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教育困難校の「英語の授業」で見た悲惨な現実
「教育困難校」には、アルファベットをまともに書けない生徒が相当数存在する。特に、bとd、mとn、qとgなど、似た文字を書き分けられない生徒が多い。また、高校生になっているのに、曜日の英単語すら覚えていない…

プリントを配布する。教科書を買ってはあるが、生徒の能力ではそのまま使える内容はほとんどないし、教科書だけでは生徒の集中力が持たない。毎時間、授業の最初は、生徒の興味を引くようなイラストをたくさん入れた手作りプリントを生徒にやらせている。

全部正しく書けていれば、生徒のノートに貼ってあるポイント表に押印するシステムだ。

押すスタンプも、チューリップやネコ、パンダなど数種類用意してあり、インクの色も複数そろえてある。これらは、「生徒に少しでもやる気を出させたい」と考えたうえの工夫だ。

モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
「こら~!教室に入れ!」「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きは…

「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きはがそうとする

教室内の生徒たちの間にも休み時間と同じ光景が広がっている。一人の生徒の席の前に数名が集まって、にぎやかにスマホでゲームに興じているグループがいくつもある。教室の後方では数名の男子が、「うけるんだけど~」と言いながら相手の肩をばしばし叩いて、大声で笑っている。その足元では、まぐろのように伸びて一人の男子が爆睡している。

モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
「こら~!教室に入れ!」「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きは…

何とか授業ができるまで持って行くために、教師は非常にエネルギーを使う。生徒を名指しで注意しながら、根気強く席に着かせる努力をする。一度席についた生徒が、またふらっと立ち歩くので、

「教育困難校」では、クラスの全生徒が朝から出席する日は、まず無い。

本来の席に座らず、他人の席に座っている生徒たちをその都度しかりながら、出席確認は少しずつ進められていく。

一番簡単な教科書でも理解できない生徒が多くいる。教科書が使えないのだから、市販の問題集や参考書もそのままでは使えない。

その現実が見えてくると、良心的な教師は生徒の実態に合わせた手作りの教材を用意するようになる。小・中学校で学んだはずだが身についていない基礎知識を学ばせるため、しかも、少しでも飽きずに集中できるように、なおかつ、高校生であるというプライドも傷つけないように気を遣いながら、プリントやスライドづくりにいそしむ。

モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
「こら~!教室に入れ!」「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きは…

どれほど工夫した教材でも生徒たちを長い時間引き付けておくことはできない。授業の最中でも突然立ち歩く生徒はいるし、

教育困難校 - Wikipedia
教育困難校 (きょういくこんなんこう)とは、生徒の授業態度や 学力 の低さ、 非行 や 校内暴力 などの問題行動が原因で教育活動が困難な状態にある学校のことを指す、1980年代に 高等学校 教育を中心に登場した用語である [ 1 ] 。 課題集中校 (かだいしゅうちゅうこう)と呼ばれることもある [ 2 ] 。教育困難校として問題になるのは 高等学校 (高校)が多いが、 小 ・ 中学校 などでも同様の問題が発生している。クラスや学年単位でこういう問題が発生する場合は「 学級崩壊 」と呼ばれる。 教育社会学者 の 古賀正義 によれば、「教育困難校」という語は、 校内暴力 や いじめ などの諸問題が日本の高校において多発するようになった 1980年代 、特に生徒と教師の間の関係の悪化により教育活動が困難な状態に陥った高校のことを指すものとして生まれた [ 3 ] 。概して 学力偏差値 の低い高校である場合が多いため、「底辺高校」という表現を避けてこの言葉が使われるようになった部分もあるという [ 1 ] 。 こうした高校が発生した要因は各種あると見られているが、高校進学率が急激に上昇するとともに、中学校の段階で 業者テスト や校内模試によって生徒の学力の精緻な序列化が図られ、偏差値ランクで下位に位置付けられた高校が就学目的が不明確なまま高校に進学する生徒の受け皿という役割を担うこととなり、学習や生活の指導の上で様々な問題を抱え込むこととなったと指摘されている [ 3 ] 。また、都市部においては、多くの公立高校が近隣に所在することも序列化の要因になっていると指摘される [ 4 ] 。 朝比奈なを によれば、教育困難校の問題の根本は、勉強する気はほとんどなく授業妨害を行う者、学び直しの意欲はあるがコミュニケーションに自信がない者、気力や生気が感じられず自己主張がなく意思疎通が困難な者が混在している点に原因があると主張している [ 5 ] 。また、片親家庭で育った者や 低年齢出産 で生まれた者などが多く、相対的貧困層の生徒が多い点も指摘している [ 6 ] 。 入学に必要な学力が他校と比べてかなり低い学校のことを 底辺校 (ていへんこう)と呼ぶことがある。 朝比奈なを は「偏差値40台前半以下の 普通科 の高校が「教育困難校」に該当すると考える。 商業高校 や 工業高校 等の 専門高校 は、受験偏差値は高くないところが多いが、そこでは専門的技術や資格の取得というわかりやすい目標があり、授業1つとっても、「教育困難校」とはまったく違う風景が広がる学校がほとんどである [ 7 ] 」と述べている。 教育困難校における指導は、学校での教育全般において、 生徒指導 を中心に据えたものとなる。例えば授業においては、学力を向上させる前に「無断欠席・無断遅刻・抜け出しの防止」「静かに授業を受けさせる」など、教科教育に当たらない基礎的な取り組みも求められ、教員が意思統一すべきルールとして頻繁に検討される。 [ 要出典 ] また、通学中のマナー指導、長期休暇中を含む学外での生徒の非行行為の事後対応、停学処分を受けたり無断欠席をする生徒やその保護者への家庭訪問など、授業以外の対応に多くの時間を割かれ、進学校や中堅校よりも、教員が過労や精神的要因で病気に陥りやすく、教員が教育困難校の環境に耐えられず中途退職する実態もある。 [ 要出典 ] 教員に対しては、入学から卒業までの長いスパンで指導する根気が求められるといった側面がある。教員による教育困難校への転勤希望が出されにくく、逆に教育困難校の教員の多くが転勤を希望する傾向がある [ 注 1 ] とされ、教育困難校が、いわゆる 指導力不足教員 や 不祥事 を起こした教員の行き場所となるケース、教員の多くを正規採用ではない常勤・非常勤 講師 が占めるケースなど、人事面において、教育困難校以外の学校と違った対応も見られることがある。 [ 要出典 ] 教育困難校での勤務経験によって能力(生徒指導力など)を高め、将来、教育管理職( 校長 ・ 教頭 )となるケースも見られ、 千葉県立姉崎高等学校 のように、小中学校の基礎学習内容を授業に取り込むことで、教育困難の状況を克服した [ 8 ] 学校もある。 専門学科のみならず、かつては普通科においても 就職 が中心であった。そのため、進路指導においては就職指導のスタイルが基本となる。就職については、 バブル景気 崩壊以降の雇用縮小( 就職氷河期 )の影響により非常に狭き門となっていたが、地域によっては景気が回復してきたこともあり、2005年(平成17年)から2008年(平成20年)頃にかけては多少緩和されていたが、2008年(平成20年)秋の リーマン・ショック 以降は 求人 が激減して、再び厳しい就職難の状況に陥っている。かつての慣行のように、学校と企業との「実績関係」に基づいて、学校推薦さえ得られれば内定を獲得できるという状況は現在では存在していないとの指摘もある [ 9 ] 。 就職先は大半が地元の 中小企業 であるが、派遣労働やフリーターなどの 非正規雇用 や、待遇や労働条件の劣悪な ブラック企業 への就職も増えている。職種では建設業(特に 土木 ・ とび工事 )、 介護関係 ・ 外食関係 の求人が圧倒的に多く、高校生が望む事務や 販売 、 製造 、 鉄道 、 資格や免許の所持が必須となる (主に 電気 ・ 防災 ・ 無線通信 、 調理 、 経理事務 など)職種は、創立から伝統のある専門高校からの応募に限られ、そこに割って入るほどの力のある生徒は教育困難校にはほとんどいないとも言われる [ 10 ] 。それは、企業規模別にみても、 上場企業 をはじめとする大企業には、伝統と実績のある専門高校や普通科でも中堅校以上からの応募に限られ、教育困難校の生徒は排除されているという点でも同様である。また、就職に役立つような資格やスキルもなしに、目的意識もなく未熟かつ曖昧な動機で就職をするケースがあり、職場や仕事、人間関係に対する不満や更には リストラ などで1年以内に中途退職する者が多く [ 11 ] 、そのことも中卒および高卒者の求人縮小に拍車をかけている。最悪の場合、 暴力団 や 似非右翼団体 等の フロント企業 に引っかかり、 反社会的勢力 に巻き込まれることも少なくない。 近年では少子化の影響で上級学校の難易度が緩和される傾向にある。そのため、 大学 ( 短期大学 を含む)、専修学校の専門課程( 専門学校 )への推薦入試、 AO入試 による進学者が増えている。少子化の影響もあり、これまで条件が厳しく件数も限られていた「 指定校推薦 」の対象となる機会も増え、進学を希望する生徒の多くが2学期中に進学先を確保するケースが増えてきた。これは、普通科高校における進路指導では、 1990年代 後半以降の高卒者向け求人の激減やそれに伴う就職難もあり、経済的に余裕のある生徒に対しては進学を勧めているという側面もある。 [ 要出典 ] 2001年(平成13年)に教員定数に関する諸法令が改正されたこと、また同年度をもって 同和対策事業 の終了があっ

生徒の授業態度や学力の低さ、非行や校内暴力などの問題行動が原因で教育活動が困難な状態にある学校のことを指す

教育困難校における指導は、学校での教育全般において、生徒指導を中心に据えたものとなる。例えば授業においては、学力を向上させる前に「無断欠席・無断遅刻・抜け出しの防止」「静かに授業を受けさせる」など、教科教育に当たらない基礎的な取り組みも求められ、教員が意思統一すべきルールとして頻繁に検討される

通学中のマナー指導、長期休暇中を含む学外での生徒の非行行為の事後対応、停学処分を受けたり無断欠席をする生徒やその保護者への家庭訪問など、授業以外の対応に多くの時間を割かれ、

千葉県立姉崎高等学校のように、小中学校の基礎学習内容を授業に取り込むことで、教育困難の状況を克服した[8]学校もある。

就職先は大半が地元の中小企業であるが、派遣労働やフリーターなどの非正規雇用や、待遇や労働条件の劣悪なブラック企業への就職も増えている。職種では建設業(特に土木・とび工事)、介護関係・外食関係の求人が圧倒的に多く、高校生が望む事務や販売、製造、鉄道、資格や免許の所持が必須となる(主に電気・防災・無線通信、調理、経理事務など)職種は、創立から伝統のある専門高校からの応募に限られ、そこに割って入るほどの力のある生徒は教育困難校にはほとんどいないとも言われる

就職に役立つような資格やスキルもなしに、目的意識もなく未熟かつ曖昧な動機で就職をするケースがあり、職場や仕事、人間関係に対する不満や更にはリストラなどで1年以内に中途退職する者が多く[11]、

Fラン大学

財務省VS文科省バトル再び 中学程度の私大授業に財務省「助成の在り方見直しを」求める
定員割れの私立大の中には、小中学生が学ぶ内容の授業が行われているケースがある-。財務省が一部私大の授業内容を問題視し、文部科学省に対し、私学助成の在り方を見直…

定員割れの私立大の中には、小中学生が学ぶ内容の授業が行われているケースがある-。財務省が一部私大の授業内容を問題視し、

資料では、数学の授業は足し算や引き算といった四則演算から始め、英語は現在形と過去形の違いなどを教えていると列挙。いずれも大学が公表しているシラバス(講義内容)から抜粋したとしている。

「営業しか就職先がない」有象無象の私文大学は必要なのか…「高卒は恥ずかしい」という親が目を背けている現実 「スキルのない仕事」を大勢で奪い合っている
どんなに偏差値が低くても、大学には行ったほうがいいのか。学歴研究家の「じゅそうけん」こと伊藤滉一郎さんが、新著『京大思考』(宝島社新書)を出した神戸学院大学の鈴木洋仁准教授に聞いた――。

授業は中学・高校で習ったことの復習から始まり、テストでは基礎的な語句の穴埋めテストや算数の計算問題といった義務教育のおさらいをさせている学校も少なくない

製造や建設などの現場では人手不足が深刻化する一方、文系事務職(ホワイトカラー)は求職者が求人を17万人上回っている現状がある。ここ30年で高卒就職者は7割減ったのに対し、大卒就職者が4割近く増えたことが一因だ。

大学進学率が年々上昇し、「四大卒なんだから当然ホワイトカラーだよね」という共通認識のもとで個々人が就職先を選んだ結果、“人手過多”となる職種が生まれるミスマッチが起きつつあるのだ。

https://president.jp/articles/-/92027?page=2

人の話は黙って聞かないし、本を読まない。授業中は寝るし、ゲームはする

「エッセンシャルワーカー」は人手が足りていないのに、Fランでも四大卒ということで「ホワイトカラーっぽい就職」を志望する人が過剰になっています。市場とミスマッチが起きている現状

https://president.jp/articles/-/92027?page=3

一方で、「Fランク大学擁護論」として、高校の授業内容の復習を大学4年間かけてしているようなFラン大があることによって、国民の知的最低水準が上がっている、という意見もあります。

Fラン大卒「ホワイトカラーもどき」組の“予後”は厳しい。中学時代に後の専門職組と同程度の成績をとっていた人の中にも、Fラン大への進学者は少なくない。彼ら(特に文系)は4年間のモラトリアム期間を謳歌し、何のスキルも持たないまま地元の中小企業の営業職(ウォーターサーバー、不動産が多い。いずれも過酷なノルマを課される)に就くことになる。

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参加日: 2020年12月