【課題と問題使い分けれてますか?】
部下が、「この設備の課題はモーターが故障していることです」と言ってきました。
「いや、それは課題じゃなくて”問題”だよ。」
モーターが故障しているのは、現場で実際に起きている”現象”、つまり問題。
一方で、課題というのは、その問題を解決するために取り組むべき”やらなければいけないこと”を指します。
たとえば、「モーターの故障を修理する」「故障原因を特定する」「再発防止策を実施する」といった内容が課題にあたる。
この違いを混同すると、対応の優先順位が曖昧になり、現場の混乱や無駄な時間を生む原因になります。
「問題」は現象、「課題」はその解決に向けた行動。
現場でこの区別を明確にすることが、トラブル対応も改善活動もスムーズに進める秘訣です。
特にPLCの現場ではこの違いを意識することが重要なので、混同しないように要注意。
定義
課題: 解決のために「やるべきこと」「取り組むべき作業」や目標。
問題: 現場で実際に起きている「現象」や状態のこと。
具体例(PLC現場の場合)
例1: コンベアが動かない
問題(現象): 搬送コンベアが停止している。
課題(やるべきこと)
・コンベアモーターの異常診断
(過電流や配線の断線チェック)。
・PLCプログラム内の出力不良やタイミングエラーの修正。
例2: 製品が正しい位置で停止しない
問題(現象): 製品が位置決めセンサーの手前で停止する。
課題(やるべきこと)
•センサーの故障診断(配線切れ、センサー感度低下の確認)。
•タイマー設定の見直し(PLC内のタイマー値が適切か確認)。
•エアシリンダーやモーター駆動部のメンテナンス。
例3: 設備が急停止することが多い
問題(現象): 設備が稼働中に頻繁に停止する。
課題(やるべきこと):
・エラーコードを解析して原因を特定(PLCエラー履歴の確認)。
・電源や負荷の安定化(ノイズフィルタの追加、ケーブル配置の見直し)。
・プログラムのエラー処理ロジックの改善(例: 異常時のリトライ処理を追加)。
ポイント
•問題は目の前で「何が起きているのか」を表現するもの。
•課題は、その問題を解決し、再発防止や効率向上のために「何をすべきか」を具体的に示すもの。
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