4か月でエタバン相手2人に振られたお話②

ここからは、2人目のエタバン相手のお話です。


その方は、FF14の前のゲームからのお友達で、ツイッターの相互は4桁超えていて、毎日様々な方と交流し、高難易度コンテンツもこなすバイタリティと男気溢れる方でした。


いつも元気だなーコミュ力すごいなーと思いつつ、時折一緒に遊ぶ程度の間柄でした。


ある日のメッセージ。


『おはよう!元気かな?この前の通話のとき、元気なさそうで気になってた…また遊びに行こう!』


この日は、1人目のエタバン相手からエタバン解消依頼の返信が来た数日後。


「えっと、振られそうっていうかエタバン含めて関係解消してって言われてめちゃ凹んでる…詳細は今度通話で…。」


『言いづらい事聞いてごめん…いつでも遊びに行こうぜ!』


後日、泣きながら事情を伝えたあとの返事。


『人には色々な事情があるのだから、そこも含めて受け入れるべき。アイツは無責任。君を泣かせたアイツは許せない。俺がとってもいいのか?』


とってもいい…?奪う方の…?まさかね…?


「とりあえず今日は寝ます」


『うん、おやすみ』


まさか…まさかね…古い友人だもの…『とってもいい』発言には触れずに励まして貰う日々を過ごしました。


『僕は話を聞くことしかできないけど、君のためならいつでも時間を作るよ』


毎日、スクロールしきれないほどのメッセージのやり取りと、ゲームしながらの通話で励まして貰う日々を過ごしました。


「この辛さを昇華できるのは時間だけだよね。」


『時間は確かに必要かもしれない。けど、それを一人で抱える必要はないと思うよ。その…僕なんかで良ければになるけど…。』


「最近あなたの優しさを利用しすぎだと思うから、申し訳ないなと思いつつ甘えています…ごめんね…。」


『一人でいたくないんでしよ?僕がそばにいるよ。しっかり甘えろ!お世話してやるぞ!』


そして迎える『今後あなたとの関係を続けるのは無理です』の日。


こんなに泣いたの人生で初めてかもしれない。


『そんなのおかしいだろ!今まで黙っておいてそれはないだろ!帰ったら通話しよう!!』


「ちょっと今は泣きすぎてて無理」


『わかった。全部僕が受け止めるから。君のタイミングで構わない。何時間でも聞くから。僕がずっと居るから大丈夫だからね!』


画像で詳細を説明。


『この男ぶん殴りたい。自分の保身しか考えてない。許せない。落ち着いて通話したくなったらいつでも言って。』


通話。


「わたし…わたし…(また泣く)」


『よしよし…。泣かなくてもいいんだよ。よく頑張った。』


「(泣きっぱなし)」


『聞いてほしい。君がアイツとエタバンするよりずっと前から、僕は君のことが好きでした。僕とエタバンしてください。』


「え…」


『あぁもう!今日じゃねぇんだよ!でも今しかねぇんだよ!俺は、俺は君の誕生日に君の好きな曲を弾いて!その時に言いたかったんだよ!』


「えっと…あの…」


『やっと、言えた…いま返事しなくて良い。君のペースで良いから。落ち着いて、よく考えてから返事をくれたらいいから。僕はずっと待ってるから。』


「うん…」


『寝れないだろうけどおやすみ。ちゃんと横にはなるんだよ。』


次の日


『おはよう。しんどいだろうから絶対に無理しちゃだめだよ。僕がずっと一緒にいるから。大丈夫だからね。』


「私無理せず仕事するね。ありがとう。」


毎日の愛情深く熱烈な長文に戸惑いつつも、穏やかで優しい時間を過ごしていました。


『最近露骨に距離が近いSS上げててごめんね。』


「そうそう、もう俺のですが。みたいなSSが増えてる理由知りたかったの。」


『そんなつもりじゃなくて…君のことが好きだから、あんなヤツのことさっさと忘れて元気になって欲しかったんだ。力技過ぎたかもしれない。ごめんね。でも感情を押さえ込んであのSSなんだ。』


「そっか。少し回りくどいながらも力強い応援ありがとう。直接言ってくれてもいいんだよ」


その日から毎日、通話が終わるときに直接『好きだよ』と言ってくれるようになりました。返事はまだきちんと返せてなかったけど。 


『アイツと色々あって不安になるのは当然だよ。でも僕は無責任で不誠実なアイツとは違う。よければ、リアルも…となってくれたら嬉しいけど、そうじゃなくても時々リアルでも遊べる友人として一緒に過ごしたい。君と僕は前のゲームからの友人なんだから。』


「そうだね。ありがとう」


『僕は連絡がつかなくなったり、何ヶ月も放置なんてしないから安心してね。』


「うん」


日を追うごとに、少しずつ心が癒やされながら、すこしだけエタバンの返事を確認されながらの日々。


『君の誕生日の夜は、僕に時間をください。』


私の誕生日。


スマートなエスコートで、非公開の素敵なハウスの中で過ごしました。そして私の好きな曲を、アコースティックギターで2曲聞かせてくれました。


『ふんわり聞いてはいたけど…返事、貰ってもいいかな。僕とエタバンして貰えませんか。』


「まだあなたほど熱烈な感情にはなれてない私でよければ、喜んでお受けいたします。」


『嬉しい!ありがとう…ありがとう!これからずっと一緒だよ!』


次の日、『エタバン受けて貰えました!エタバンします!』のツイートには50件近い返信が付いてました。お返事は大変そうでしたが、ひとつひとつ丁寧に返信されてました。


『強引に僕の方に向かせてごめんね。でもそうしないと君とエタバン出来ないと思ったんだ。僕は何年も前から君の事を想っていたのに、ポッと出のアイツが君を傷つけたのがどうしても許せなかった。』


「うん。大事にしてくれてありがとう。でもどうしてエタバンしたかったの?」


『上書きだよ。アイツとの出来事を全て僕との思い出で上書きしたい。楽しい思い出に塗り替えていこうね。』


毎日毎日、通話しながらゲームして、落ちるときには


『今日も楽しかった!一緒に過ごしてくれてありがとう。大好きだよ。』


「ありがとう。私もだよ。」

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