいなら、トレース機能を活用すれば良いです。具体的なSTEPは以下の通り
1.事象の把握(自動運転中、ワークが○○POSで停止した)
2.次の駆動アドレスを確認(停止後の処理を確認し、その起動アドレスを確認)
3.トレース設定
(直前の起動トリガや、停止先のセンサーアドレスをロギングトリガとして設定)
4.再現テスト
(同じワーク、同じパラメータ、環境、で動作確認を行う)
5.トレースデータの確認
(なぜ、次の処理が始まらないのか?どの条件成立を待っているのか?)
基本的にはこの5STEPを思考停止で実施すれば、問題は解決できます。
一番よくないのは、このSTEPを頭では理解しつつ、設定や再現テストがめんどくさいからと、今ある情報だけでなんとか解決しようと思うことです。
このパターンは総工数で見ると99%長引きます。
熟練者になればなるほど、このSTEPを理解しています。
若手が「この問題がわかりません・・!」と質問すると、熟練者が「トレースはとったか?」の一言でやり取りが済んでいる光景を何万回と目にしてきました。
最短で問題を解決したいなら、めんどくさがらずにトレースを取りましょう!
#PLC #トラブルシューティング #生産設備