たろいも!


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作:タロちゃん好き好き親衛隊
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ありがとう




あらすじに一般男子学生と記載しておきながら、ぜんぜん一般男子学生じゃない事に気が付いた。




 

 驚くほど真面目に授業を受けた放課後。良い事をした日は良い日になるに違いないとウキウキしている俺は、純白に染まるノートを閉じて隣の席──マイスウィートエンジェル、タロちゃんへと顔を向けた。

 

「今日はスマホロトムも触らずに寝ないで授業を受けていた。これはタロによる折檻……もとい、教育の賜物じゃないか?」

「わたしの顔ばかり見てましたよね?」

「タロの顔が俺の教材でな……」

「……じゃあカルくんのノート見せて貰えますか?」

「ノートをとり忘れたのか? 感心しないな」

「違います! 何も書いてないのが見えたからです!」

「俺くらい純心だと心のノートが真っ白で──」

「はいはい分かりました」

 

 ズバッといあいぎり。ズバットなのにいあいぎりとは。

 ボケもオチも許さないタロの一撃。その斬新な切り口に俺は思わず舌を巻く。

 タロの対応力が上がっているのならば、さらにその上を行かねば未来の夫としての威厳に関わると言うものだ。

 

 それにしても今日は良い日になりそうな予感がする。俺の鋭い直感が何となく告げていた。

 窓の外を眺めれば見事なまでの晴天が彩りを見せている。うん、良い天気。今日も俺は能天気だ。

 

「それにしても良い天気だな。お天道様も俺の優等生振りを祝福してくれてるぞ」

「教室は海の中だから窓は映像なんだけど」

「あ、幸せの青いウッウが飛んでる。めでたいなぁ」

「……カルくんって本当にポジティブと言うか、マイペースだよね……」

 

 どこか呆れた様子でタロは呟く。ポジティブって言われてもなぁ。アカマツ君に比べたらおこがましいレベルだと思うんだが。

 

 しかしどうした急に。そんなに褒めてもイケメンスマイルくらいしか出ないぞ。

 もしかして俺のイケメンスマイルが見たかったのだろうか。タロの要望とあれば見せざるを得ないな。俺の100万円のスマイル。是非受け取ってくれ。

 

「……いきなり笑顔になってなんですか?」

 

 何も企んで無いのに訝しげな顔で警戒されただけだった。

 

「そう言えば今日ってナンジャモさんの配信日みたいだね。一部の男子が盛り上がってたよ」

「そうなのか?」

「あれ……ファンじゃなかったの?」

「ファンと言うか……居酒屋だな」

「ごめんね、わたしじゃ理解できないかな」

 

 言われてみれば今日は特別配信の日……だった気がする。ぶっちゃけそこまでファンじゃないし、気が向いた時に『お、やってるやってる』って、居酒屋に入る常連客のおっちゃんみたいなノリで見てるだけだ。

 つまり居酒屋なんだ。

 

「配信者ってさ、投げ銭のコメントを読み上げないといけない風潮があってな。面白いなぁって思って病弱な少年を偽装してコメントしてるんだよ」

「そ、そう言うの良くないと思います!」

「ナンジャモの配信のおかげで病気が治って元気になりました──って流れを段階を踏みながら演じてたんだけど、さすがにネタが尽きてきたから、ポケモントレーナーとして旅に出られるくらいに元気になりましたって話題を広げてな」

「ネタが尽きたならコメントしなきゃ良いんじゃないかな」

「そしたら『病弱な男の子がボクの配信で奇跡の復活……なんて動画にしたらバズりそうじゃない!? 良かったらコラボしよーよ!』なんて言われてさ。さすがに病弱だった過去なんて演じ切れる自信ないし、どうしたら良いと思う?」

「コラボを断るだけの話だよね?」

 

 断るのも勿体なく無い? 

 今全国的に有名なインフルエンサーだぞ?

 

 そこで『俺はヤーコンさんの娘さんと結ばれて婿養子になる予定のカルサイトです』なんて自己紹介すれば万々歳。人生のハッピーエンド迎えたようなもんだろ。

 

「でもカルくんって投げ銭してたの?」

「タロにだって課金しちゃうぜ?」

「わたしにしなくて良いかな……」

「最近のゲームって上限まで課金すれば確定でゲット出来るんだろ? タロが確定で貰えるなら全財産投入しちゃうね」

「わ、わたしは景品じゃありません! ……って、そうじゃなくて! なんて言うかその……個人勝手ですけど、そういうお金の使い道はどうかと思います!」

 

 愛くるしいタロがバッテンを描きながら否定している。

 確かに金額によるだろうけど、投げ銭は金をドブを捨てる行為──はさすがに言いすぎだとしても、金持ちの道楽に近い行為なのは間違いない。

 

 でも、それはこのブルーベリー学園にも問題がある。

 

 ブルーベリー学園の生態系は管理を徹底している為か、ポケモン達が生み出す素材やおとしものは実に豊富である。それこそブルレクがてらにテラリウムドームを散策してるだけで、生活できる程のお金を稼げるんじゃないかってくらいに。

 その一方でブルーベリー学園は学内通貨であるBPでのやり取りが強いられている。家庭環境を考慮せずに個々の手腕が問われるのだから、実力主義の在り方としては素晴らしいの一言に尽きるのだが。

 

 余るのだ。現金と換金アイテムが。

 

 どこの誰が考えたか分からないド畜生な暗黙のルールとして、ポケモンバトルの敗者は勝者に賞金を渡さなければならない。泣き叫ぼうとも女子供が相手だろうとも、賞金制度は必須。黙認されている非人道的行為だ。

 学園外ならお金の使い道はあるし、バトルの勝敗で持ち金が増減する学生達ならそこまでの余裕は無いのだろうが、この天才カルサイト君。バトルでほぼ負けないから減らない。

 

 て言うか必要最低限しか戦ってないから関係無い。

 

 つまり、俺の投げ銭は本当に金持ちの道楽なのである。

 

 それに将来は鉱山王だからな!

 そんな端金を貯金する意味も無いだろ!

 

「そんなに気になるなら俺の口座見る? シンオウでもそれなりに稼いでたし結構あるけど」

「う、うーん。さすがに人の口座を見るのは……」

「夫婦の共有財産その2……だろ?」

「本当にそうだったら投げ銭は許さないから。……あ、共有財産で思い出したけど、もう膝枕はしないからね」

 

 俺の唯一無二の太ももが……。

 

 しかしナンジャモの話になると妙に否定的だな。おかげで膝枕も消えてなくなったし。

 もしかしてナンジャモに嫉妬してるのか?

 

 わたしのファンクラブ会長なのにナンジャモさんの配信なんか見るなんて──と言ったところだろうか。

 

「ふふ、愛いやつめ……」

「ど、どうしたの?」

 

 どうしたどころではない。これほど明確なタロの嫉妬する姿を見られるなんて。

 俺の愛は常にタロに向けられている以上、嫉妬する姿など皆無と思っていたのだから感無量である。

 

 しかしそこまでタロからの愛が深まっているとなれば、少しばかり悪戯したくなるのが男の子と言うものだ。

 嫉妬心を煽る絶妙な好機。俺は更なる新天地に向けて第一歩を踏み出す決意を固めた。

 

「投げ銭を無駄と思うかもしれないが良い事もあるんだよ」

「例えば?」

「色んな要望に応えてくれる。いずれは投げ銭でナンジャモをインナー姿にするのが俺の夢なんだ」

「…………」

「そして口上を『あなたの股間をオーバーヒート! 何者なんじゃ? ナンジャモです!』に変えたくてな」

「もうこれから話しかけないで下さい」

 

 踏み出した第一歩。嫉妬心を煽るどころか全力で地雷を踏み抜いてしまったらしい。思春期の男の子なら特段おかしくない欲望の筈なのに一体何を間違えたと言うんだ。

 

「俺に死ねと?」

「いえ、そこまでは言いません。でもカルサイトくんとは絶縁して他人でいようかなと思います」

 

 なんだろう。そこはかとなく絶望的な距離感を感じる。まるで1年生初頭の頃の距離感を。

 

 ユーモアな異性を感じさせる一言。たったそれだけで俺が必死に積み重ねてきた一年が無に帰すだなんて、認められる筈が無い。

 俺は失言を撤回するべく、でんこうせっかで地に伏せて反省の意を見せる。

 

「待って、待ってくれ。冗談なんだよ」

「うるさいですね……」

 

 タロから聞いたことも無いような言葉が飛び出てきたんだが?

 

 酷く無機質な目で見下される。それはちょっと新鮮で嬉しかったが、踵を返して歩き出そうとした為、俺は慌ててタロの御御足へと縋りついた。

 

「本当に冗談なんだって! 信じてくれよ!」

「放して下さい。先生呼びますよ?」

「呼んでも放さないからな! よく聞いてくれ! 俺が心から脱がしたいのはタロだけなんだよ!!」

「き、教室で何を叫んでるんですか!?」

「……分かった。信じてくれないなら俺も心を鬼にして証明する。今からタロを脱がすから!」

「ひっ……」

「安心してくれ。タロだけを辱めない。俺も脱ぐから」

「し、信じるから! カルくんのことを信じるから! 手を放して!」

 

 どうやら俺の必死な懇願と誠意が伝わったようで、何とかタロの誤解を解けた。やはり人はいざと言う時、誠実さと行動力がものを言う。本当に優等生で良かった。

 

 それにしても大きな声を出したせいか、妙に周囲からの視線が突き刺さる。俺もタロも妙に疲れてて床にへたり込んでると言うのに。

 特に見てくるのはクラスメイトの男子共だ。タロを脱がすって言ったからなのだろうか。血走った視線でこちらを見つめていた。

 

 だが貴様らにタロの柔肌を拝む権利などある筈が無い。俺は堂々と中指を突き立てて意志を示す。

 

 きえろ。ぶっとばされんうちにな。

 

 しかしさすがはタロの人気が齎す嫉妬と言うべきか。辺りにいる男子生徒からも同様に中指を突き立てられた。

 

 何度も思う。この学校の道徳はどうなってるんだ。特に俺のクラス。学級崩壊する日も近いんじゃないのか?

 

「こんなの脅迫だよ……」

「俺も脅迫されたし、お揃いだな!」

「もう! たしかにちょっと意地悪だったかもしれないけど、元はと言えばカルくんが悪いんだよ!?」

「ナンジャモを推せば嫉妬してくれるかなって……」

「いくら何でも内容が酷いから。ドン引きです」

「……分かった。俺の生涯で脱がせるのはタロだけって誓うよ」

「そうじゃなくて! そう言うのは女の子に使う言葉じゃないって事です!」

「いや、でも。カキツバタを脱がすのはちょっと」

「相手が男子でも! おかしいから!」

 

 そういうものなのだろうか? 

 じゃあ俺は一体誰を脱がせばいいのだろうか?

 

 女心と秋の空と言う先人のありがたいお言葉があるように、俺には移ろうタロの心模様は把握しきれないようだ。

 いや、一筋縄でいかないからこそ、恋は燃え上がるというもの。聳え立つ高い壁を乗り越えてこそ、俺の愛が本物である証となる。

 

 ならばここは素直に失態を認め、訂正するのが最善だと判断した俺は、深く頭を下げた。

 

「ごめん。俺が悪かった」

「……カルくんが謝ってる……?」

「タロに好かれたい一心で暴走し過ぎた。本当にごめん」

「ど、どうしたの? カルくんらしくないよ?」

「男子三日会わざれば刮目して見よって言うだろ?」

「毎日会ってるけど」

「タロってあぁ言えばこう言うよな……」

「本当に反省してる!? それカルくんの方だからね!?」

 

 してるしてる。本気で。

 タロにだけは嫌われたくないもん。

 

 ──と、そんな時だった。

 

 俺達のクラスルームのスピーカーに、テラリウムドーム全域に伝わる放送が聞こえてくる。

 

『あー、テステス。……ん? 聞こえてる? ……よしよし。皆、活動中のところお邪魔するよ。カルちゃんは今すぐエントランスロビーに来てもらえるかなー?』

 

 無駄にイケボなムカつく声だった。十中八九、胡散臭い校長──シアノ先生だろう。しかし俺には関係無さそうな放送だったので適当に聞き流す。

 なんたって今日はナンジャモのスペシャル生配信の日だからだ。タロと視聴する貴重なチャンス。ひとつのスマホロトムを2人で仲良く共有するなんて、おうちデートならぬ部室デートと称しても過言では無い。

 

『あ、ちなみに本人は気付かないフリをするから説明しておくと、カルちゃんってのは2年のカルサイト君の事だよ。来ないと単位あげないからね。タロちゃんも協力頼んだよー!』

 

 …………。

 

 あのジジイ。職権乱用どころかタロを利用してまで俺の投げ銭タイムを邪魔しやがって。そこまで言うならみせてやるよ。俺の本気の投げ銭(物理)をな。

 当然、銭投げは履修済みだ。ポケモントレーナーだからな。俺のコインは岩盤に突き刺さるぜ?

 

「名指しで呼ばれたね」

「クソジジイ……墓の準備を忘れるなよ……」

「シアノ先生にそんなこと言っちゃいけません!」

「初対面からカツアゲする仲なんだが?」

「ど、どう言う関係なの……?」

 

 普通にポケモントレーナーとして戦ってカツアゲしただけだよ。おまもりこばんまで持たせて。

 

 若気の至りだね。

 

「まぁシアノ先生の事は置いといて」

「エントランスロビーに行かないとですね」

「そうそう。経由しないと部室行けないもんな」

「……シアノ先生に会う為ですよ?」

「え……イチャイチャナンジャモ配信タイムは……?」

「しません。早く行きますよ」

 

 こうして俺はタロに手を引っ張られて強制連行されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 俺は購買部で購入したお菓子とジュースを手にしてエントランスロビーへと向かう。タロに窘められたけどまだイチャイチャナンジャモ配信タイムを諦めていない俺は、確固たる意志で着実に準備へと取り掛かっていた。

 しかし優等生のタロからは逃げられない。俺は散歩を拒否するワンパチの如く地面にしがみついていたが、ズリズリと引き摺られて連れてこられてしまった。

 

 そしたら見えてくる。無駄に存在感の放つ真っ白なスーツを着こなす軽薄な笑みを見せた偉そうなジジイが。校長だから実際に偉いんだが。

 

 クソ! 俺が将来目指したいイケおじオーラを放ってやがる! 無駄にかっこいいのが余計に腹立つな!

 

 すると俺に気が付いたシアノ先生はさらに笑みを深くしてこちらを見つめてきた。

 

「お、指示通り来たねー。感心感心」

「お待たせしてすみません」

「いやいや、タロちゃんも迷惑掛けてごめんねー!」

「本当ですよ。タロにまで迷惑を掛けて。何の用ですか?」

 

 一応、本当に一応、先生ではあるので、タロに怒られないようにとあまり使い慣れない丁寧語で話し掛けておく。

 

 だが俺が呼び出し通りに来たのが余程意外だったのだろうか。シアノ先生の表情から、いつものにやけ顔が珍しく消え去って、驚きの色に染まっていた。

 

 おいおい、ブルーベリー学園が誇る優等生の双璧と呼ばれるうちの一人だぜ?

 先生に呼ばれたら顔を出すなんて当たり前の事だろ。幾ら何でも侮り過ぎだ。

 

「……驚くほど敬語が似合わないなぁ。ほら、鳥肌立ってるよ。もしかして体調でも悪いの?」

「よっしゃ。丁度バトルコートだし殴り合うか。身ぐるみ全部剥いでやるよ」

 

 予想より遥かに酷かった。しばき倒してやる。

 

「シアノ先生にそんな事言っちゃダメです!」

「ははは! 良いんだよタロちゃん! そう言う生意気な感じがカルちゃんらしさだからねー!」

「とっとと話しくたばりやがれくださいませんか?」

「言葉がおかしいよ? ちゃんと言語学の授業に出てない証拠じゃないの?」

 

 ワザとだよ。ついさっき出たばっかりだっての。

 

「ほら、僕達は友達みたいなもんだからさ。タメ口で構わないって。むしろ控えめな君を見てたら医務室へ案内しないといけないからね」

「……あのな、こっちは毎日忙しいんだっての」

「いつも暇そうにしてますよね?」

「タロと蜜月を重ねる時間は全てにおいて優先されるべきだろ?」

「学業が最優先かなぁ……」

 

 俺はタロとの愛を育む為にブルーベリー学園を通っているのだが、タロにとっては二の次のようだった。

 いや二の次で済むのだろうか? 答えを聞くのは怖いので、この疑問は胸の奥底にしまっておくとする。

 

 さすがは難攻不落のアイドルと呼ばれるだけの事はある。更に自身の付加価値を高める為に学業に専念するその姿勢。実に美しかった。

 

 いや逆に考えるべきか? 将来結婚する約束をしている俺の為に自分磨きに専念しているのだと。そう考えると目先の恋愛に目を眩ませている俺なんかよりも、遥か未来を見据えていると言えよう。

 

 さすがタロだ。愛してる。

 

「タロ、完敗だ……」

「何がですか?」

「君の瞳に、乾杯……」

「ふざけてますよね?」

 

 うん、ふざけてるよ。

 

「で、結局何の用なんだよ。見ての通り忙しいんだが」

「どうせナンジャモちゃんの生配信見るだけでしょー? 良いじゃないの」

「なんで知ってるんだよ。ナンジャモガチ恋リスナーか?」

 

 おいおい、いくら何でも引くわ。俺のコメントと名前が投げ銭で読まれまくるからって、嫉妬に狂って邪魔しに来たのかよ。

 あーあ、これだからナンジャモガチ恋勢の拗らせおじさんは困る。よく見てみると、左薬指の指輪もナンジャモへの愛の形だとか言い出しそうな顔してるしな。怖。近寄らんどこ。

 

「冷ややかな目で見てるからなんとなく想像つくし弁明させてもらうけど。この学内のネットワークを構築したのは誰だと思ってるんだい?」

「俺」

「そう、僕だよ」

 

 会話が成り立ってないんだが?

 

「つまり君がネットワークを通じて検索したり書き込んだりする内容は全て記録されているんだよねー」

「それを個人レベルでチェックまでするのは流石にどうかと思うが」

「わたしもそれはどうかと思います……」

「有害サイトかどうかだけ確認するだけだし、人のプライバシーにまで突っ込むつもりはないから安心してよ。それに学外のインターネットに繋ぐ場合には事前にそう言った警告も出てるし、学園からの閲覧を気にしないで好き放題してるのはカルちゃんくらいだよ」

「見られて困る事はしてないからな」

「あなたは18歳以上ですか、の質問に対し──」

「分かった。オーケー。二度とそれを話題にするな。その代わり大人しく話を聞こうじゃないか」

 

 平然と禁断のカードを切られてしまっては俺とて両手を挙げて無条件降伏せざるを得ない。

 別に知られたり話されたりする事を1ミリも脅威に感じないが、タロに知られるとなれば話は別だ。余りにも危険過ぎる。

 

「……カルくん、何を見てるの?」

「ホラー映画だ」

「そうだね、タロちゃんに知られたらホラーだからね」

「少し黙れ」

「ねえ、何見てるの?」

「そうだな……気になるなら一緒に見るか?」

「見るわけないじゃないですか!?」

「見る前から興奮してどうした?」

「……もう良いです!」

 

 危ない。なんとか誤魔化す事に成功したな。一縷の望みを何とか手繰り寄せる事が出来た。

 俺の口から答えなきゃ後は何とでも言い様はある。なんだったらタロが一人で勘違いしたと煽り倒す事さえ可能だろう。

 

 顔を真っ赤にして声を張り上げるタロを宥めながら、俺は心の中で安堵していた。吹き出てきた冷や汗を拭い、シアノ先生へと向き直る。

 

「まぁ、そんな難しい話じゃないんだ。生徒の代表として話を聞きたくてねー!」

「さすがシアノ先生。俺が代表だなんて分かってるな」

「でしょー?」

「そうかなぁ……」

 

 ブルーベリー学園の校長なだけあって、人を見る目は間違いないようだ。俺やアカマツ君もシアノ先生にスカウトされて入学をした経緯もある。その経歴だけで卓越した慧眼である事は明白。

 つまり俺が生徒代表である事は疑いようもないだろう。

 

 だがタロの眼差しが疑惑に満ちているのは何故なのか。

 

「どうもこの学園の傾向と言うか、姉妹校のアカデミーでも同じ事なんだけど。生徒達のバトル学以外の授業への意欲をどうしたら高められるかなーって」

「……待て、なんで俺に聞くんだよ。代表関係無いだろ」

「一番サボる人に聞いた方が手っ取り早いでしょ」

「は? 俺よりもカキツバタだろ?」

「うーん。どっちもどっちだと思うけど……じゃあ確認するけど、歴史学の担当先生は誰かな?」

「ユージ君」

「誰だいそれは」

「わたし達の! クラスメイトです!」

 

 そうだったか? 

 ……いや記憶に無いな。タロの勘違いだろ。

 

「真面目な話さ、バトル学を除いて学園全体の成績が低下傾向にあるんだよね。校長としては何とか対策したいんだけど……理由ってなんだと思う?」

「ポケモンバトルに大きく影響しないから」

「やっぱりそこだよねー」

「そりゃそうだろ。ここの学生達はポケモントレーナーを目指してるのが大半だし、やる気が無いのも当然だろ。見ろよ、カキツバタとアカマツ君を。あいつらが学園屈指のポケモントレーナーだぞ。そりゃあやる気も無くなるだろ」

「わたしやネリネさんもいるんだけどなぁ……」

 

 そりゃ四天王の全員がタロやネリネなら生徒達の向上心も煽れるんだろうけど。

 

 どの道、最強がカキツバタじゃなぁ……。

 

 想定内の解答だったとは言え、シアノ先生にとっては頭を抱える大きな悩みのようで、顔に手を当てて深く溜め息を吐いている。

 

「将来の選択肢を増やす意味でもさ、勉学に力を入れて貰いたくて努力はしてるんだよ。この前カミツレちゃんを呼んだのもそのお試しでねー。評判も小テストの結果も上々だったけど、金銭の面とスケジュールの都合で毎日呼べる訳じゃないし」

「ポケモントレーナーを諦めた生徒は進路未定で卒業。かっこいいじゃん」

「かっこいい要素は無いし、学園としても良くないよ」

「それぞれが覚悟を決めて選んだ道に指図する権利は無いだろ」

「その選ぶ道を増やす為に言ってるんだけどね?」

 

 クソ、強引に話を終わらせようとしても中々打ち切りにさせてくれねえ。しぶといジジイだ。

 

「ポケモントレーナーだけじゃなくて、ブリーダーやモンスターボールの研究開発、ポケモンの生態調査。歴史を紐解く考古学者。探せば幾らでも道があって、生徒それぞれの適性があるはず。なのにひとつの道しか頭に無いのは勿体無いじゃないの!」

「……確かにそうですね。ポケモンバトルだけで社会が回っていないことを考えれば、わたし達は学生の本分である勉学に励み、将来を見据えるのは大事かもしれません」

「俺ってバカだからよく分かんねえや」

「カルちゃんって成績だけは優秀なのは分かってるから考えるの止めないでよ」

「分かる。十全十美のカルサイト君だよな」

「そこまで言ってないから。むしろ人格面で欠陥しかないし。道徳の授業を増やす予定さえあるんだけどねー?」

 

 だよな。ブルーベリー学園の生徒には道徳が足りないって前々から思っていたんだよ。ようやくシアノ先生も重い腰を上げてくれて何よりだ。

 

 しかし喋る事は適当で人の名前もまともに覚えないシアノ先生が意外と経営方針とか考えたりしてんだな。もっと無責任な人かと思ってたよ。

 

 そんな人はシアノ先生以外で聞いた事も見た事が無いもんな。適当に喋って人の名前を覚えない奴なんて。人としてどうかと思う。

 

「で、どうしたらやる気が出ると思う?」

「タロからのご褒美のなでなでとかかな……」

「タロちゃん、お願いできるかい?」

「やりません! シアノ先生も悪ノリしないで下さい!」

「そうだぞ。俺以外にやったらそいつは停学まで追い込んでやる」

「生徒が減っていくのは困るねー」

 

 困るねーじゃねえんだよ。タロのなでなでを横取りされて困るのはこっちなんだよ。

 

「シアノ先生。俺達はどうしようも無いクソガキなんだよ。ポケモンバトルが強いだの弱いだのだけが人生の価値観で、一回の勝敗で一喜一憂してる程に。だから今の時点で将来の話をされても誰も聞かないって」

「……真面目に話してるの?」

「カ、カルくん……?」

「帰っていい?」

「あぁゴメンゴメン! 続けて欲しいな!」

「タロも後で膝枕の刑な?」

「罰じゃなくてカルくんのご褒美だよね、それ」

 

 人が真面目に話せば二人して目を丸くするし、茶化すとは何事なのか。

 そしてタロは騙せなかった。ちくしょう。

 

「俺達が求めるのは将来を見据えた勉学よりもポケモンバトルが強くなる秘訣。だからジムリーダーを呼べば真面目に授業を聞くんだよ。一般教養がどう言う形でポケモンバトルへの影響を与えるのか、強引にでも紐付ければ何とかなるんじゃないの?」

「ふーむ、なるほど! てっきりフレッシュさが大事なのかと思ったけど……さすが生徒の視線をよく理解してるね! 目から鱗だよ!」

「どうりでシアノ先生はヒンバスに似てるなぁって」

「本当に鱗は出てないからね?」

「目から鱗だなぁ」

「はは、ヒンバス同士仲良くしようよ!」

 

 チクチク言葉を投げてるのに妙に嬉しそうな顔をしながらわざわざ隣に来て肩を組んでくるな。暑苦しいだろ。無駄に良い匂いのする香水なんて付けやがって。俺にそのブランドを教えろ。後でメッセージ送るから頼むぞ?

 

「授業とポケモンバトルを繋げていく方針にすればなんとかなりそうかな。そこが難しいポイントではあるけど……まぁ教えるのは僕じゃないから大丈夫でしょ!」

「適当だなぁ……。大体そんなの俺に聞かなくても、学園でアンケート取れば分かった事でしょ」

「いやいや、客観的に自分自身を理解してる人って少ないんだよねー」

「あーたしかに。ヒンバスである事に気付いていないおっさんとかいるもんな」

「そうそう! 非の打ち所無い天才だと思い込んでる難だらけのバカとかね!」

「…………」

「…………」

「殴り合わないでくださいね」

 

 …………。

 

「……うん。ともかく! 貴重な意見助かったよ! ありがとねー!」

「どういたしまして。別にメッセージだけで良かったと思うけど」

「保護者から君を預かった身として、たまにはこうして顔を合わせておかないと」

「律儀だなぁ。アカマツ君にも会ってんの?」

「彼の活躍は風の噂で聞いているよ」

 

 会ってねえのかよ。まるで違う地方に行ったかのような台詞で遠い目をしてるけど、ほとんどリーグ部にいるからな。なんだったらここから歩いてすぐだぞ。

 だがシアノ先生はそんな事はどうでも良いと言わんばかりに、何かを思い出したように両手を叩いて口を開く。

 

 アカマツ君、可哀想に。

 

「そうだ! 今度アカデミーと林間学校を開催する事になったんだけど、良かったら2人とも参加しないかい?」

「林間学校ですか。参加してみたいですけど……リーグ部の仕事もありますので難しいと思います」

「いつ、どこで、誰が参加するのか聞いてから決める」

「タロちゃんがいなかったら?」

「行かない」

「タロちゃんがいたら?」

「行く」

「重要なのはタロちゃんがいるかどうかじゃないの」

「……不誠実です」

 

 よく分かったな。さすが校長。

 タロもそんな呆れた表情でこっちを見ないでくれ。癖になったらどう責任を取るつもりなんだ。結婚するしかなくなるだろ。

 結婚してください。

 

「でも今度の場所はキタカミの里……つまりゼイユちゃん達の故郷だからさ。仲の良い君なら良いんじゃないかなって思ったんだけど」

「あつまれ、ゴーリキーの里! ってこと?」

「ゼイユちゃんに怒られたばかりなのによく言えるねー」

 

 なんだよ。通話記録すら聞いてんのかよ。そこまで来たら俺のストーカーじゃねえか。なんだかんだ俺の事大好きなんだろ。アカマツ君には会わない癖によぉ!

 

 でも……ゼイユの故郷かぁ。どんな所なんだろうか?

 

「やっぱかくとうタイプが多いの?」

「カルくん?」

「うーん……林間学校の候補先だからねー。タイプならむしタイプの方が多いかな。自然豊かな場所だよ?」

「マッシブーンかぁ……」

「カルくん??」

「聞かなかった事にしてあげるよ」

 

 ネットでしか見た事ないし興味はあるけどなぁ。

 

 でもどうしよう。ふざけて言ってたけど、ゼイユの両親が本当にかくとうポケモンだったら。さすがにフォロー出来る気がしないぞ。

 

 エビワラーとサワムラーを指差して『これがあたしのパパ、ママよ』なんて言われたら『あ、バルキーさんにはお世話になってます』なんて言葉が直ぐに出てくるだろうか不安だ。絶句して突っ込んじゃいそうだし。

 

 晩御飯はきのみなんだろうか。さすがにそれは……。

 

 うん、やっぱ辞退するしかねえな。

 

「悪いけど俺も遠慮しておくよ」

「せっかくなら参加すれば良いじゃないですか」

「タ、タロ……? そんなに俺と離れたいのか……?」

「……離れたいとまでは言ってません」

「だよな。俺達は運命の赤い糸で結ばれている。……そうだ。ちょうど購買部であかいいとを買ってきたんだ。良かったら使わないか?」

「やっぱりキタカミの里で頭を冷やしてきて下さい」

「おいおい、俺の燃え上がる恋心は田舎の河川如きじゃ静まらねえぜ?」

「食堂の冷凍庫って空いてるかなぁ……」

 

 まさかこんな何気無い瞬間にさえ、無関係の食堂のシェフ達の事を案じているとは。タロの優しさは天井知らずと言ったところか。やはり未来のお嫁さんに相応しい。

 

「……うん、まぁ。ゼイユちゃんとスグリ君の他に誰か呼ぼうかなーって思ったんだけど。まだ計画も初期の段階だから行きたくなったら言ってねー」

 

 妙に引き気味のシアノ先生がこの話は終わりだと言わんばかりに打ち切ってくる。カキツバタに並ぶ自由人が何をそんな戸惑っているのか、俺には良く分からなかった。

 

 ゼイユの地元での林間学校は間違いなく面白そうだが、タロが不在の可能性と言う不安要素もある。

 

 それにゼイユも折角の里帰りだしゆっくりしたいだろう。俺と居る時のゼイユって浮かれ過ぎててテンション高めだしな。俺と遊べて喜んでくれるのは嬉しいが、きっとその分疲れも溜まってる筈だ。

 そう思ってセルフ回復マシンに連れて行った事あるけど、殴りかかってきたくらいにテンション上がっちゃってたし。

 

 やっぱり俺って優しいなぁ……。

 

「ちなみにアカデミー側は誰が来るの?」

「それもまだ決まってないんだけど……実はパルデア地方に新しいチャンピオンが生まれたらしくてねー。ベルちゃんに聞かないとだけどその子を誘おうかと思ってるんだ」

「ふーん」

 

 ベルちゃんって誰だよ。シアノ先生の妻か?

 妻なんだろうな。ベルちゃんとやらは妻ってことにしとくか。

 

「類稀な才能の持ち主らしいよー? 本気のカルちゃんでも負けるかもね」

「俺の将来は鉱山王って決まってるからそんな下らない勝敗に興味無いね」

「決まってませんからね!?」

 

 タロの旦那となって鉱山王を継ぐ──即ち人生の勝者。ポケモンバトルの一つの勝利なんて、俺の未来設計に比べたらなんで小さな事か。

 

 ふはは、楽しみだなぁ……。初夜。

 

「鼻の下伸びてるけど、どうしたの?」

「だって初夜だぜ?」

「いや意味わからないけどね?」

「セクハラです……セクハラ……」

「タロ、さすがに痛いから足を蹴らないで欲しい」

 

 ゼイユに比べたら可愛いと表現できる威力だけど、いかさまダイスばりの連続攻撃はちょっと辛い。

 

「仲違いしないようにね?」

「これだから拗らせおじさんは……仲睦まじい2人の姿を直視出来ないのか?」

「僕は結婚してるから。むしろタロちゃんと付き合えない世界線の君の方が心配だよ。間違いなく拗らせるでしょ?」

「そんな世界は俺が滅ぼすから安心してくれ」

「うん、僕も頑張って恋路を応援するよ」

「そう思うなら! 少しは真面目になってくれても良いと思います!」

 

 そうだよな。片思いを拗らせてブルーベリー学園からラスボス誕生なんて笑えねえもんな。でもタロと付き合えない世界線なんてもっと笑えねえよ?

 だから俺は明日から真面目になる。明日の俺、よろしくな。二度とふざけるんじゃねえぞ?

 

「……君をシンオウで見かけた時は原石を見つけたと思ったのにねー」

「……カルくんってスカウト組だったんですか?」

「あれー、タロちゃん知らなかったのー?」

「カルくんって自分の事を話したがりませんので……」

「人は秘密が多ければ多いほど魅力的になるものだろ」

「カルちゃんの……?」

「魅力……?」

 

 俺の魅力はどうやら本能に語り掛けるフェロモンのような役割を持っているようで、言語化するには最高位の研究者が集まらなければ不可能な高次元の代物らしい。

 知らんけど。

 

 しかし二人で口を揃えるとは。タロと心を通わせてるシアノ先生の存在を許せるほど、俺はお人好しでは無い。ナンジャモに飽き足らずタロにまで手を出すとはまさに悪魔の所業。

 絶対に新聞部へ垂れ込んでやる。覚悟しろ。

 

「僕も若い頃は天才って言われてたけど、当時のカルちゃんを見た時は才気煥発の麒麟児とはこういうものかと、本気で思ったよ」

「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」

「その結果がこれだから僕の目も腐ってきたのかな。……でもタロちゃんに会ってから本当に変わったよねー」

「わたしがカルくんを壊しちゃったの……?」

 

 なぁタロ。壊したってなんだよ。俺が壊れかけのおもちゃかなんかに見えるのかよ。

 愛に目覚めて新たなステージへと進んだだけだぞ。つまりタロのおかげで生まれ変わったんだ。

 

「今と違って人生ってつまんねえなぁみたいな顔してスカしてたからねー。年相応の良い傾向ではあるけど」

「人生に彩りを与えてくれた、一輪の花……そう。タロ、君のおかげさ……」

 

 そう言って俺は隣にいるタロの肩を抱き寄せる──その予定だったが、どうやらタロはかげぶんしんの使い手らしい。見事に躱される。

 ハイタッチをしようとして手を上げたけど、誰も自分とはしようとしてなかった──そんな羞恥心に似た屈辱に晒された俺の片腕は、渋々シアノ先生と肩を組む事にした。

 

「あはは、一輪の花を枯れないようにしなよー?」

「枯れてるのはシアノ先生だろ」

「いやいや! まだまだ現役だよ!」

 

 止めろ。年寄りの性事情なんて聞かせるな。

 

「ともあれ、今のカルちゃんの方がよっぽどか生き生きとしてるよ。僕の学園に入ってから明るくなったし、楽しそうで何よりだね!」

 

 シンオウ地方からの顔見知りだからか本当に俺の身を案じてくれているのだろう。心から嬉しそうな笑みを浮かべるシアノ先生。

 

 ……まぁ正直なところ、頭が上がらないのは言うまでもない。こうしてブルーベリー学園に在籍してるのもシアノ先生の勧誘があってからこそ。

 つまり、タロと出会う機会を作ってくれた恩師であると言える。

 

「……ま、恩義もあるし、林間学校でどうしても人手が足りないなら手伝うから」

「あはは! 僕に感謝してるの? ならありがとうって言った方が伝わるよー?」

「伝わってるから良いんだよ」

 

 少し真面目に気を使ったら変な空気になったから、俺は踵を返してリーグ部へと向かう事にする。

 タロ、ニヤニヤしてこっちを見るな。ほっぺたぷにぷにするぞ。

 

「ほっぺたぷにぷにしないでください!」

 

 無意識にしてたわ。

 

 しかし無駄に時間を食ったな。ナンジャモの配信は……もう佳境を過ぎて締めの段階だろうか。手に持ってるお菓子とジュースをどうするかなぁって考えながら、俺はポツリと呟いた。

 

「タロと会わせてくれてありがとなー」

「どういたしましてー」

「……そこはブルーベリー学園じゃなくてわたしなの?」

「当たり前だろ。その為に通ってるんだし」

「……もう!」

 

 少しだけ照れた様子で頬を膨らますタロが俺の横へと駆け寄ってくる。

 シアノ先生の顔を見ずとも、嬉しそうに笑みを浮かべていたのは、何となく想像出来たのだった。

 





登場人物紹介

・カルサイト
シンオウ地方にいた頃は優秀なポケモントレーナーであり、知名度もそこそこ。更にポケモンバトルにも積極的だった模様。クソスカしたクソ生意気なクソガキだった。
尚、ブルーベリー学園はイッシュ地方であり、カルサイトの過去を知る人物はいない為、ケンタロス以上の印象を抱く者はいない。
タロに狂わされた被害者(?)である。

・シアノ
ブルーベリー学園の創設者にして校長。何でもこなせる超人の部類だが、本人のファンキーな性格が全てを台無しにしている。全国を行脚する中で優秀な人材をブルーベリー学園に招いている。
特にカルサイトは腕試しのつもりだったとは言え、ポケモンバトルで敗北を喫した経緯もあってか気に掛けている。
アカマツをスカウトした理由は、バトルセンスが優秀ながらも入試を通過出来ないと判断した為である。

・タロ
傾国の美少女

・ゼイユ
あつまれ、ゴーリキーの里!
好評発売中!
7/18 



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