日米共同訓練始まる 佐賀駐屯地のオスプレイ 配備後初参加

離島の防衛を想定した大規模な日米共同訓練が11日から始まりました。
陸上自衛隊、佐賀駐屯地の輸送機オスプレイも配備後初めて参加しています。

「レゾリュート・ドラゴン」と呼ばれるこの訓練は、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊などが離島の防衛を想定して九州や沖縄などの各地で行い、およそ1万9000人が参加します。

11日は沖縄県うるま市のアメリカ軍基地、キャンプ・コートニーで開始式が開かれ、陸上自衛隊西部方面隊の鳥海誠司総監は「訓練を通じて抑止力・対処力の強化を図り、防衛の強固な意志を国内外に示すことが必要だ」と述べました。

また、沖縄の海兵隊トップのロジャー・ターナー中将は「戦闘を想定した現実的なシナリオで共に訓練を重ねることは、インド太平洋地域の平和と安全に対するあらゆる脅威に対し、明確かつ信頼できる抑止力を示すものだ」と述べました。

訓練に先立って9日、佐賀駐屯地からはオスプレイ4機が鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に展開しました。

鹿屋航空基地は日米のオスプレイの訓練の拠点で陸上自衛隊の4機のほかアメリカ海兵隊の5機が駐機していて、11日午前中は、駐機しているオスプレイの周辺で複数の隊員が作業をしている様子が確認できました。

鹿屋航空基地に駐機するオスプレイは、九州各地の演習場などへの隊員や物資の輸送訓練に使われます。

また、県内では、目達原駐屯地にアメリカ海兵隊のヘリコプター4機が展開し、日米共同で補給や輸送などの訓練を行う計画です。

目達原駐屯地のアメリカ軍機の訓練での使用は、去年の同じ訓練に続いて2回目で、地元の吉野ヶ里町は安全に訓練を行うよう求めたということです。

こうした中、訓練場所の1つである大分県の日出生台演習場の外では市民団体などが訓練の中止を求める抗議活動を行いました。

演習場のゲート前では、訓練に反対する市民グループのメンバーなどが「軍事力で平和は守れない」などと声をあげ、ゲート前に訪れた九州防衛局の担当者と自衛隊の隊員に対し、訓練の中止やオスプレイの飛行の中止などを求める要請書を読み上げて、手渡していました。

日米共同訓練は今月25日まで続きます。

佐賀のニュース