求職者の8割以上が仕事を通じてやりがいを求める。「人のためになること、社会に役立つ仕事をしたい」42.4%、「本当にやりたいことを続けていきたい」38.8%
求人に応募した人に、仕事を通じて感じたい「やりがい」や「モチベーション」はあるかきいた(複数回答)。全体では、「人のためになること、社会に役立つ仕事をしたい」が最多で42.4%、次いで「本当にやりたいことを続けていきたい」が38.8%、「より多くのお金を稼いでみたい」が26.1%となった。「特にない」は15.1%で、仕事を通じて何らかの「やりがい」等を感じていきたいと考える割合は8割を超えた。
アンダーマイニング効果
アンダーマイニング効果とは、内発的動機(やりがいや好奇心など)で始めた行為に外発的動機(金銭や評価など)を与えることで、元々あった内発的動機が失われることを指すものです。「過剰正当化効果」とも呼ばれています。
年功序列や終身雇用の問題点
https://www.news-postseven.com/archives/20201229_1623982.html/3社内失業者の存在が、会社を傾かせていることもある。東京某所にある中堅メーカーでは、労働者の味方であるはずの「労働組合」が社内失業者の巣窟と化し、会社の中核を占める中堅や若手社員との対立が激化しているという。
ITスキルをつけるための勉強会とか、若手が管理職社員にパソコンなどの使い方を教える講習会を何度もやってきたんです。社外のスクールに行く場合は、授業料の補助まであった。なのにほとんどのベテランはボーッとしているだけ。早期退職の話が出た時、暇なベテラン達が一斉に労組に入り、社員をクビにするなと運動を始めたんです
彼らが辞めないと、若手の給料は増えない。金にならない彼らが辞めないと新たな人件費を捻出できないため、新たな人材を連れて来られず、会社は痩せ細るばかり
https://gendai.media/articles/-/64758?page=2日本企業は、一部の正社員の雇用を守るために、労働コストが安く、かつ調整の効く非正規労働者を活用してきた。終身雇用と年功序列の賃金制度を組み合わせた日本型雇用が生きながらえてきたのは、非正規労働者の存在があったからだとも言える。
400万人もの社内失業者が存在しており、2025年には500万人近くになる見通し
社内失業者の発生要因を伺うと、「該当社員の能力不足」(75%)が最多でした。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC201ZJ0Q4A221C2000000/デシが行った実験は、雑ぱくにかいつまむと次のようなものだ。まず、実験協力者の学生を二つのグループに分ける。ひとつのグループには、パズルを解くと金銭報酬を与える。別のグループには報酬は与えず、ボランティアでパズルを解いてもらう。さて、どちらのグループの方がパズルが解けただろうか、という実験だ。
結果は、ボランティアでやっていたグループの方が「成果が挙がった」というのだ。ここからデシは内発的動機づけというコンセプトに行き着く。つまり外から報酬を与えられるのでなく、自分の中からうまれるモチベーションによって人は動くという仮説である。
この理屈に基づくと、仕事の成果と報酬を連動させる成果主義は、たいした意味をなさないことになる。「仕事の面白さ」や「自己への期待」がモチベーションを高めると考えるからだ。
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「成果主義が導入された職場の人々は、他の人々に比べて働く意欲が向上する確率がそもそも低い」という事実であった。どうやら成果主義は導入に「特殊な事情」が関わっていることが多い。つまり、何らかの理由で労働意欲が停滞している状況があって、それを打破するために成果主義が導入されたと推察されるのだ。
「実証研究」つまり現実のデータをもとに分析しても、成果主義はそもそも芳しい結果が出ない可能性が高いわけである。「成果主義を採用している組織はパフォーマンスが低い!」という結果が出たとして、実は元々パフォーマンスが低い組織が苦肉の策で成果主義を採用した、という逆因果の可能性があるのだ。