「考えて決めるということ」PLCソフト設計初心者向け
PLCソフト設計の仕事を一言で表すと、「決めること」です。
設備をどう動かすか、その方法(制御構想)を考え、プログラムとして形にしていく。最終的には、決めた通りに動作する設備を完成させます。その過程では、お客様が求める仕様を満たすだけでなく、コストや納期といった条件もクリアしなければなりません。
簡単に聞こえるかもしれませんが、実はPLCソフト設計は一品物、つまりその設備専用のオーダーメイドプログラムです。例えば、動作スピードを上げたい、でも安全性も確保したい、といった矛盾するような要望が出てくることもあります。また、「この機能は入れてほしいけど、どうやって作ればいいかわからない」というケースも少なくありません。そのたびに、設計者はベストな方法を考え、選んでいかなければならないのです。
初心者の方には、次のような例をイメージしてみてください。
例えば、自動ドアの制御プログラムを作るとしましょう。ドアは人が近づいたら開くけれど、猫や風で開いてしまうのは避けたい。こういった問題に対して、センサーの種類を変えたり、ドアが開く条件を調整したり、何をどうするかを一つひとつ「決めて」いくのが仕事です。
決めるときに迷うことはよくあります。「どっちが良い方法なんだろう?」「この設定でちゃんと動くかな?」と悩むことも多いでしょう。そんなときは、先輩や上司に相談するのも大切です。ただし、最終的にどうするかは自分で決めることが重要です。自分で決めた結果は、成功でも失敗でも確実に自分の経験として身につきます。でも、他人任せにしてしまうと、せっかくのチャンスが自分の成長にはつながりません。
特に失敗は、次に同じような場面に出会ったときに役立ちます。例えば、以前に設定ミスでドアが開きっぱなしになったことがあるなら、その経験が次の設計で「こうすれば大丈夫」という判断力につながります。だから、怖がらずに挑戦してみてください。
最初は不安かもしれません。「このプログラムで本当に大丈夫かな」「失敗して怒られたらどうしよう」と感じることもあるでしょう。でも、失敗を恐れずに手を動かし、経験を積むことで、必ず自分のスキルは上がっていきます。
たとえば、小さな自動機のプログラムを任されたときに、「自分がやります!」と声を上げてみてください。経験を積むことで、次第に「こうすればいいな」とスムーズに考えられるようになります。初心者のうちにたくさんの場面で試行錯誤をしておくことが、後々大きな力になります。
PLCソフト設計において、決める力は設計者としての成長に直結します。小さな成功と失敗を積み重ねながら、一歩ずつ進んでいきましょう!
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