町山智浩氏*1の紹介で知った。町山氏は他にもカーク氏の暴力を許容するさまざまな主張を紹介している。
先ほど射殺されたチャーリー・カークは、民主党のナンシー・ペロシ議員の自宅を襲って夫をハンマーで殴って重傷を負わせたトランプ支持者を早く釈放しろと主張していた。
左派が暴力の被害にあうのは、2022年に襲撃されたペロシ氏だけではない。
射殺事件の読売記事では、初期にコメントをつけたid:bookleader氏が容疑者も不明瞭な段階で「左寄り」の傾向を見いだしているが、すでにid:ndns氏が指摘しているように6月に民主党の州議が殺されたばかり。
[B! アメリカ] 米保守系団体代表チャーリー・カーク氏が銃撃され死亡…「MAGA」代表格、7日には都内で講演
bookleader 左寄りはすぐに人を殺す
ndns 左寄りガーとか言うブコメアホすぎるな。こないだ民主党の地方議員とその配偶者2組がMAGAに襲撃されてうち1組が殺害される事件があったばかりなのに。問題なのはアメリカが銃に容易にアクセスできる環境なことだろうに
中絶反対議員などを容疑者がリストにのせていたことや、逮捕後の報道から考えても、州議の射殺事件は「右寄り」の犯行と考えて間違いないだろう。
また殺されたメリッサ・ホートマン氏は、民主党と共和党が拮抗する下院を議長として調整し、共和党に対する妥協も選ぶような人物だったという。
壊れた民主主義…米ミネソタ州議員殺人事件の「深い闇」を追う(柏木 明子) | 現代ビジネス | 講談社
近年、党派間対立が深まる中でも、ホートマン議長は共和党リーダーらと密接な関係を築き、数々の難局を乗り超え、大きな業績を残してきた。
6月初旬には、予算案の合意ができず、誰もが望まない州政府の一時閉鎖さえ視野に入る中、動いたのが議長だった。ただひとり、9の果実を得るためには1の「妥協」も必要と、共和党とともに賛成票を投じ、法案成立に道を開いたのだ。
ちなみにトランプ氏もさすがに州議の射殺そのものはあってはならない暴力として批判したが、自身も容疑者のリストに入っていた民主党州知事とのコミュニケーションは拒否した。
トランプ氏、ミネソタ銃撃事件で知事への電話拒否 「時間の無駄」 | ロイター
トランプ氏はカナダで開催中の主要7カ国(G7)首脳会議からワシントンに戻る大統領専用機内で記者団に対し、「ミネソタ州知事は完全に頭がおかしいと思う。彼には電話しない。なぜ電話する必要があるのか」と語った。
「(ウォルズ氏は)何も分かっていない。混乱状態だ。親切心を見せて電話することもできたが、なぜ時間を無駄にする必要があるのか」と述べた。
現地紙の報道によると、事件の容疑者が残した標的リストにウォルズ知事の名前も含まれていた。
一方でカーク氏の死には半旗をかかげるよう命令したという。大統領が友人として私的に悼むならまだしも、あくまで民間人にとどまるらしいカーク氏を政府として追悼させる根拠はよくわからなかった*2。
「トランプ氏の盟友」米保守系活動家チャーリー・カーク氏、銃撃され死亡 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News
カーク氏の死を受け、トランプ氏は、14日まで政府施設などで半旗を掲揚するよう命じ、その直後にホワイトハウスの星条旗を降ろした。トランプ氏にとってカーク氏がいかに重要な存在だったかを示す動きだ。
*1:はてなアカウントはid:TomoMachi。
*2:私が報道をきちんと追えていないだけで、カークが国家的な追悼の対象になるべきプロフィールをもっている可能性や、逆に一民間人でも大統領の権限で国家に追悼させる法的根拠や過去の事例はあるのかもしれないが。